執筆者:水口貴博

子育て上手な親になる30の方法

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無条件に大切にすることが、愛である。

無条件に大切にすることが、愛である。 | 子育て上手な親になる30の方法

愛とは、無条件に大切にすることを言います。

決して見返りを求めるのではなく、無条件に大切にすることが愛なのです。

これはまた子育てにも言えることです。

子どもが自分にメリットがあるから育てるということは、愛ではありません。

テイクを要求した育て方では、愛は成り立たなくなります。

愛は「ギブ&ギブ」と言って、見返りを求めないときに初めて成り立つことなのです。

あなたが自分の親から「あのとき、育ててあげたでしょ。恩返しして」と言われたらどう感じることでしょう。

「自分を育てたことは、見返りを求めていたからなんだ」と感じてしまい、悲しくなります。

大切だから育てたのではなく、将来の見返りを期待して育てていたことがわかったら、愛が愛ではなくなってしまうのです。

いくら初めが無条件でも、途中から条件が付いてしまったら、今までの愛も水の泡です。

愛とはなんとはかないのでしょうか。

育むことには時間がかかっても、壊れてしまうのはちょっとした間違いからです。

私が子育てに関して、わざわざ「愛」について話をしているのは、この大切さに気づいてほしいからです。

上手な子どもの育て方は、無条件に大切にすることです。

成績がいいから子どもを好きになるのではありません。

かっこいいから、かわいいからとはいえ、好きになることでもありません。

自分の子どもだから、大切にするのです。

自分の子どもに対して、将来の恩返しを期待して育てることは、その時点で愛のない子育てになっていることに気づきましょう。

またこの考え方は、親のない子どもにも当てはめることができます。

親のない子どもでも、周囲が無条件に子を愛していくことができれば、子どもは健全に育っていきます。

愛とは「無条件に大切にすること」です。

子育て上手な親になる方法(29)
  • 無条件に、子どもを大切にする。
いずれ自立する子どものために、親は子を育てる。

子育て上手な親になる30の方法

  1. 子どもの一生を決めるのは、親の育て方しだい。
  2. 子どもは、失敗をする天才である。
  3. 教育の基本はとってもシンプル。
    「許す」と「教える」。
  4. 愛のない教育は、子どもにとってむしろ毒となる。
  5. 子どもは、真似の天才である。
  6. チョウを与えるより、虫取りアミを与えるほうがいい。
  7. 子どもは、小さな暴れん坊将軍。
    暴れるのが、お仕事。
  8. たくさんの紙を与えてあげると、子どもの書く力はどんどん伸びていく。
  9. 親の器の大きさが、子どもの器の大きさになる。
  10. 「できなかった話」の前に「できた話」をすること。
  11. 親の言葉遣いが、子どもの言葉遣いになる。
  12. 嫌がることをやらせても、本当に身につかない。
  13. よその子と比べないほうがいい。
  14. 子どもには、全力を出すことだけに意識させればいい。
  15. 子どもから、お金を取り上げてはならない。
    お金の勉強は、学校では教えてくれない。
  16. 遊びも立派な勉強となる。
  17. 親が勉強していると、子どもも勉強したくなる。
  18. 「じゃあ自分たちで、何とかしなさい」
  19. 親も、子どもから学んでいく。
  20. 子どもが生まれて初めて目にする人間関係は、お父さんとお母さんの夫婦関係。
  21. 親が、親の悪口を言ってはいけない。
  22. 親の習慣が、子の習慣になる。
  23. 「ありがとう」が言えない子どもは、社会に出てから苦労をする。
  24. 食事中のお説教はしない。
    せっかくのおいしい食事が台無しになる。
  25. 「うちの子に限って」という考え方はやめよう。
  26. 近所のおじさんおばさんにも、怒ってもらおう。
  27. いらいらしても、子どもの人格や存在は否定しない。
  28. 子どもの欠点を褒めるのは、親の仕事。
  29. 無条件に大切にすることが、愛である。
  30. いずれ自立する子どものために、親は子を育てる。

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