執筆者:水口貴博

エントリーシートで心がける30の書き方

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「何をしたか」より「なぜそれをしたのか」。

「何をしたか」より「なぜそれをしたのか」。 | エントリーシートで心がける30の書き方

「何をしたか」と「なぜそれをしたのか」。

多くの人が見落としがちなのは「なぜそれをしたのか」という視点です。

もちろん「何をしたのか」という実績も重要です。

実績は、責任感や行動力などの能力がある証明になり、応募者を理解する参考の1つになります。

しかし、採用担当者がより強く興味を持つのは「何をしたか」という実績より「なぜそれをしたのか」という理由です。

実績は能力の証明になりますが、人の内面まで表すものではありません。

人の内面を表すのは「なぜそれをしたのか」という動機。

応募者の人間性をより深く理解するためには、やはり動機が重要です。

たとえば「福祉施設でボランティア活動をした」という実績があるとします。

これは「何をしたか」にすぎません。

採用担当者は「なるほど」と思った次の瞬間「なぜそれをしたのか」という理由に興味を持つはずです。

「友人に誘われたから」

「学校の課題だったから」

「社会貢献に興味があったから」

同じボランティア活動でも、それぞれの理由によって、受ける印象がずいぶん違いますね。

偶発的なのか、強制的なのか、自主的なのか。

興味関心があるなら、どの程度の興味関心なのか。

「なぜそれをしたのか」という理由には、人の内面が如実に表れます。

「何をしたか」より「なぜそれをしたのか」という点を重視すれば、自分をうまく表現しやすくなるはずです。

あなたの応募書類には「なぜそれをしたのか」という点が含まれていますか。

エントリーシートで心がける書き方(23)
  • 「何をしたか」より「なぜそれをしたのか」という点を重視する。
証明写真も、職種に応じて使い分けたほうが、選考で有利。

エントリーシートで心がける30の書き方

  1. エントリーシートとは。
  2. エントリーシートの扱いは、履歴書と同様に重視される。
  3. エントリーシートの作成は、意外に時間がかかる。
  4. エントリーシートを書きながら、自己分析をしない。
  5. まず大切なのは、エントリーシートを作成するときの心持ち。
  6. 聞かれたい質問は、エントリーシートに記載して、面接で質問されやすい状況を作る。
  7. 簡潔であることを、恐れない。
  8. 印象的な言葉にするとは、大げさな修飾語を使う意味ではない。
  9. 最初からしっかり仕上げる必要はない。
    最終的にしっかり仕上げればいい。
  10. 取っつきやすい印象は、選ばれやすさにつながる。
  11. エントリーシートは、手書きとパソコンのどちらで作成すべきか。
  12. 小さな字でたくさん書かれた文章は、第一印象が悪くなりやすい。
  13. 数行の文章だから、手間暇を減らすのではない。
    数行の文章だから、手間暇を増やす。
  14. 無地の欄に字を揃えて書くための意外な道具とは。
  15. パソコンで応募書類を作成する際は、フォントに注意。
  16. きれいな字で書こうと思うだけでは、きれいな字は書けない。
  17. 夜に書いたエントリーシートには要注意。
  18. 疲れや眠気を我慢して書いたところで、いい文章は書けないだろう。
  19. 心の状態は、そのまま文章にも表れる。
  20. 適度な休憩は、より良いエントリーシートを作成するコツ。
  21. きれいな文面でも、丸写しをしたとわかる内容では、相手の心を動かせない。
  22. 強烈な2大アイキャッチ効果は「手描きのイラスト」と「カラー」。
  23. 「何をしたか」より「なぜそれをしたのか」。
  24. 証明写真も、職種に応じて使い分けたほうが、選考で有利。
  25. 自己PRも志望動機も、嘘はいけない。
  26. 太字は、油性サインペンより筆ペンのほうが、きれいで上品に見える。
  27. 志望動機をスムーズにするのは、ボールペンによるマーキング。
  28. 応募書類の提出の早さは、意欲や熱意を間接的に伝える。
  29. あなたの書いた文章には、期待させる要素がありますか。
  30. 「以上」の一言を、礼儀正しい印象に変える工夫。

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