執筆者:水口貴博

60代がしておきたい30のこと

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自分の生き方を、子どもに強要しない。

自分の生き方を、子どもに強要しない。 | 60代がしておきたい30のこと

人は誰でも「自分が正しい」と思います。

「そう思いたい」という傾向もあります。

自分の生き方を否定するのは自分を否定することになるため、正しいと思いたいと思う傾向があります。

その考えが、自分に向かうだけならいいのですが、時として、他人に向かうことがあります。

わが子です。

たとえば、自分が医者として仕事をしていれば「わが子にも医者になってもらいたい」と思います。

自営業をしていれば「家業を継がせたい」と思います。

特に、定年退職を無事に迎えた親は、そう思いがちです。

「自分がうまくいった生き方だから間違いない」と思い、子どもにも同じ生き方を強要してしまうのです。

しかし、親と同じ生き方が子どもに合うかというと、別問題です。

わが子とはいえ、あくまで別の人間です。

親とは、生まれも育ちも人間関係も違いますから、親とは別の可能性を秘めているでしょう。

自分の生き方を子どもに押し付けるのは、親のわがままです。

子どもは生き方が窮屈になって気力を失い、かえって可能性を失うのです。

親がすべきことは、応援です。

「好きな道を選びなさい」

「自分の信じる道を進みなさい」

生きる道は、子どもに決めさせるのが一番です。

子どもには、子どもの人生があります。

親は、子どもの意思を尊重することです。

子どもは、親から応援されることを、なにより喜びます。

「親から愛されている。認められている」と感じるからです。

その気持ちが子どもに伝われば、やる気を出して行動します。

結果として、子どもの人生もうまくいくのです。

60代がしておきたいこと(28)
  • 自分の生き方を、子どもに押し付けないようにする。
万が一のために家族と話しておきたい、2つの話題。

60代がしておきたい30のこと

  1. 定年退職後、第2の人生が始まる。
  2. 60代は意外に、頭も体も、よく動く。
  3. 慎ましい生活をすれば、長生きできるとは限らない。
  4. 60代からは「新しい生きがい」が必要になる。
  5. 我慢していたことを、思い出そう。
  6. 「やりたくない」と「興味がない」を、きちんと区別する。
  7. 興味が出ないのは、行動しないから。
    きっかけは、本屋にある。
  8. あなたの旅立ちを邪魔しているのは、名刺かもしれない。
  9. 明るい服装にすると、気持ちも明るくなり、行動力も出てくる。
  10. 60代からの平日は、王様気分を味わえる。
  11. 70代の足腰を決めるのは、60代の過ごし方。
  12. 自然と朝早くに目覚めてしまう。
    さて、どうするか。
  13. ウォーキングは、夫婦で楽しむのが一番。
  14. パートナーとの関係が、これからの本当の財産。
  15. 定年退職をすれば、今までの成功体験は、忘れたほうがいい。
  16. 60代こそ、旅行と登山のベストタイミング。
  17. 好きなこととはいえ、無謀なことは控える。
  18. 楽しんでいる姿を見せるのが、最高の子ども教育。
  19. 地元への愛情が出てきたとき、どうするか。
  20. 地域の人とのつながりは、幸せにもつながる。
  21. 積極的に、若い人に話しかけよう。
  22. 60代が若い人と接するときの方法。
  23. 孫の遊び相手も、立派な仕事。
  24. 60代に必要なのは「教える姿勢」より「教わる姿勢」。
  25. 古い話ばかりを繰り返していませんか。
  26. 60代からの起業もある。
  27. 健康と思っても、健康診断は必ず毎年受けること。
  28. 自分の生き方を、子どもに強要しない。
  29. 万が一のために家族と話しておきたい、2つの話題。
  30. 人生最大の親孝行とは。

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