子どものころと大人になってからの大きな違いの1つに、人間関係があります。
大人になるとたった1人になりたくても、なれなくなります。
仕事では必ず職場の仲間(同僚、上司)と接しますし、結婚すれば相手方のご両親との付き合いも増えます。
結婚によって毎日妻と接するようになり、夜更かしもしづらく、家に帰らない日は妻に寂しい思いをさせてしまいます。
子どもがいれば面倒を見る必要も出てきますし、休日も遊んであげないといけません。
ほうっておけばいいわけにはいかない人間関係ばかりが増えるのです。
大人になると1人になりたくても、若いときのように自由勝手に1人になることは難しいのです。
まだ社会に出る前の若いころは、その気になればいつでもたった1人になることができました。
学生時代の一人暮らしは、自由天国です。
いつ寝てもいつ起きても、帰る時間や洗濯の時間、食事のメニューなど、1人で自由にできました。
若いころは結婚もまだしていないから、夜更かしも休日も何の気兼ねもなく自由に時間を使うこともできます。
1人になれるということは、時間も自由に使え、大変贅沢なことなのです。
しかし、若い時期に限っていつも群れてばかりで、たった1人になって行動することが寂しくてできない人が多いのです。
合コンやコンパに走ったり、寂しいからと友人と群れてカラオケやクラブばかりに通ったりと、いつも誰かと一緒にいます。
これは大変もったいないことです。
今しかなれない1人の時間を有意義に使えるのは、若い時期だからこそできることです。
若い今のうちに1人だけの時間をできるだけたくさん持ち、自分磨きをしておくほうがいいのです。