執筆者:水口貴博

面接マナーで注意したい30のポイント

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「上着を脱いで楽にしてください」という一言は、社交辞令である場合が多い。

「上着を脱いで楽にしてください」という一言は、社交辞令である場合が多い。 | 面接マナーで注意したい30のポイント

面接が始まるやいなや、面接官から言われやすい一言があります。

「上着を脱いで楽にしてください」という気遣いです。

「面接官の許可があるなら、素直に上着を脱いでしまおう」

そう単純に思うかもしれません。

しかし、この言葉には注意が必要です。

「上着を脱いで楽にしてください」という一言は、社交辞令である場合が多いからです。

応募者の常識を確かめるため、わざと優しい言葉をかけている場合があります。

面接は、公式の場です。

きちんとした場では、きちんとした身なりが適切です。

したがって「上着を脱いでよい」と言われたとしても、一般的には気遣いに感謝するだけで十分です。

「お気遣い、ありがとうございます。このままで大丈夫です」

感謝だけ述べて、上着は着たまま、面接を受けましょう。

場合によっては、断ったほうがいい気遣いもあるのです。

ただし、汗が目立つなら、その限りではありません。

暑苦しい姿を見せるのも失礼になるでしょう。

気温と汗が気になるなら、面接官に一言断りを入れたうえで、上着を脱ぐことも許容範囲です。

面接マナーで注意したいポイント(9)
  • 「上着を脱いで楽にしてください」と気遣われても、汗が目立つ場合を除き、上着を着たまま面接を受ける。
「自己PRをしてください」と言われるとは限らない。

面接マナーで注意したい30のポイント

  1. 面接では、本音と建前を使い分けることも必要。
  2. 面接では、胸ポケットにペンを入れない。
  3. 面接官から名刺を渡されたとき、自分も名刺を渡すべきか。
  4. 面接の髪型が、履歴書の写真と違うのは、問題ないのか。
  5. 面接室で、面接官が来るのを待つときのマナー。
  6. 面接官を出迎えるときの気持ちよいマナー。
  7. どの形式の面接が、最も重要なのか。
  8. 入室マナーと退室マナー。
    より大切なのは、どちらか。
  9. 「上着を脱いで楽にしてください」という一言は、社交辞令である場合が多い。
  10. 「自己PRをしてください」と言われるとは限らない。
  11. 話の聞き方も、評価対象。
  12. 珍しい経験を話す際によくある、ジレンマ。
  13. 面接で、書類選考に通過した理由を聞いてもいいのか。
  14. 持病があれば、必ず企業に伝えなければいけないのか。
  15. 面接官が早口でも、自分は落ち着いて丁寧に話す。
  16. 嬉しい言葉の返事は、準備できていますか。
  17. 口臭は、外見より悪影響を与える意外な要因。
  18. アルバイトの面接で、正社員になれる可能性を聞いていいのか。
  19. 面接中、メモ帳を見ながら話してもいいのか。
  20. 面接では、個人的な情報をすべて伝えるべきか。
  21. 面接では、応募者から質問をしてもいいのか。
  22. 面接中、汗が流れたときは、どう対応すべきか。
  23. 一言断りを入れれば、鼻をかむことも怖くない。
  24. すぐ答えられない質問をされたときのリアクション。
  25. 失言しやすいのは、面接官の「何なりとどうぞ」の一言。
  26. 圧迫面接は、期待の裏返し。
  27. 自己PRや志望動機には論理が必要。
    ただし、論理だけではいけない。
  28. 話がまとまらなくなったときの対処方法。
  29. 面接官を怒らせてしまったときの対処。
  30. 面接で飲み物をこぼしてしまったとき、どうすればいいか。

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