執筆者:水口貴博

段取り力を高める30の方法

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段取りの悪い会議は、会議中に資料を配る。段取りのいい会議は、会議前に資料を配る。

段取りの悪い会議は、会議中に資料を配る。段取りのいい会議は、会議前に資料を配る。 | 段取り力を高める30の方法

会議が活性化するかどうかは、段取りで決まります。

ポイントは「会議で配る資料の渡し方」です。

まず、段取りの悪い会議からお話しします。

段取りの悪い会議では、会議が始まってから、資料を配ります。

会議中に資料を配られると、当然、目を通します。

自然と目が資料のほうに向いてしまい、会議中の話に集中できなくなります。

「質問のある人はいますか」と言われても、まだ資料をきちんと読んでいないのに、質問はできません。

そういう会議ほど、誰も何も言わず静寂な会議になり、何も実りのない会議になります。

さて、続いては活性化する会議の場合です。

段取りのいい人は、会議が始まる前に、必要な資料を先に配ります。

資料を前もって配ると、会議は活性化されます。

先に配ることで、出席する人が事前に資料へ目を通すことができ、会議の内容を予習することができるからです。

疑問に思った内容を整理したり、質問する内容をあらかじめ考えたりする余裕が生まれます。

資料に事前に目を通しておけば、会議で話し合う内容そのものに集中ができます。

大切なことは「資料の内容」ではなく「資料の渡し方」です。

私は、自分が社会経験をしているので、よくわかります。

往々にして私たちは「会議が活性化されないのは資料の内容がわかりにくいからだ」と思います。

資料の内容をもっとわかりやすくするために、図表をたくさん入れてしまいがちです。

しかし、実のところ、大して関係ありません。

「資料の渡し方」のほうが、はるかに重要です。

渡し方を変えるだけで、会議の活性度がまったく変わります。

資料は多少汚くても、資料を事前に渡しておけば、何とか理解してもらえます。

本番の会議では、スムーズに理解が進むでしょう。

段取り力を高める方法(5)
  • 会議前に資料を配る。
わかりやすくするために、図表は本当に必要かを考える。

段取り力を高める30の方法

  1. 豊かな時間は、段取りのよさから生まれる。
  2. うまくいかなかったときは「段取りの悪さ」を見直す機会と考える。
  3. 楽をしたいから、サボるのではない。
    楽をしたいから、段取りを考えるのだ。
  4. 簡単な問題から始めたほうがうまくいく。
  5. 段取りの悪い会議は、会議中に資料を配る。
    段取りのいい会議は、会議前に資料を配る。
  6. わかりやすくするために、図表は本当に必要かを考える。
  7. 誰もしないことをするのが、段取りだ。
  8. 作業は、単発より、連続にする。
  9. 旅の帰りに旅をする。
  10. 段取りの下手な人は、会話を減らす。
    段取りの上手な人は、会話を増やす。
  11. 段取りとは、区切ること。
  12. 遅刻のときは、どんな場所でもきちんと連絡を入れる。
  13. 具を入れる順番を整えないと、おいしいカレーは作れない。
  14. いらない物は捨て、好きなことをすれば、集中力は自然と出る。
  15. 段取り上手には「まとめる力」と「分ける力」がある。
  16. 好きなことを始めにして、嫌いなものは後回しでいい。
  17. 軽いジョークから始めたほうが、提案はうまくいく。
  18. 話をしないのも、段取りだ。
  19. 規模が大きく、複数人で作業をするときは、あらかじめ流れを紙に書いておく。
  20. 「知ろうとする努力」から「知ろうとしない努力」へと転換する。
  21. 段取りとは、一歩先の未来を考えた行動のこと。
  22. 応用とは「基本の組み合わせ」であり「積み重ね」。
  23. 疲れたら、疲れていない部分を使えばいい。
  24. 一番手が、一番大変。
  25. キーマンを見つけて、人脈を開拓する。
  26. 段取りで大切なことは「パーフェクト」ではなく「テンポ」。
  27. 仕事をたくさんすれば、段取りは自然と身につく。
  28. 時系列を記録すると、やる気が出る。
  29. マナーそのものが、素晴らしい段取りである。
  30. 段取りは、トラブルが起こることを前提に考える。

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