執筆者:水口貴博

喧嘩した人と仲直りする30の方法

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後になるほど、謝りづらくなる。

後になるほど、謝りづらくなる。 | 喧嘩した人と仲直りする30の方法

「悪いことをしてしまった」

「相手に迷惑をかけてしまった」

「申し訳ないことをしてしまった」

そう思ったときは、その瞬間にすぐ謝っておきましょう。

今すぐです。

1分1秒を争うスピードで、すぐ謝ることが大切です。

謝るのは、早ければ早いほど謝りやすいからです。

後になるほど謝りにくくなります。

人間は不思議な生き物で、後になるほど行動しなくなる生き物です。

「悪いことをしてしまったけど、後から謝ればいいや」

「もっと雰囲気のいいときに謝ろう」

「タイミングのいいときに謝ろう」

面倒なことほど、後回しにしようとします。

そう思っていると、いつまで経っても謝ることができません。

おまけに謝りにくくなります。

これは「雰囲気の定着」というものが関係しているためです。

初めに謝らなかった状態なら、後からその状態を崩していくことが大変になります。

謝らなかった状態でスタートすれば、ずっとその状態を維持しようとしてしまうのです。

「最初に謝らなかったのに、なぜ今さら。まあいいか……」

ついだらけてしまうのです。

これが仲直りをしづらくなる原因であり、人間関係が悪化する原因でもあります。

仲直りは後からしようとすると、しづらくなります。

問題が起こったその場その瞬間に謝ることが、一番の近道なのです。

いまや「世界の北野」と言われるほどに有名なタレントでもあり映画監督でもある北野武さんは、謙虚ですぐ謝ることで有名です。

テレビでは、面白い冗談を言っていますが、普段の日常では大変に礼儀正しく謙虚なことで知られています。

道ですれ違いざまに肩がぶつかったときに「こら!」と言うのではなく「ごめんね」とすぐ謝ります。

口癖が「ごめんね」となっているほど、謙虚になって謝ることができる人です。

自分が悪いときも、とにかくすぐ謝ることで問題を余計に大きくすることもないのです。

これが大物になる人の習慣です。

悪くなくてもすぐ謝る。

謝るときにはすぐ謝る。

これが喧嘩もいざこざもない人の、素晴らしい習慣なのです。

喧嘩した人と仲直りする方法(8)
  • 相手に迷惑をかけたら、その場ですぐ謝る。
悪くなくても謝れることを「謙虚」という。

喧嘩した人と仲直りする30の方法

  1. いざこざは、人間関係ではつきもの。
  2. 仲直りのコツは、謝るだけ。
  3. 謝ることができないのは、プライドがあるから。
  4. 話を聞くことが、仲直りにつながる。
  5. いらいらの爆弾は、最初に話を聞くことで爆発させてあげること。
  6. 時間を置いてから話をすることで、冷静な判断ができる。
  7. 自分が悪くなくても謝れるから、人間関係がうまくいく。
  8. 後になるほど、謝りづらくなる。
  9. 悪くなくても謝れることを「謙虚」という。
  10. 向かい合うのが恥ずかしいときは、電話やメールがある。
  11. 相手の意見を受け入れておかないと、自分の意見も受け入れてもらえない。
  12. 友人と一度は喧嘩をしておかないと、本当に仲良くなれない。
  13. 本音で話しあわないと、仲直りはいつまで経ってもできない。
  14. 執着が大きいほど、喧嘩もしやすくなってしまう。
  15. なかなか言えない言葉こそ、相手が一番聞きたい言葉。
  16. 揉める結果があるからには、必ず原因がある。
  17. 謝ることは、1つの競争。
  18. 「すみません」を「ありがとう」に置き換えてみよう。
  19. 気づかないうちに避けられているときは、なぜなのかを尋ねてみる。
  20. 悪化する前に手を打たないと、取り返しが大変になる。
  21. わかり合おうとしない人は、友人はできても続かない。
  22. 気持ちに変化があって握手をするのではなく、握手をするから気持ちに変化が現れる。
  23. 「ごめんなさい」を言いすぎるのは逆効果。
  24. ささいなことほど謝れる人は、人間関係を大切にしている人。
  25. 忙しくなれば、いらいらも忘れることができる。
  26. 「客観的な目」を持つと、トラブルを未然に防ぐことができる。
  27. 便利になりすぎたから、不便になってしまった。
  28. 強い欲を持ちすぎると、喧嘩をしやすい性格になってしまう。
  29. 他人を見下す口癖が、トラブルを作りがちになる。
  30. 仲直りは、器を大きくするチャンスとなる。

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