執筆者:水口貴博

アイデア力を鍛える30の方法

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人の目は2つしかなくても、視点は無限にある。

人の目は2つしかなくても、視点は無限にある。 | アイデア力を鍛える30の方法

あなたには、目がいくつありますか。

ほとんどの人が「2つ」と答えることでしょう。

特別な事情がないかぎり、目が1つや3つという人はいません。

「人の目は2つ」という認識があるためでしょうか。

人の目は2つしかないため、視点の数も限られていると思いがちです。

しかし、目は2つしかありませんが、視点は違います。

視点は無限にあります。

アイデア発想は「いかに視点の数を増やせるか」が勝負です。

同じものでも、視点が変われば見え方が変わるように、同じネタでも、視点が変われば見え方が変わります。

視点が変われば、まったく別物に見えることも少なくありません。

1つの視点にこだわらず、まったく別の視点にも挑戦してみましょう。

ある視点でアイデアが出なければ、別の視点で考えてみましょう。

別の視点でアイデアが出なければ、さらに別の視点で考えてみましょう。

視点に常識を持ち込まず、あらゆる可能性を探ってみることが大切です。

「これ以上、視点を増やすのは不可能」

そう思ったときこそ、正念場です。

視点は無限にあるのですから、限界と思うのは誤解です。

諦めてしまえば、それ以上がありません。

知恵と工夫を重ねれば、必ず別の視点を作り出せます。

無限の視点を意識しながら、ネタを見直してみてください。

  • 自分の視点、他人の視点
  • 男性の視点、女性の視点
  • 子どもの視点、大人の視点
  • 先生の視点、生徒の視点
  • 表の視点、裏の視点
  • 逆の視点、斜めの視点
  • 母国の視点、他国の視点
  • 科学の視点、宗教の視点
  • 過去の視点、未来の視点
  • 2次元の視点、3次元の視点
  • 下からの視点、上からの視点
  • ミクロの視点、マクロの視点
  • 売り手の視点、買い手の視点
  • ビジネスの視点、プライベートの視点
  • ポジティブの視点、ネガティブの視点
  • ボトムアップの視点、トップダウンの視点

笑ってしまうようなばかばかしい視点もOKです。

この世の視点だけでなく、あの世の視点もユニークです。

地球人の視点だけでなく、宇宙人の視点もあっても面白いでしょう。

「あり得ない」と思う視点であっても、頭の体操のつもりになれば、楽しく取り組めるはずです。

無理を承知で考えていきましょう。

想像力と発想力を生かせば、時間的・物理的・精神的などジャンルに関係なく、視点はいくつでも作り出せます。

アイデアに行き詰まったときは、視点を変えて見直してみてください。

きっとさっきとは別の見え方になるでしょう。

アイデア力を鍛える方法(6)
  • 無限の視点を意識する。
アイデアは、詳細に表現すればいいとは限らない。
受け手の想像に任せることで、最終的な表現が完成する。

アイデア力を鍛える30の方法

  1. 力を入れると、アイデアが出ない。
    力を抜くと、アイデアが出る。
  2. アイデア発想の3大悪。
    見栄、体裁、プライド。
  3. 「いいね」は、アイデア発想を促す魔法の言葉。
  4. アイデア発想で大切なのは、敵対意識より仲間意識。
  5. 掃除をすれば、アイデアが出る。
  6. 人の目は2つしかなくても、視点は無限にある。
  7. アイデアは、詳細に表現すればいいとは限らない。
    受け手の想像に任せることで、最終的な表現が完成する。
  8. 学歴がなくても、いいアイデアを出せる。
  9. 最低最悪のアイデアから始めるほうが、うまくいく。
  10. 素晴らしいアイデアが出たから、大きな夢を持つのではない。
    大きな夢を持つから、素晴らしいアイデアが出る。
  11. 売れるアイデアを出そうとすると、売れないアイデアしか出ない。
    売れないアイデアを出そうとすると、売れるアイデアが出る。
  12. 元気なときしか出ないアイデアがある。
    落ち込んでいるときしか出ないアイデアもある。
  13. みんなのために考えると、抽象的なアイデアしか出ない。
    1人のために考えると、具体的なアイデアが出る。
  14. アイデアが出てから仕事をするのではない。
    仕事をしながらアイデアを考える。
  15. 3分で思いついたアイデアもあっていい。
  16. アイデアにも、一期一会がある。
  17. アイデアは、出せば出すほど、潤沢になる。
  18. 秀逸なアイデアに限って、変な場所で浮かぶもの。
  19. 小さなアイデアほど、大きな影響力を秘めている。
  20. 秀逸なアイデアが思いつくのは、野球のホームランのようなもの。
  21. 固い頭では、アイデアは出ない。
    柔らかい頭だから、アイデアが出る。
  22. アイデアは、いつでもどこでも思いつける。
  23. アイデアの質は、人によって評価が異なる。
    アイデアの量は、人に関係なく評価される。
  24. プロジェクト名をつけると、名前のとおりに頭が働き始める。
  25. 常識は、守るものではなく、破るもの。
    アイデア発想では、非常識こそ武器になる。
  26. 感動する機会を増やすことで、アイデアのパワーが強くなる。
  27. 他人の価値観で考えていると、アイデアが出ない。
    自分の価値観で考えると、アイデアが出る。
  28. 忙しいことを言い訳にしない。
    移動時間こそ、アイデアを考える絶好のチャンス。
  29. 「アイデアが出なかったらどうしよう」と考えない。
    「アイデアが出たらどうしよう」と考えよう。
  30. 不採用の理由に、アイデアのヒントが隠れている。

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