執筆者:水口貴博

履歴書を上手に作成する30のポイント

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なぜ履歴書には、結婚や扶養家族に関する項目があるのか。

なぜ履歴書には、結婚や扶養家族に関する項目があるのか。 | 履歴書を上手に作成する30のポイント

履歴書を眺めていると、意味のわかりにくい項目があります。

「結婚の有無」「扶養家族」「扶養義務の有無」などの項目です。

既婚か独身かを記入しなければなりません。

扶養家族の数、扶養の義務など、明確な記入も必要です。

プライベートな部類に入る質問です。

「なぜ、個人的なことまで答えないといけないのか」

「そんなことを、初対面の採用担当者に答えたくない」

セクハラのような質問に不快感を抱く人もいるかもしれません。

もちろん無意味な項目というわけではなく、業務で必要になるため、準備されている項目です。

主に3つの理由があります。

(理由1)
税金の手続きのため

結婚の有無の確認は、採用後、配偶者控除など税金の手続きのために必要です。

配偶者控除は、法律に関係するため、きちんとした確認をしなければいけません。

(理由2)
待遇のため

既婚者に「扶養手当」「家族手当」などを支給する会社もあります。

扶養する人の数に応じて、手当の支給額が増える場合があります。

(理由3)
配置・配属の参考にするため

採用後、本人の負担を考え、配置・配属の参考にすることがあります。

扱い方は、企業によって異なります。

配偶者がいると、税金の金額や待遇が変わるため、結婚の有無の確認が必要です。

面接で結婚や家族構成について質問されるのも、同じ意図があると考えていいでしょう。

隠したところで、源泉徴収の手続きで、結局は会社に報告しなければなりません。

もしきちんと意図を確認したければ、面接で理由を尋ねることもできます。

言葉に角が立たないよう、丁寧に尋ねれば、事情を答えてくれるはずです。

履歴書を上手に作成するポイント(21)
  • 「結婚の有無」「扶養家族」などの項目は、正しく記入する。
写真館を選ぶなら、少しでも評判のいいところ。

履歴書を上手に作成する30のポイント

  1. まず手をきれいに洗おう。
    履歴書の作成が気持ちよく始められる。
  2. 締め切りがあるか、必ず確認。
  3. 応募の締め切りを過ぎた企業は、諦めるしかないのか。
  4. 最初に手本を見てから書き始めたほうが、きれいに仕上がりやすい。
  5. 履歴書は、自分の分身。
  6. 履歴書を作成するうえで、まず一番大切なこととは。
  7. 書きたいところから書けばいい。
  8. 集中力は、たった1回の電話やメールで、簡単に失われる。
  9. 心を込めて書いた履歴書は、読む人の心を動かす。
  10. 誤字脱字はなくても、字のずれが目立つなら、書き直したほうが賢明。
  11. 適度な余白は、自信を表す。
  12. 太字と細字が混在する履歴書は、許されるのか。
  13. 書くことがないとき、どうするか。
  14. 履歴書を書くことも、希少な経験の1つ。
  15. 全部書こうとするのは「読まないでください」と言っているようなもの。
  16. 箇条書きや見出しのルールは、統一させる。
  17. 力強いエピソードでも、印象が悪くなる内容なら、表現には要注意。
  18. 履歴書の作成途中で、別のペンに取り換えない。
  19. 資格学校は、学歴や職歴になるのか。
  20. 伝えたいことが、伝わることになっているか。
  21. なぜ履歴書には、結婚や扶養家族に関する項目があるのか。
  22. 写真館を選ぶなら、少しでも評判のいいところ。
  23. スピード写真の写りをよくする3つの工夫。
  24. 写真の切り方は、その人の性格が表れやすい部分。
  25. 本人希望欄には、率直な希望を露骨に書かない。
  26. 履歴書は、1回しか読まれないと思ったほうがいい。
  27. 複数の応募書類で、うっかりしやすい日付のミスとは。
  28. あえて送付状を手書きで作成する方法も、時には有効。
  29. 最終確認は、あえて時間をあけるのがポイント。
  30. 履歴書を面接に持参する場合、添え状は必要か。

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