執筆者:水口貴博

ゆっくり豊かな暮らしのすすめ

21

いい物品と長い年月を共にして、愛着を根づかせる。

いい物品と長い年月を共にして、愛着を根づかせる。 | ゆっくり豊かな暮らしのすすめ

私が愛用しているペンは、少し高価な物です。

ゼブラ「クリップ・オン・マルチ1000」という多機能ペンです。

黒・赤・青・緑のボールペンにシャープペンシルも加わり、さらに消しゴムまで付いています。

これだけの機能を1本に搭載したペンさえ、市場では珍しいと思います。

少々落としたくらいでは傷つきにくいメタルボディーで、頑丈です。

私は「いい物と長く付き合いたい」という願いから、購入を決意しました。

長く付き合い続ける人とは愛着が湧いて友情が生まれるように、物に対しても長く付き合いたいと思います。

それは性能だけではなく、愛着が生まれるからです。

物質面ではなく、精神面の話です。

愛のあふれる生活がしたい。

長く付き合おうとする心がけは、人だけでなく、物に対しても同じです。

時間が長ければ長いほど、いろいろな思い出を共有できます。

「一緒にいろいろ経験してきたなあ」

「長い付き合いだよなあ。ありがとう」

すると、たとえ物に対してでも愛情が生まれます。

そういう一品に巡り合えただけでも、幸せだと思います。

長く持つためには、その長い年月に耐えうるほどの「丈夫さ」が要求されます。

すると、高価な物になってしまいます。

安い物は安いだけ合って、壊れやすくて機能が乏しいです。

壊れやすいため、頻繁に新しい物を取り換えることになり、お金が余計にかかるばかりか、愛着もわきません。

見栄ではなく、長く付き合う物品を求めるときに持つブランドは、正解です。

高価とはいえ、長く付き合うのが前提ですから、実は安上がりとも言えます。

愛は、人に対してだけでなく、物に対しても持つことです。

それが、物質面だけではなく、精神面も豊かになる生き方なのです。

ゆっくり豊かな暮らしのすすめ(21)
  • いい物を所持して、長く付き合う。
使う頻度や使用時間の長さから考えれば、寝具は最もお金をかけるべき。

ゆっくり豊かな暮らしのすすめ

  1. ゆっくりだからこそ、見えるものがある。
  2. スローライフの真意とは、心を充実させること。
  3. スローとだらだらは、別である。
  4. 早歩きをやめる。
  5. 階段を、1段飛ばしで上がらない。
  6. 1日中、読書を楽しむ日を作る。
  7. 即答は、思わぬ失言を招く。
  8. スローになると、優しい気持ちがよみがえってくる。
  9. 現在は、これまでの過去の「結果」。
    現在は、これからやってくる未来の「原因」。
  10. たくさんの作品を楽しむより、1つの作品を何度も楽しむ。
  11. 世界的にヒットしているシリーズ作品には、大作が多い。
  12. 食事をすればいいと言うわけではない。
    作るところから食事を味わう。
  13. 精神と呼吸は、深いところではつながっている。
  14. 本来、水はおいしい。
  15. 人生のステージに応じて、住む場所を変える。
  16. よく噛んで、よく味わい、健康になる。
  17. 速く働く心は病んでいる。
    ゆっくり働く心は健全である。
    不動の心は神聖である。
  18. 私たちが最終的に目指すべきは「不動の心」。
  19. 電車の窓から、外の景色を楽しむ。
  20. 疲れたから休憩ではなく、疲れる前に休憩する。
  21. いい物品と長い年月を共にして、愛着を根づかせる。
  22. 使う頻度や使用時間の長さから考えれば、寝具は最もお金をかけるべき。
  23. ファストフードやジャンクフードを、食べない。
  24. ゆっくり1つずつ確実に行動することで、ミスが減り速くなる。
  25. 遠くを見ていると、生き方は安定する。
  26. 植物の成長は、時間がかかるからこそいい。
  27. ちびちびと食べれば、長く味を楽しめる。
  28. なぜデパートの地下の食品売り場には、時計がないのか。
  29. 値札を見ないで、買い物をする。
  30. 自然の音こそ、一番のヒーリングミュージック。

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