執筆者:水口貴博

同棲を始めたらすぐ取り組みたい30のこと

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同棲で引っ越したとき、住民票を異動させる必要があるのか。

同棲で引っ越したとき、住民票を異動させる必要があるのか。 | 同棲を始めたらすぐ取り組みたい30のこと

同棲で引っ越したとき、住民票を異動させる必要があるのでしょうか。

まず法律上の解釈から確認します。

法律上は「住み始めた日から14日以内に転入届の提出が必要」とされています。

手続きは、役所の窓口で行う方法のほか、郵送で行うことも可能です。

違反した場合、懲役や罰金刑などの罰則が設けられています。

そのため引っ越しで住所が変更すれば、できるだけ早めに新しい住所を管轄している役所で手続きが必要です。

ただし、以下の状況に該当する場合、過去の判例から、住民票を異動させなくても合法の範囲とされています。

  1. 生活拠点が移動しない場合
  1. 新住所に住む期間が1年未満とわかっている場合

たとえば、学生が学校近くの寮に住んで通学する場合、生活拠点が移動しないため、住民票の異動は不要です。

また転勤期間が1年未満とわかっている場合も、例外に該当するため、住民票の異動は必要ありません。

同棲の住民票の異動についても、上記の状況を踏まえて考えると、判断がスムーズです。

あらかじめ同棲期間が1年未満と決まっているなら、住民票の異動は不要でしょう。

たとえ同棲期間が1年以上になる可能性があっても、生活拠点が移動しないなら、住民票の異動は必要ありません。

住民票の異動の必要性は、自分たちの状況に応じて判断してください。

実際のところ、同棲で引っ越しても、住民票を実家のままにしているケースは珍しくありません。

もちろん例外に関係なく、法律に従って普通に住民票を異動させてもかまいません。

住民票は、住む場所に置くのが原則です。

住民票を異動させることで、区や市が提供している健診や施設などのサービスを利用できるようになるメリットもあります。

しばらく同棲の様子を見てから判断するのもいいですが、先送りをしすぎないよう注意が必要です。

法律に従うのは当然ですが、メリットとデメリットを比較したうえで、総合的に判断するといいでしょう。

同棲を始めたらすぐ取り組みたいこと(27)
  • 同棲の状況に応じて、住民票の異動の必要性を判断する。
同棲で、同一世帯にすることは可能なのか。

同棲を始めたらすぐ取り組みたい30のこと

  1. お互いとも同棲の初心者。
  2. 同棲を始めて最初の1カ月は、我慢の時期と心得る。
  3. 立場や年収が違っても、同棲の主役は、あくまで2人。
  4. 引っ越ししたら、ご近所に挨拶をしよう。
  5. 余った家具や生活用品は、すぐ処分しないほうがいい。
  6. ごみに関するルールは、早めに話し合っておこう。
  7. 譲れないことがあれば、前もって伝えておくとスムーズ。
  8. 家事の役割分担は、同棲の最も大事な作業の1つ。
  9. 同棲のルールは、多いより少ないほうがいい。
  10. 仲直りのルールは、喧嘩が起こる前に決めておくほうがいい。
  11. 契約者の決め方は軽視できない。
    契約者をどちらにするか、きちんと話し合っておく。
  12. 同棲では表札をどうするか。
  13. 騒音による近所迷惑には要注意。
  14. お揃いの食器は、同棲の成功を導くツールになる。
  15. 同棲の食事は、自炊が基本。
    自炊こそ、大きな節約効果を生み出す。
  16. 同棲中の生理を、彼に伝えるべきかどうか。
  17. 同棲とはいえ、最低限の恥じらいは必要。
  18. お風呂は、毎日一緒に入らないほうがいい。
  19. 自分の下着は自分で洗うのがベスト。
  20. 住所が変われば、郵便物の転送サービスを利用しよう。
  21. 占いや風水を家に取り入れるなら、限度に注意する。
  22. 同棲の住民票は、2人とも世帯主になるのが一般的。
  23. 住民票を世帯別に登録していても、会社に同棲がばれるケースもある。
  24. 同棲で引っ越したら、会社に報告する義務があるのか。
  25. 同棲していることを、会社の上司や同僚に報告すべきか。
  26. 会社に引っ越しの連絡をしないなら、両家の親に事情を話しておくのは必須。
  27. 同棲で引っ越したとき、住民票を異動させる必要があるのか。
  28. 同棲で、同一世帯にすることは可能なのか。
  29. 住民票を移さないときの6つのデメリット。
  30. 一生隠し通せることなら、黙っておくのもいい。
    いずればれることなら、早めに言っておくほうがいい。

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