執筆者:水口貴博

幸せのタネをまく30の方法

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立派な人にならなくていい。普通の人になれれば十分。

立派な人にならなくていい。普通の人になれれば十分。 | 幸せのタネをまく30の方法

私たちはいつの間にか「ある考え」にとらわれています。

「立派な人にならなければいけない」です。

「立派な親にならなければいけない」

「立派な上司にならなければいけない」

「立派な先輩にならなければいけない」

もちろん立場もあるでしょう。

親・上司・先輩など、手本とされる立場であれば、ふさわしい生き方や振る舞い方が求められます。

手本としてふさわしい生き方や振る舞い方ができれば、尊敬と人望を集めることができるでしょう。

「立派な人にならなければいけない」と考えている人も多いのではないでしょうか。

しかし、ここに落とし穴があります。

立派な人になろうとすると、人目を気にするようになります。

余計な緊張をもたらし、ストレスが増えます。

素晴らしい行動をしなければいけなくなり、強制感が出てきます。

中には、立派な人になれず、挫折に終わる人もいるでしょう。

立派な人になれなければ「自分はダメな人間だ」と自己嫌悪に陥ってしまいます。

立派にとらわれるのも問題

立場があるとはいえ、立派にとらわれるのも問題です。

立派な人にならなければいけないと思うと、人目と評価ばかりが気になって落ち着きません。

余計なストレスやプレッシャーを感じてしまい、心が疲弊していきます。

自分が自分でなくなり、複雑な葛藤かっとうに悩まされることになるでしょう。

「立派だね」と言われても「無理をしているのだけどね」と思い悩むようになります。

たとえ立派な人になれたとしても、無理をしているなら長続きしません。

自分を「立派」という型にはめてしまい、生きるのが苦しくなります。

「立派な人」になるより基本的なこと

立派な人にならなくてかまいません。

立派な人になれなくてもいいのです。

立派な人になれないからといって自己嫌悪になる必要もなければ、自分を責める必要もありません。

人間失格でもなければ、ダメ人間というわけでもありません。

気づいてください。

「立派な人」になるより基本的なことがあります。

「普通の人」になることです。

普通の人は「普通」を達成できている。

立派な人にならなくてもいいのです。

普通の人でいいのです。

立派な人になるのは難しくても、普通の人なら難しくないでしょう。

実際のところ、普通で十分です。

普通の人は「普通」が達成できているのですから、十分誇らしいことです。

少なくとも平均を達成できています。

当たり前のことが当たり前にできているということです。

普通とは「基本」です。

基本ができているのなら十分です。

親・上司・先輩など、手本とされる立場であっても、普通の人を目指すことです。

普通の人であっても、普通に尊敬され、普通に人望を集めることができます。

きちんと感謝されます。

いきなり高い目標を目指さないことです。

立派な人は、普通を達成できたうえで余裕が残っているとき、目指せばいいことです。

普通の人になれるだけでも、十分素晴らしいことです。

幸せのタネをまく方法(17)
  • 「立派な人」になるより「普通の人」を目指す。
いいことがあったら、人に話そう。
その人にとって「いいこと」になる。

幸せのタネをまく30の方法

  1. ためらうことなく幸せになろう。
    あなたが幸せになることは、社会貢献になる。
  2. 私たちは、人生を楽しむ勉強が不足している。
  3. 大好物をもっとおいしく食べるおまじない。
    「大好物を食べることができて幸せ!」
  4. 高価なプレゼントをもらったとき、そのまま放置していませんか。
  5. 嫌なものや汚いものは見なければいい。
    これだけで心はずいぶん安定する。
  6. 誕生日を覚えているだけでも、祝ったことになる。
    祝いの言葉も、れっきとしたプレゼントの1つ。
  7. リズムは、自然とできるものではなく、意識をして作るもの。
  8. 「ありがとう」の数は、あなたの魅力と比例する。
  9. 「怒らない人になる」と誓いを立てることで、理性のレベルがワンランク上がる。
  10. スマートに自慢をする方法は「相手からの許可」にある。
  11. 大切な存在を増やしすぎてはいけない。
  12. 「すてき」「素晴らしい」を口癖にすると、すてきで素晴らしい人になる。
  13. これからの自分に期待しよう。
    期待するから、人生をわくわく生きられる。
  14. 好きなことをするために、大切なことを犠牲にする必要はない。
  15. ないものを見る癖をやめろ。
    あるものを見る癖をつけろ。
  16. 身に起こる不幸は、幸せのタネ。
  17. 立派な人にならなくていい。
    普通の人になれれば十分。
  18. いいことがあったら、人に話そう。
    その人にとって「いいこと」になる。
  19. けなす人は、いずれけなされるようになる。
    認める人は、いずれ認められるようになる。
  20. いい話を聞きたければ、まず自分からいい話をしよう。
  21. 興味のある情報を探すのではない。
    興味と結びつける力をつけるのだ。
  22. 挨拶を返してくれないときむっとする、本当の理由とは。
  23. 目的のない人生が悪いとは限らない。
    目的のない人生には「自由」がある。
  24. 余裕のない人は「これが最後」という言い方をする。
    余裕のある人は「次がある」という言い方をする。
  25. 念じただけで、相手の幸せを願ったことになる。
  26. 人のために何かをすることで、生きる力が得られる。
  27. プレゼントは、贈る側も主役。
    贈る喜びは、もらう喜びと同じくらい大きい。
  28. 収納は、心を映し出した鏡。
    余裕のある人になりたいなら「詰め込む癖」をやめること。
  29. 意外な日にもらう意外なプレゼントほど、嬉しいプレゼントはない。
  30. 人生で大切なのは、独占より共有。

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