執筆者:水口貴博

心の安定を保つ30の方法

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「どうして自分だけが……」と思うから、つらくなる。「多くの人が経験していること」と思えば、楽になる。

「どうして自分だけが……」と思うから、つらくなる。「多くの人が経験していること」と思えば、楽になる。 | 心の安定を保つ30の方法

大きなストレスに襲われたときは、余裕を失ったり視野が狭くなったりしがちです。

そんなときよくあるのが「どうして自分だけが……」という悲観的な思いにとらわれてしまうことです。

「どうして自分だけこんな不幸なのだろう」

「どうして自分だけこんなに苦しんでいるのだろう」

「どうして自分だけこんなつらい目に遭うのだろう」

自分だけと思えば思うほど絶望を感じます。

真っ暗の中に独りぼっちでいるような孤独感を覚えます。

死に神に取りつかれているような不気味な感覚になることもあるかもしれません。

しかし、ここに誤解があります。

「どうして自分だけが……」は勘違いです。

つらいときほど余裕を失い視野も狭くなるため「自分だけ」という悲観的な思いにとらわれやすくなります。

ここで大切な考え方があります。

「多くの人が経験していること」です。

ストレスが襲いかかってきたとき「多くの人が経験していること」とつぶやきましょう。

嘘をつかれたり裏切られたりすることも、多くの人が経験していることです。

喧嘩も、失恋も、恋愛トラブルも、多くの人が経験していることです。

受験の失敗も、投資の失敗も、買い物の失敗も、多くの人が経験していることです。

入社後のギャップに悩むことも、職場の人間関係に悩むことも、仕事を辞めたくなることも、多くの人が経験していることです。

入院することも、盗難被害に遭うことも、親を亡くすことも、多くの人が経験していることです。

離婚すら、3組に1組という時代です。

あらためて考えてみると、つらいことの大半は多くの人が経験していることに気づかされます。

目を覚ましてください。

世界で自分しか経験していないという状況はほとんどありません。

むしろ逆です。

あなたが悩むことのほとんどは、多くの人が経験しています。

地球上に数え切れないほど存在しています。

「多くの人が経験すること」と思えば「自分だけではない。仲間が大勢いる」と思えるでしょう。

大きなストレスが襲ってきたときは「多くの人が経験していること」と思えば、心が軽くなります。

心の安定を保つ方法(14)
  • 大きなストレスが襲ってきたときは「多くの人が経験していること」と考える。
光の刺激が強すぎることもある。
暗い環境が落ち着くときは、無理に部屋の電気をつけなくてもいい。

心の安定を保つ30の方法

  1. 心の安定を保つためには「嫌なものは見ない努力」が大切。
  2. 精神的な時間を作って、心の健康を保とう。
    精神的な時間を大切にすると、仕事も質も向上する。
  3. ワイヤーガラスのような心を持とう。
    ひびは入っても、割れにくい。
  4. わかってもらえなくていらいらするのは「わかってもらえて当然」と思っているから。
  5. 心が不安定になったときは、日光東照宮の三猿を思い出そう。
  6. 「大丈夫、大丈夫」は、心の安定力を上げる魔法の言葉。
  7. 心の安定には、一定の貯蓄が必要。
  8. 支えてくれている人たちを思い出せば、気力が出る。
  9. 美人は、体重より姿勢に力を入れる。
  10. ストレス解消のコツは「逆のことをすること」にある。
  11. 重い病気を持つ人に、軽い人はいない。
  12. 「電車は座るもの」と思うから、いらいらする。
    「電車は立つもの」と思えば、いらいらしない。
  13. 冷蔵庫の中は、あなたの自己管理能力を表している。
  14. 「どうして自分だけが……」と思うから、つらくなる。
    「多くの人が経験していること」と思えば、楽になる。
  15. 光の刺激が強すぎることもある。
    暗い環境が落ち着くときは、無理に部屋の電気をつけなくてもいい。
  16. 怒りや憎しみは、心の猛毒。
    怒りや憎しみの感情があると、病気にかかりやすくなる。
  17. 心の痛みは、活動していれば気にならない。
  18. 絶景写真集は、気軽に旅行気分を味わえる本。
    旅行ができないときは絶景写真集を眺めて、旅行気分だけでも味わおう。
  19. 大きな我慢には気づいても、小さな我慢に気づく人は少ない。
    小さな我慢も、積み重なると大きくなる。
  20. 休まないことを自慢してはいけない。
    皆勤賞は結果であって、目的にしてはいけない。
  21. ひどい言葉を言われたから、心が傷つくのではない。
    ひどい言葉を気にしているから、心が傷つく。
  22. 「気分リセットの儀式」がある人は、ストレスに強くなる。
  23. 疲れるのはいい。
    疲れをためるのがいけない。
  24. 本屋は、あなたの街の元気スタンド。
    落ち込んだときは本屋に駆け込もう。
  25. それはアウトではない。
    アウトに見える、ぎりぎりセーフだ。
  26. 何をやっても気持ちが切り替わらないときは、そのままでいい。
  27. 裏切られたからといって、あなたまで裏切ってはいけない。
    負の連鎖は、あなたのところで止める。
  28. 「言わなくてもわかる」と思うことから、トラブルが始まる。
  29. 元気になれる歌を歌えるようになっておこう。
    いざというとき、心の救いとなる。
  30. 寝る前に1日を頑張った自分をねぎらおう。
    「今日もお疲れさま」

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