執筆者:水口貴博

同棲を始めたらすぐ取り組みたい30のこと

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契約者の決め方は軽視できない。契約者をどちらにするか、きちんと話し合っておく。

契約者の決め方は軽視できない。契約者をどちらにするか、きちんと話し合っておく。 | 同棲を始めたらすぐ取り組みたい30のこと

同棲で話し合っておきたいのは、生活費の折半だけではありません。

見落としがちなのは「契約者をどちらにするか」という問題です。

「お金を支払う人」と「契約をする人」は別問題です。

支払うのは折半でも、契約者はどちらか1人を決めなければいけません。

「どちらでもいいではないか」と思うかもしれませんが、油断できません。

後から問題に発展する可能性があるため、軽視できない課題です。

想定したいのは「別れのとき」です。

もし別れることになって同棲を解消することになれば、契約変更が必要です。

別れるとき、スムーズにいくとはかぎりません。

大喧嘩をして、部屋から飛び出していくように同棲が解消されると、契約変更の手続きも苦労します。

契約者の変更は、契約者本人が行うのが基本です。

別れ方によっては「話したくない。会いたくない。顔すら見たくない」という状況になるかもしれません。

お互い接触したくない状況になれば、契約者の変更手続きに苦労します。

場合によっては、相手の家族にお願いしなければいけない状況も考えられます。

賃貸の契約だけでなく、水道・ガス・電気・電話・インターネットなど、数多くの契約変更が必要になると手間暇もかかります。

口座振替の場合、契約変更がスムーズにいかなければ、別れてからも契約者の口座からお金を引き落とされ続けます。

すると今度は、お金のトラブルに発展するのです。

「そんなことはあり得ない」と思うかもしれませんが、実際は何が起こるのかわかりません。

生活費の折半は簡単でも、契約者の変更は手間暇がかかります。

契約者は、軽い気持ちで決める傾向がありますが、実際は大変重要です。

デリケートなので話しにくいかもしれませんが、万一のためにも、きちんと話し合っておくことをおすすめします。

契約者を決めるなら「別れたとき、どちらが部屋に住み続けるか」という点で考えることが大切です。

後先のことを考えたとき、部屋に住み続ける人を契約者にしたほうが安心です。

同棲を始めたらすぐ取り組みたいこと(11)
  • 契約者をどちらにするか、きちんと話し合っておく。
同棲では表札をどうするか。

同棲を始めたらすぐ取り組みたい30のこと

  1. お互いとも同棲の初心者。
  2. 同棲を始めて最初の1カ月は、我慢の時期と心得る。
  3. 立場や年収が違っても、同棲の主役は、あくまで2人。
  4. 引っ越ししたら、ご近所に挨拶をしよう。
  5. 余った家具や生活用品は、すぐ処分しないほうがいい。
  6. ごみに関するルールは、早めに話し合っておこう。
  7. 譲れないことがあれば、前もって伝えておくとスムーズ。
  8. 家事の役割分担は、同棲の最も大事な作業の1つ。
  9. 同棲のルールは、多いより少ないほうがいい。
  10. 仲直りのルールは、喧嘩が起こる前に決めておくほうがいい。
  11. 契約者の決め方は軽視できない。
    契約者をどちらにするか、きちんと話し合っておく。
  12. 同棲では表札をどうするか。
  13. 騒音による近所迷惑には要注意。
  14. お揃いの食器は、同棲の成功を導くツールになる。
  15. 同棲の食事は、自炊が基本。
    自炊こそ、大きな節約効果を生み出す。
  16. 同棲中の生理を、彼に伝えるべきかどうか。
  17. 同棲とはいえ、最低限の恥じらいは必要。
  18. お風呂は、毎日一緒に入らないほうがいい。
  19. 自分の下着は自分で洗うのがベスト。
  20. 住所が変われば、郵便物の転送サービスを利用しよう。
  21. 占いや風水を家に取り入れるなら、限度に注意する。
  22. 同棲の住民票は、2人とも世帯主になるのが一般的。
  23. 住民票を世帯別に登録していても、会社に同棲がばれるケースもある。
  24. 同棲で引っ越したら、会社に報告する義務があるのか。
  25. 同棲していることを、会社の上司や同僚に報告すべきか。
  26. 会社に引っ越しの連絡をしないなら、両家の親に事情を話しておくのは必須。
  27. 同棲で引っ越したとき、住民票を異動させる必要があるのか。
  28. 同棲で、同一世帯にすることは可能なのか。
  29. 住民票を移さないときの6つのデメリット。
  30. 一生隠し通せることなら、黙っておくのもいい。
    いずればれることなら、早めに言っておくほうがいい。

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