執筆者:水口貴博

物忘れを防止する30の方法

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頭のよさは、生まれつきではない。

頭のよさは、生まれつきではない。 | 物忘れを防止する30の方法

物覚えがいい人、物覚えの悪い人がいます。

年配者だけに限らず、若い人でも、うっかり忘れる人は、よくします。

そういう人は、そもそも生まれたときから、頭の出来が違うのかと思います。

覚えるまでは時間がかかるのに、忘れるときは一瞬です。

自分が一生懸命に覚えることを、他人はすぐ覚えてしまうことがあります。

自分はあっという間に忘れてしまうことを、他人は忘れずに覚えていることがあります。

「自分はなぜこんなに、物忘れがひどいのだろうか」

他人と比べてしまい、ときおり、自分の頭の悪さを嘆きたくなったことはありませんか。

「物覚えのよさは、生まれつきの性質ではないか」と思いたくなるときがあります。

しかし、そうではありません。

頭の使い方が、少し苦手なだけです。

物覚えがよく「うっかり」が少ない人は、頭を上手に使う人です。

人間の脳は大きく分けて、3つの部分によって構成されています。

「脳幹」「大脳辺縁系」「大脳新皮質」です。

そうした基本構造は、人によって異なると言うことはなく、人であるかぎり、誰もが同じ構造です。

また人間の脳には、1,000億もの神経細胞があります。

その量は、ほとんど個人差はありません。

脳の重さも同じです。

人の脳の重さは、個人差はあれ、およそ1.5キロと言われます。

頭がいい人が重く、頭が悪い人が軽いわけでもありません。

天才と言われる人の脳でも1.5キロ以下の脳はありますし、1.5キロ以上の脳でも、才能に恵まれているわけではありません。

脳の重さは、知能指数には関係ありません。

つまり、もともとある素質は同じですから、頭の出来の問題ではありません。

では、何が違うのかというと「頭の使い方」です。

物覚えがいい人は、覚えやすくなる工夫、思い出しやすい工夫をしています。

結果として、物覚えがよくなり、うっかりとしたミスも少なくなります。

一方、物覚えが悪い人は、特に工夫も努力もせずに、そのまま覚えようとします。

これがいけません。

何も工夫をせずに覚えようとすると、人間はあっという間に忘れます。

自分は頭が悪いと、諦める必要はありません。

頭を変えるのではなく、使い方を磨きましょう。

覚え方や思い出し方を工夫すれば、性別や育ちは関係なく、誰でも物覚えがよくなるのです。

物忘れを防止する方法(1)
  • 頭の使い方を、工夫する。
グループとしてまとめると、覚えやすくなる。

物忘れを防止する30の方法

  1. 頭のよさは、生まれつきではない。
  2. グループとしてまとめると、覚えやすくなる。
  3. 関連づけると、覚えやすくなる。
  4. 人は、7桁以上の数字が苦手。
  5. 読めないと覚えられない。
    読めるから覚えやすくなる。
  6. 語呂合わせで覚える。
  7. 歌で覚えると、忘れない。
  8. 覚える前に、好きになることから始める。
  9. いきなり分厚い本を手にしない。
    薄い本から手をつける。
  10. 言葉の由来を知ると、覚えやすくなる。
  11. 理解をすると覚えやすくなる。
    暗記より理解を優先させる。
  12. 物覚えがいい人は、目的を意識する。
  13. メモ用紙に書いてしまえば、頭で覚える必要はない。
  14. 異なる科目を勉強すれば、気分転換になる。
  15. 場所を変えるだけで、集中力が戻ってくる。
  16. コーヒーを飲めば、脳の働きが活発になる。
  17. 昔話が多いのは、インプットが足りない証拠。
  18. あくびをして問題があるのは、生徒ではなく、先生である。
  19. あくびをすると、頭の回転がよくなる。
  20. わかったふりをしない。
  21. 強いストレスは、脳に悪影響を与える。
  22. 人に説明をすればするほど、頭がよくなる。
  23. 目をつぶると、記憶に残りやすく、思い出しやすくなる。
  24. 書くと、覚えやすくなる。
  25. 第一印象と名前をイメージにして、結びつける。
  26. 教科書の「章」を上手に活用する。
  27. わからないところは、読み飛ばしていい。
  28. 知識が豊富になっている将来の自分を想像する。
  29. 2つ持っていれば、持ち帰り忘れることはない。
  30. 恥ずかしい経験がないと、人間は本当に成長できない。

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