執筆者:水口貴博

時間の使い方が上手になる30の方法

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予定表は、決まる前に書き始めていい。

予定表は、決まる前に書き始めていい。 | 時間の使い方が上手になる30の方法

大切なのは、予定表を書き始めるタイミングです。

予定表を書き始めるタイミングといえば、正式に決まってからが多いでしょう。

決まる前に予定を考えても、実現するとは限りません。

後から話が没になれば、余分な苦労になる可能性もあるでしょう。

しかし、予定表は、決まる前に書き始めていい。

「決まる前に予定表を書くのは早すぎるのではないか」

そう思うかもしれませんが、誤解です。

むしろ決まる前に書き始めるほうが効果的です。

予定表が、進路を最終決定する判断材料になるからです。

たとえば、就職と大学院の進学で迷っている状況があるとします。

はっきり進路は決まっていないので、具体的に予定を考えにくい状況です。

こんなときも、あれこれ迷うより、それぞれの予定を書いてしまえばいいのです。

就職したときの予定と、大学院に進学したときの予定を書きます。

わかる範囲で、できるだけ具体的に書いてみるといいでしょう。

それぞれの進路に進んだ場合のメリット・デメリットが比較できるようになり、進路を最終決定する判断材料になります。

引っ越しするかどうかで迷っていたとします。

まだ引っ越しすると決まっていなくていいので、予定表を書き始めてみましょう。

大まかでいいので、引っ越しの予定表を書き始めてみます。

いつごろ不動産に行き、いつまでに物件を決めて、いつ引っ越しを行うか。

予定表を書いていくうちにわくわくしてきて、実現させたい気持ちも湧いてくるに違いありません。

予定表を書くことで、現実化させる力が強くなるのです。

転職をするかどうかで迷っていたとします。

正式に転職が決まる前に、予定表を書き始めてみましょう。

まだ転職すると決まっていなくていいのです。

あくまで転職をする場合を仮定して、予定表を書いていきます。

予定表を書くにつれて、どんどん転職の話が具体的になります。

仕事を探し始める時期、仕事を辞める時期、新しい職場に入社する時期。

頭で考えただけでは気づかなかった、盲点が見つかることもあるでしょう。

結果として、仕事を辞める決断がしやすくなったり、転職のモチベーションが高まったりするでしょう。

予定表は、決まる前に書き始めていい。

「予定表は、正式に決まってから書くもの」という考えは先入観です。

予定表を書くタイミングに決まりはなく、完全に自由です。

少しでも可能性が頭に浮かんだら、さっそく予定表を書き始めましょう。

あたかもすでに決まったかのように書いてかまいません。

進路に迷っているなら、なおさら今すぐ予定表を書き始めるのが得策です。

予定表を書くことで、今まで見えなかった何かが見えるようになります。

心に変化が生じて、実現に近づくのです。

時間の使い方が上手になる方法(6)
  • 予定表は、決まる前に書き始める。
「忙しい」という口癖がある人にかぎって、時間にルーズ。

時間の使い方が上手になる30の方法

  1. 時間を制する者は、人生を制する。
  2. 時間の質を上げる基本は、集中力。
  3. しっかり睡眠時間を取ることで、仕事の生産性が高まる。
  4. 「時間をいただいている」と考えると、時間意識が向上する。
  5. 計画も予定も、きれいでなくていい。
    大まかで十分。
  6. 予定表は、決まる前に書き始めていい。
  7. 「忙しい」という口癖がある人にかぎって、時間にルーズ。
  8. 時間がないと愚痴っていると、ますます時間がなくなる。
  9. 自分の忙しさをアピールするのはNG。
    相手の忙しさを尊重するのはOK。
  10. 忙しいときほど、すらすら本が読める。
  11. 尿意を我慢しないことが、時間の質を高める。
  12. メモは、きれいな字にこだわらなくていい。
    汚い字でも、自分が読めればOK。
  13. 時間がなくなる原因は、完璧主義のせいかもしれない。
  14. 空いた時間に勉強しようとすると、一生勉強できない。
  15. エレベーターに依存しない。
    時と場合によっては、エレベーターより階段のほうが早い。
  16. 座ってすると、スピードが遅くなる。
    立ってすると、スピードが速くなる。
  17. 移動時間をぼうっと過ごすのではない。
    少しでも有効に活用して、建設的な時間を過ごすのだ。
  18. 待ち時間は、メンタルを鍛える機会になる。
  19. 時間がないから諦めるのではない。
    時間がないからやってみる。
  20. 見たいテレビ番組は、リアルタイムで見ない。
    原則として録画で見る。
  21. 時間の言い方が曖昧だと、相手の迷惑になることもある。
  22. 時間の使い方が上手な人と付き合うと、時間の使い方が上手になる。
  23. 受験時代は、時間管理能力を高める絶好の時期。
  24. お礼を言う時間がないほど忙しいなら、すでに仕事は破綻している。
  25. デジタル時計よりアナログ時計のほうが、時間感覚が研ぎ澄まされる。
  26. 1日10分の読書をばかにしない。
    蓄積と継続は、必ず大きな山になる。
  27. 時間の使い方が上手な人は、クイックとスローを使い分ける。
  28. 時間が節約できても、不幸になっては意味がない。
  29. 後回しにしている仕事の大半は、今すぐできる。
  30. 時間の使い方について考えることを、わくわく楽しもう。

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