執筆者:水口貴博

仕事の神様に愛される30の方法

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仕事の順番は大切。ただし、こだわりすぎないこと。

仕事の順番は大切。ただし、こだわりすぎないこと。 | 仕事の神様に愛される30の方法

仕事は、最初から順番に進めていくのが一般的です。

たとえば、プレゼンの資料の場合、まず見出しがあり、本文が続きます。

そのためプレゼン資料の作成順も、最初にタイトルや見出しを考え、次に本文を書く流れになるでしょう。

「章」「節」「項」という順で構成するのが、ビジネス文書の基本です。

読む人にとってもわかりやすくなります。

1から順番に進めていくのは、行儀がよくてきれいな進め方です。

タイトルや見出しを先に考えるから、頭の整理が促され、上手に本文が書ける場合もあるでしょう。

しかし、ここに落とし穴があります。

仕事の順番にこだわると、仕事の停滞を招くことがあります。

タイトルや見出しが思い浮かばないときもあるでしょう。

書きたいことはあるものの、ふさわしいタイトルや見出しが出てこないことがあります。

タイトルや見出しが思い浮かばなければ、本文にも取りかかれなくなります。

タイトルや見出しが思い浮かばないかぎり、仕事が止まることになり、著しくスピードが落ちてしまいます。

なかなか仕事が進まないため、いらいらして、ストレスも生まれやすくなります。

特に真面目な人や完璧主義者は、順番どおりに進めたがる傾向があるため注意が必要です。

良かれと思って行儀よく進めようとする姿勢が、かえって仕事のスピードダウンを招くことがあるのです。

仕事の順番にこだわりすぎない

仕事の順番は大切ですが、こだわりすぎないことです。

順番にこだわる必要はありません。

順番にこだわると、仕事のスピードが落ちてしまいます。

なかなかタイトルや見出しが思い浮かばないなら、後回しにしましょう。

先に本文から書き始めればいいのです。

最初に本文を書いたほうが、情報を整理しやすくなって、タイトルや見出しを考えやすくなることがあります。

あれほど考えても思い浮かばなかったタイトルや見出しが、本文を書いた後ならあっさり浮かぶことも珍しくありません。

本文があるからこそ要約しやすくなり、適切なタイトルや見出しになるのです。

「順番にこだわらず、できることから始める」ということです。

できることから始めれば、最初にできなかったことが、後からできるようになるのはよくあること。

タイトルや見出しが浮かばなければ、後から書いていい。

本文を書き終わってから、タイトルや見出しを書いてもかまいません。

最終的に体裁を整える必要はありますが、作成段階であれば、どこからどう取り組んでもOKです。

最も重要なタイトルを、最後に考えるのも悪くありません。

取りかかった順番がばらばらでも、最終的に体裁さえ整っていれば何の問題もありません。

履歴を残していないかぎり、どの順番で仕事を進めたのかばれることはないでしょう。

ばれたとしても、悪いことでもマナー違反でもないのですから、堂々とすればいいことです。

仕事で大事なのは、あくまで結果を出すことであり、取りかかる順番ではありません。

結果を出せるのなら臨機応変に対応しましょう。

順番にこだわらないことが、仕事の最適化とスピードアップを促します。

仕事の神様に愛される方法(12)
  • タイトルや見出しが思い浮かばなければ、先に本文から始めてしまう。
上司から与えられた仕事だと思うから、やる気が出ない。
神様から任された仕事だと思えば、やる気が出る。

仕事の神様に愛される30の方法

  1. 誰よりも早く出社すると、仕事の神様と仲良くなれる。
  2. いい仕事は、寝ることから始めよう。
  3. 仕事のスピードを上げるのは大切。
    仕事に取りかかるスピードを上げるのはもっと大切。
  4. 嫌いな人でも、きちんと挨拶をしよう。
    生理的に受け付けない人でも、挨拶だけはしておく。
  5. 「つまらない仕事」と思うのではない。
    「実は楽しい仕事」と思ってみよう。
  6. 生半可な取り組み方は、誤解や勘違いを生む原因になる。
    きちんと取り組んでこそ「本当の相性」がわかる。
  7. 神様のお願いを叶える人が、神様から愛される。
  8. 紙にメリットを7つ書き出せば、嫌でもモチベーションが上がる。
  9. 価値のない雑用は1つもない。
  10. 本当に苦手なのか。
    苦手と思い込んでいるだけではないのか。
  11. 手抜きには2種類ある。
    「普通の手抜き」と「上手な手抜き」。
  12. 仕事の順番は大切。
    ただし、こだわりすぎないこと。
  13. 上司から与えられた仕事だと思うから、やる気が出ない。
    神様から任された仕事だと思えば、やる気が出る。
  14. 長文メールは、嫌われる。
    喜ばれるのは、3行メール。
  15. ぎちぎちのスケジュールに快感を覚えるのではない。
    余裕のあるスケジュールに快感を覚えるのだ。
  16. 言葉や数字で説明できなければ、マイペースを把握しているとは言えない。
  17. 好きなことでも、たまには休憩が必要。
    いくら好きなことでも、毎日は飽きる。
  18. プロや一流を押し付けがましく語っていませんか。
  19. 偉大な仕事を成し遂げるプロセス。
  20. 「どこまで仕事は進んでますか?」と聞かれたら、イエローカード。
  21. 掃除をすると、仕事運が上がる。
    トイレ掃除をすると、もっと仕事運が上がる。
  22. 教えたがり屋に、一流はいない。
  23. 便利な通信手段に頼りすぎて「対面の重要性」を忘れていないか。
  24. 仕事をするときは、しっかり仕事をしよう。
    遊ぶときは、しっかり遊ぼう。
    休むときには、しっかり休もう。
  25. 「もっと頑張っている人がいる」というフレーズに潜むリスクとは。
  26. あなたに足りないのは「使命感」。
  27. 二流の人は、年上からしか学べない。
    一流の人は、年下からも学べる。
  28. スランプから抜け出すには、とにかく諦めないこと。
  29. 仕事がダメになるのが悪いのではない。
    ふてくされて無気力になるのが悪いのだ。
  30. 「生涯現役」を目指している人に、弱々しい人はいない。

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