人間は、面倒を嫌がる生き物です。
面倒だから、何とか楽をしたいと考えます。
さて、こんなとき、2種類の人間にわかれます。
あなたはどちらでしょうか。
短期的に考えれば(1)の楽をしたいから、勉強や仕事をサボるほうが、圧倒的に楽です。
勉強や仕事そのものに手を付ける必要がないから、一番楽になります。
しかし、往々にして、これは落とし穴です。
逃げれば、一瞬、ストレスから解放されます。
しかし、サボったところで、しなければいけないことがなくなることはありません。
勉強で考えて見てみましょう。
勉強から逃げれば、成績が上がることは、絶対にあり得ません。
むしろ逃げれば逃げるほど、苦手意識がさらに強くなり、勉強が苦手になって精神的なストレスが大きくなります。
逃げれば、一瞬、解放されます。
しかし、後から、2倍にも3倍にも膨らんだ大きなストレスに悩むことになります。
さて、こんなときこそ「段取り」です。
「(2)楽をしたいから、勉強や仕事の段取りを考えて工夫をする人」になるのです。
楽をしたいから、勉強や仕事をサボるのではありません。
楽をしたいからこそ、勉強や仕事の段取りを考え、工夫をします。
長期で見て、そのほうが精神的なストレスが軽くなります。
楽をしたいと思うときこそ、段取りを考えましょう。
勉強法を工夫したり、やる気が続くように勉強のやり方を見直したりします。
段取りは、余裕を生み出す技能です。