執筆者:水口貴博

段取り力を高める30の方法

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一番手が、一番大変。

一番手が、一番大変。 | 段取り力を高める30の方法

開拓者・先駆者になるのは、大変なことです。

前例がまったくないので、参考になることがなく、すべてのやり方を編み出して、実行しなければなりません。

前例がないので失敗のリスクが高く、考えなければいけない課題も山積みです。

しかし、2番手になると、取り組みやすくなります。

前例があるからです。

前回、行った人の仕事の進め方を真似したり、参考にしたりできるようになるからです。

なぜコロンブスが偉人なのかというと、アメリカ大陸を発見したパイオニアだからです。

一番手だから、偉人です。

コロンブスがアメリカ大陸を発見後、次々とヨーロッパから領土開拓のために進出します。

2番手、3番手は、パイオニアの方法を真似すればいいので、失敗するリスクも低く、実現も容易です。

そういう話は、現代でも同じです。

仕事で今までしたこともない作業をするときには、大きなリスクが発生します。

しかし、そんなときこそ、前例を見つけて、参考にすればいい。

前回行った人の内容を調べて、真似をしたり、参考にしたりするなど、仕事術を引き継げば、成功率も高くなります。

企業として会社を興すときにも、前例を探して、参考にすることです。

事業に成功しやすくなります。

前例を探さず、独自路線で進もうという意気込みはわかります。

しかし、それではあまりにリスクが大きいです。

会社の興し方、間違いやすいポイント、考慮することなど、すべてを1から学ばなければならず、時間もお金もかかります。

2番手は、素直に一番手の方法を徹底的に参考にします。

そのうえで、2番手だからこそできるユニークな仕事を付加すればいい。

そういうやり方で進めることで、起業のリスクは低下して、成功もしやすくなります。

成功するためには、素直にパイオニアの仕事を真似することが、大切なのです。

段取り力を高める方法(24)
  • 前例を真似する。
キーマンを見つけて、人脈を開拓する。

段取り力を高める30の方法

  1. 豊かな時間は、段取りのよさから生まれる。
  2. うまくいかなかったときは「段取りの悪さ」を見直す機会と考える。
  3. 楽をしたいから、サボるのではない。
    楽をしたいから、段取りを考えるのだ。
  4. 簡単な問題から始めたほうがうまくいく。
  5. 段取りの悪い会議は、会議中に資料を配る。
    段取りのいい会議は、会議前に資料を配る。
  6. わかりやすくするために、図表は本当に必要かを考える。
  7. 誰もしないことをするのが、段取りだ。
  8. 作業は、単発より、連続にする。
  9. 旅の帰りに旅をする。
  10. 段取りの下手な人は、会話を減らす。
    段取りの上手な人は、会話を増やす。
  11. 段取りとは、区切ること。
  12. 遅刻のときは、どんな場所でもきちんと連絡を入れる。
  13. 具を入れる順番を整えないと、おいしいカレーは作れない。
  14. いらない物は捨て、好きなことをすれば、集中力は自然と出る。
  15. 段取り上手には「まとめる力」と「分ける力」がある。
  16. 好きなことを始めにして、嫌いなものは後回しでいい。
  17. 軽いジョークから始めたほうが、提案はうまくいく。
  18. 話をしないのも、段取りだ。
  19. 規模が大きく、複数人で作業をするときは、あらかじめ流れを紙に書いておく。
  20. 「知ろうとする努力」から「知ろうとしない努力」へと転換する。
  21. 段取りとは、一歩先の未来を考えた行動のこと。
  22. 応用とは「基本の組み合わせ」であり「積み重ね」。
  23. 疲れたら、疲れていない部分を使えばいい。
  24. 一番手が、一番大変。
  25. キーマンを見つけて、人脈を開拓する。
  26. 段取りで大切なことは「パーフェクト」ではなく「テンポ」。
  27. 仕事をたくさんすれば、段取りは自然と身につく。
  28. 時系列を記録すると、やる気が出る。
  29. マナーそのものが、素晴らしい段取りである。
  30. 段取りは、トラブルが起こることを前提に考える。

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