公開日:2022年10月10日
執筆者:水口貴博

人生100年時代を生きる30の言葉

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本音で話してくれる人を憎んではいけない。本音で話してくれる人こそ大切にする。

本音で話してくれる人を憎んではいけない。本音で話してくれる人こそ大切にする。 | 人生100年時代を生きる30の言葉

本音で話してくれる人は、嫌われがちです。

人を不快にさせやすいからです。

本音は耳に痛い言葉です。

厳しい本音に強いショックを受けることも珍しくありません。

「なんてひどいことを言うのだろう!」と憤りを感じ、その人を嫌いになるかもしれません。

しかし本当のことを言うと、本音を言ってくれる人ほど大切にしなければいけません。

そこには「建前」がないからです。

多くの人は、嫌われないように建前で話します。

かわいいうそが混じった、聞こえの良い言葉を並べます。

あなたがそうであるように、相手もそうです。

社交辞令のオンパレードであり、表向きの言葉ばかり。

友人であっても、なかなか本音を話してくれることは少ないものです。

聞こえの良い言葉は良い気分にさせてくれますが、そればかりでは成長できません。

自分の悪いところや足りないところに気づけず、成長ができなくなります。

だからこそ、本音を言ってくれる人は大切です。

稚拙な誹謗ひぼう中傷ではなく、正直な本音であれば、耳を傾ける価値があります。

本音を言ってくれるのは、悪意があるわけではありません。

本音にむっとするかもしれませんが、悪気があってそうしているわけではないことを理解してください。

むしろあなたのことを真剣に考え、大切に思ってのことです。

親や友人が本音で話してくれるのは、本当にあなたのことを心配しているからです。

特に尊敬できる人からの本音は必聴です。

上司、先輩、師匠など、尊敬できる人からの本音ほどありがたいものはありません。

厳しい本音にびしっと打たれ、背筋がぴんと伸びます。

そして目を背けていた現実をわからせてもらえるのです。

本音を悪口と誤解しないことです。

本音は悪口ではありません。

言われた瞬間はむっとするかもしれませんが、感情を抑え、心を開き、耳を傾けてみてください。

「たしかにそのとおり」と思えるところがあるはずです。

本音は、貴重な助言です。

今の自分にとって必要な言葉であり、ブレイクスルーにつながる言葉です。

なかなか人が言ってくれない貴重な言葉ですから、大切にしなければなりません。

苦い薬のほうが効き目があるように、厳しい本音ほど効き目があります。

本音で話してくれる人を憎んではいけません。

むしろ本音で話してくれる人こそ大切にしましょう。

苦手な人かもしれませんが、きっとあなたのためになります。

苦手なままでもいいので、挨拶くらいの関係を保っておくことです。

人生では、本音を言ってくれる人が必要です。

本音を言ってくれる人を大切にすれば、人生に良い風が吹くのです。

人生100年時代を生きる言葉(14)
  • 本音で話してくれる人を大切にする。
長所だけが個性ではない。
短所も立派な個性。

人生100年時代を生きる30の言葉

  1. 人生は、1時間40分の映画。
  2. 昔の楽しい思い出を振り返るより、これからの楽しい予定を考えよう。
  3. 毎月末に今月を振り返ろう。
    成果や反省点をチェックして、翌月に生かそう。
  4. 「毎日同じことの繰り返し」と思ったときは、間違い探しゲームの発想で、日々の違いを探してみよう。
  5. 人生に、同じ天気は1つもない。
  6. 美しいものを見る機会を、積極的に作っていこう。
  7. 仕事に役立たないことが、人生を豊かにする。
  8. 何かを始めるのに、遅すぎることはない。
    人生100年時代から見ると、まだまだ時間はある。
  9. しわは、顔にできる年輪。
    深みを与える力がある。
  10. あらゆる感情の中で最も大切なコントロールは、怒り。
  11. 自分で自分に宿題を出す人が、成長する。
  12. 苦手な食べ物に、期待の声をかけよう。
    「いつかおいしく食べられる日が来るといいな!」
  13. 「面白そうだから」という理由だけで、チャレンジしていい。
  14. 本音で話してくれる人を憎んではいけない。
    本音で話してくれる人こそ大切にする。
  15. 長所だけが個性ではない。
    短所も立派な個性。
  16. 「あれ」「それ」で済ませていると、脳の老化が加速する。
  17. 今や人生100年時代。
    今日1日が無駄になったくらいで、気を落とす必要はない。
  18. 「面倒くさい」と思うのはいい。
    「面倒くさい」と言うのがいけない。
  19. 1つの名前にとらわれる必要はない。
    出世魚のように、成長やステージに応じて新しい名前を付けてみよう。
  20. 勉強は、学校に行かなくても、できる。
  21. 旅行は「行けるうちに行く」が正解。
  22. 貧しいと嘆いてはいけない。
    どんなに貧しくても、100年前と比べれば、すべてが豊か。
  23. 調子が良いときもある。
    調子が悪いときもある。
  24. 季節の移り変わりは早い。
    せめて1つくらいは「季節らしい思い出」を作ろう。
  25. 人はいつ死ぬかわからない。
    大切な人に伝えたい言葉があるなら、早めに伝えよう。
  26. 怖いから足を止めるのではない。
    足を止めるから怖くなる。
  27. 病気自慢をしない。
    健康自慢をしよう。
  28. マティスは晩年、寝たきりのまま切り紙絵を制作した。
    人は何歳からでも、新しいことにチャレンジができる。
  29. 97歳で大学を卒業した男性がいる。
    年を取ると記憶力が衰えるのは、ジョークだ。
  30. 自分に「若い」と語りかけ、ヤングなアダルトになろう。

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