執筆者:水口貴博

子育て上手な親になる30の方法

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近所のおじさんおばさんにも、怒ってもらおう。

近所のおじさんおばさんにも、怒ってもらおう。 | 子育て上手な親になる30の方法

子育ての理想は、親のみに育てられることではありません。

近所のかたにも親のように怒ってもらえるほうが、子どものためになります。

つまりコミュニティー全体が1つの教育機関として機能するほうが、子どもは健全に育っていきます。

「よその親に口出しされたくない」という親なら失格です。

「お互いに助け合う」というのが、人生では基本的な幸せの哲学です。

これは子育てにも当てはまります。

悪いことをしたときには、近所の大人にもどんどん叱ってもらうほうが、子どもにとって勉強になります。

親の目の行き届かないところまで、しっかり教育を行き渡らせる効果的な育て方です。

私の実家は田舎です。

そんな田舎では人が少ないせいもあって、近所の人で知らない人はいませんでした。

顔を見るだけで「○○さんの孫」という呼び名で、呼ばれていたものです。

私がまだ小学校のころのことです。

近所においしそうな柿の木があり、友人と一緒になって取っていたら家の人に見つかり「こら!」と叱られたことがありました。

周囲にはあまり人もいないので、私の顔を見ただけで「○○さん家の孫」とわかります。

私の名前ではなく「○○さん家の孫」という呼ばれ方しかされないのが、田舎の証拠です。

私の親にも連絡されたため、同じ過ちで、2回も叱られることになりました。

そのときに私は、外で悪さをするとさらに叱られることを学びます。

漫画のような出来事ですが、実際に田舎ではそうしたことが本当にあります。

親だけではなく、目の届かない外に出たときによその親が叱ってくれると、広い範囲まで教育を行き渡らせることができます。

よその家の人に叱られることは、子どもにはつらいことですが、地域が1つになって教育に取り組んでいるということなのです。

子育て上手な親になる方法(26)
  • よその親にも怒ってもらう。
いらいらしても、子どもの人格や存在は否定しない。

子育て上手な親になる30の方法

  1. 子どもの一生を決めるのは、親の育て方しだい。
  2. 子どもは、失敗をする天才である。
  3. 教育の基本はとってもシンプル。
    「許す」と「教える」。
  4. 愛のない教育は、子どもにとってむしろ毒となる。
  5. 子どもは、真似の天才である。
  6. チョウを与えるより、虫取りアミを与えるほうがいい。
  7. 子どもは、小さな暴れん坊将軍。
    暴れるのが、お仕事。
  8. たくさんの紙を与えてあげると、子どもの書く力はどんどん伸びていく。
  9. 親の器の大きさが、子どもの器の大きさになる。
  10. 「できなかった話」の前に「できた話」をすること。
  11. 親の言葉遣いが、子どもの言葉遣いになる。
  12. 嫌がることをやらせても、本当に身につかない。
  13. よその子と比べないほうがいい。
  14. 子どもには、全力を出すことだけに意識させればいい。
  15. 子どもから、お金を取り上げてはならない。
    お金の勉強は、学校では教えてくれない。
  16. 遊びも立派な勉強となる。
  17. 親が勉強していると、子どもも勉強したくなる。
  18. 「じゃあ自分たちで、何とかしなさい」
  19. 親も、子どもから学んでいく。
  20. 子どもが生まれて初めて目にする人間関係は、お父さんとお母さんの夫婦関係。
  21. 親が、親の悪口を言ってはいけない。
  22. 親の習慣が、子の習慣になる。
  23. 「ありがとう」が言えない子どもは、社会に出てから苦労をする。
  24. 食事中のお説教はしない。
    せっかくのおいしい食事が台無しになる。
  25. 「うちの子に限って」という考え方はやめよう。
  26. 近所のおじさんおばさんにも、怒ってもらおう。
  27. いらいらしても、子どもの人格や存在は否定しない。
  28. 子どもの欠点を褒めるのは、親の仕事。
  29. 無条件に大切にすることが、愛である。
  30. いずれ自立する子どものために、親は子を育てる。

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