執筆者:水口貴博

若いうちにやっておくべき30のこと

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一度は、ひどい地獄を経験しておく。

一度は、ひどい地獄を経験しておく。 | 若いうちにやっておくべき30のこと

私は高校2年の夏休みの1カ月間、猛烈に勉強をしたことがあります。

1日に12時間ほど勉強しました。

寝ている時間と食事する時間以外は、ほとんど勉強時間でした。

当時、レベルの高い国立大学を目指して、猛勉強をしていました。

勉強そのものが楽しかったこともあり、余計に勉強に拍車がかかっていました。

はじめの1週間くらいはよかったのですが、しばらくして、調子がおかしくなってきました。

髪の毛が抜けてきたり、肌の調子が悪くなったり、表情も悪くなったりと、だんだん体の調子が悪くなっていきました。

自分のやりたい気持ちとは裏腹に、体の調子は次第に悪くなりました。

母から「タカヒロ、顔色が悪いよ」と言われるくらいになっていました。

さすがに夏休みの後半では、体がふらふらしてきて「そろそろやばいな」という境界線を一度経験したことがあります。

自分の体がこの辺りまでは耐えられるであろう限界です。

一度、自分の限界に触れる経験をしておくと、その後は計画が立てやすくなる恩恵があります。

私のその夏休みの猛勉強で自分の限界を知ったおかげで、後から、計画性がよくなりました。

「このくらいならまだ大丈夫だろう」

「この期間なら、スケジュールをこのくらいは詰め込めるな」

「今の体力なら、このくらいこなせる」

頭の中でだいたいの感覚がつかめるようになってきて、自己管理に生かせるようになりました。

体が丈夫な若いうちに、自分の限界に挑戦するようなひどい地獄を一度は経験しておくことは、後からの財産になります。

若いうちに、自分の限界を経験することは貴重です。

限界を経験しておくと、自分はどこまでやれるのかがわかります。

これも、自分を知ることの1つなのです。

若いうちにやっておくべきこと(25)
  • 限界を、一度経験しておく。
若いうちこそ、恥ずかしい経験をたくさんしておく。

若いうちにやっておくべき30のこと

  1. 若い時期だからこそ、できることがある。
  2. 若いうちなら、失敗も許される。
  3. 三日坊主で、自分を知る。
  4. 好きなことを知れば、迷うことはなくなる。
  5. 好きなことをたくさんして、得意なことに変えてしまう。
  6. 好きなことをやって、エネルギーを技に変えよう。
  7. 幸せな死の瞬間から遡って、今、どうすればいいのかを考えることが大切。
  8. 祖父と祖母のいる当たり前の日常を、経験しておく。
  9. 勉強そのものより、勉強の仕方を学ぶ。
  10. 親しい仲の友人を作っておく。
  11. 自分が中心で世界が回っている……わけではない。
  12. 嫌いなことを、好きなことに変えるという努力をする。
  13. 厳しくつらいことは嫌なこと……というわけでもない。
  14. 人と同じようにする努力は、自分をなくしてしまう努力になる。
  15. 好きなことばかりやっていていい。
  16. 若いうちに、自分磨きを精いっぱいしておくこと。
  17. 「どっちでもいい」という答え方を卒業する。
  18. よいことも悪いことも、ずっと続くわけではないことを知る。
  19. 精神的な免疫力をつけておく。
  20. 初めからうまくいくわけがないことを知る。
  21. 本当のスタートは、ゼロからではない。
    マイナスから始まるものなのだ。
  22. 1人の時間をたっぷり経験する。
  23. おしゃべりばかりをやめること。
  24. 今の友人を捨てる。
  25. 一度は、ひどい地獄を経験しておく。
  26. 若いうちこそ、恥ずかしい経験をたくさんしておく。
  27. 夢への階段を踏み外さないこと。
  28. 痛みが小さい若い時期に、お金の失敗を経験しておくこと。
  29. 自分探しとは、何かに近づくこと。
  30. 青春を満喫して、自分の根っこを広げておく。

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