公開日:2022年10月10日
執筆者:水口貴博

人生100年時代を生きる30の言葉

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あらゆる感情の中で最も大切なコントロールは、怒り。

あらゆる感情の中で最も大切なコントロールは、怒り。 | 人生100年時代を生きる30の言葉

人は、感情の生き物です。

一言で「感情」といっても、さまざまな種類があります。

代表的な感情としては「喜び」「怒り」「悲しみ」「楽しみ」の4つが挙げられるでしょう。

喜怒哀楽は日常にあふれていて、切っても切れない関係です。

感情のコントロールが大切だと言われて久しい昨今です。

あらゆる感情の中でも最も大切なコントロールは何でしょうか。

それは「怒り」です。

喜びや楽しみは、ポジティブな感情です。

コントロールができなくても、大きなトラブルにつながることは少ないでしょう。

むしろ積極的に感じる機会を増やしていくことで、人生を明るく楽しく生き生き過ごせます。

TPOに応じて抑える場面もありますが、ポジティブな感情なので比較的コントロールが容易です。

一方、悲しみは、ネガティブな感情です。

悲しみを感じると、何をする気も起きなくてじっとしたくなります。

ネガティブな感情のため注意は必要ですが、悲しみを感じたからといって、即トラブルに発展することはありません。

悲しみは、時間による解決が可能です。

落ち込んだり涙を流したりすることはありますが、時間が経過していくうちに立ち直ります。

たっぷり涙を流すこともありますが、涙を流した後はすっきりします。

しかし、怒りだけは違います。

喜び、楽しみ、悲しみと比べて、怒りは特別注意が必要な感情です。

瞬間的に湧き上がる強い怒りは、いわば「刃物」のようなものです。

怒りは、そのままストレートに出してしまうと、大きなトラブルに発展しかねません。

声を荒らげたり口論になったりして、人間関係に大きな亀裂を生む可能性があります。

怒りの程度によって事件や暴力に発展することもある。

怒りを爆発させると、待っているのは後悔です。

取り返しの付かない悲劇を生む可能性もゼロではありません。

あらゆる感情の中で最も大切なコントロールは、怒りなのです。

怒りだけは「コントロールできない」で済ませるわけにはいきません。

すべての人にとって、コントロールが必要です。

ビジネスやプライベートでトラブルを避けるためにも、怒りを理性で抑えられるようになっておくことが必要です。

自分に合った怒りのコントロール法を身につける

怒りのコントロールにはいくつかの手段があります。

  • 水を飲む
  • 深呼吸をする
  • 顔を洗う
  • 怒りの原因を書き出す
  • 高い視点から物事を捉える
  • その場から離れる
  • いったん会話を中断して、場を改める

自分に合った怒りのコントロール法を身につけておきましょう。

日頃から怒りのコントロールを心がけることで、脳の前頭葉が鍛えられていきます。

定期的なストレス解消を心がけ、怒りをためないようにすることも欠かせません。

さまざまな失敗や苦労を経験して、人生の場数を踏むことも大切です。

怒りはストレスに直結するため、きちんとコントロールしておくことが大切です。

怒りに振り回されると、思うような人生を歩めなくなってしまいます。

大人としても社会人としても、怒りのコントロールは「必須スキル」として身につけておく必要があるのです。

人生100年時代を生きる言葉(10)
  • あらゆる感情の中でも、怒りのコントロールだけはできるようになっておく。
自分で自分に宿題を出す人が、成長する。

人生100年時代を生きる30の言葉

  1. 人生は、1時間40分の映画。
  2. 昔の楽しい思い出を振り返るより、これからの楽しい予定を考えよう。
  3. 毎月末に今月を振り返ろう。
    成果や反省点をチェックして、翌月に生かそう。
  4. 「毎日同じことの繰り返し」と思ったときは、間違い探しゲームの発想で、日々の違いを探してみよう。
  5. 人生に、同じ天気は1つもない。
  6. 美しいものを見る機会を、積極的に作っていこう。
  7. 仕事に役立たないことが、人生を豊かにする。
  8. 何かを始めるのに、遅すぎることはない。
    人生100年時代から見ると、まだまだ時間はある。
  9. しわは、顔にできる年輪。
    深みを与える力がある。
  10. あらゆる感情の中で最も大切なコントロールは、怒り。
  11. 自分で自分に宿題を出す人が、成長する。
  12. 苦手な食べ物に、期待の声をかけよう。
    「いつかおいしく食べられる日が来るといいな!」
  13. 「面白そうだから」という理由だけで、チャレンジしていい。
  14. 本音で話してくれる人を憎んではいけない。
    本音で話してくれる人こそ大切にする。
  15. 長所だけが個性ではない。
    短所も立派な個性。
  16. 「あれ」「それ」で済ませていると、脳の老化が加速する。
  17. 今や人生100年時代。
    今日1日が無駄になったくらいで、気を落とす必要はない。
  18. 「面倒くさい」と思うのはいい。
    「面倒くさい」と言うのがいけない。
  19. 1つの名前にとらわれる必要はない。
    出世魚のように、成長やステージに応じて新しい名前を付けてみよう。
  20. 勉強は、学校に行かなくても、できる。
  21. 旅行は「行けるうちに行く」が正解。
  22. 貧しいと嘆いてはいけない。
    どんなに貧しくても、100年前と比べれば、すべてが豊か。
  23. 調子が良いときもある。
    調子が悪いときもある。
  24. 季節の移り変わりは早い。
    せめて1つくらいは「季節らしい思い出」を作ろう。
  25. 人はいつ死ぬかわからない。
    大切な人に伝えたい言葉があるなら、早めに伝えよう。
  26. 怖いから足を止めるのではない。
    足を止めるから怖くなる。
  27. 病気自慢をしない。
    健康自慢をしよう。
  28. マティスは晩年、寝たきりのまま切り紙絵を制作した。
    人は何歳からでも、新しいことにチャレンジができる。
  29. 97歳で大学を卒業した男性がいる。
    年を取ると記憶力が衰えるのは、ジョークだ。
  30. 自分に「若い」と語りかけ、ヤングなアダルトになろう。

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