執筆者:水口貴博

のんびり気楽に生きる30の心の習慣

16

入院は、人生の夏休みと思う。

入院は、人生の夏休みと思う。 | のんびり気楽に生きる30の心の習慣

人間と病は、切れない関係があります。

小さなけがや風邪くらいならいいでしょう。

しかし、人生では何があるかわかりません。

突然の交通事故もありますし、思わぬ病に倒れることもあります。

重い病気にかかってしまい、長期の入院が必要とされることもあります。

自分では大丈夫だと思っても、ある日、突然起こります。

私は、19歳のときに突然入院したことがあります。

体調が悪いときに「からいもの食べたら元気が湧いてくるかな」と思い、刺激の強い食事をしたら、胃と腸が炎症を起こしました。

痛みで立てなくなってしまいました。

今なら笑えますが、本当に立てませんでした。

「若いときには自分は大丈夫だ」と思っても、無理をすればやはり限界のある人間であることを自覚します。

まったく恥ずかしいことです。

健康には自信があったため、この経験は大変ショックでした。

同時に学生時代の多感な時期に入院を経験したことは、貴重な時間にもなりました。

病院に運ばれ、炎症を抑えるため、しばらくの間は絶対安静だと医者から言われました。

部屋にはテレビはありませんし、本1冊も新聞もありません。

私は海外に留学していたため、両親は日本にいるし、見舞いに来てくれる人は誰もいませんでした。

まさに1日中、ずっと部屋に1人きりでいます。

そうすると、さまざまなことを考えます。

「自分の人生はこれでいいのだろうか」

「いつの間にか間違った道に進んでいないだろうか」

「これからどういう道を歩むべきか」

あれこれ忙しい日々ばかりのため、自分のことをゆっくり振り返り、人生について見直す時間はありませんでした。

しかし、突然の入院が、それを考えさせるいい機会を与えてくれました。

あなたは入院したことがありますか。

入院することになったときはどうしますか。

起こってしまったことは、悔やんでも仕方ありません。

もし入院することになってしまったら「人生の夏休み」だと思うことです。

普段私たちは、学生なら学校に通い、社会人なら会社に通勤しています。

親になれば子育てに忙しくなり、気づけば老後を迎えています。

そんな忙しい日々のため、なかなか自分について振り返る時間がありません。

なんとなく考えることはあっても、たっぷり時間を取って考えることは少ないはずです。

万が一、入院してしまったら、落ち込むばかりではなく、自分の人生について考えるいい機会に変えます。

長期の休暇で頭を冷やしましょう。

自分の人生を振り返ったり、方向修正したりするためのいい機会だと考えるのです。

のんびり気楽に生きる心の習慣(16)
  • 入院は、人生の夏休みだと考える。
「まあ何とかなるだろう」と、根拠なく気軽に構える。

のんびり気楽に生きる30の心の習慣

  1. のんびりしたカメだからこそ、味わえる感動がある。
  2. 世の中で最も美しい風景は、実はあなたの真上にあった。
  3. 人によって価値観が違えば、美しいと感じる基準もまったく異なる。
  4. おごりにするべきか。
    割り勘にするべきか。
    それが問題だ。
  5. ぼうっとしていたからこそ、潜在意識が表面化する。
  6. 「いつでも行ける」と思う近場こそ、絶好の穴場である。
  7. 早起きすると、1日が長く感じられる。
  8. よく噛んで食べれば、おかずなしでもご飯はおいしい。
  9. 勉強部屋に缶詰にならず、外へ遊びに出かけることが大切。
  10. 私たちは、2つの世界に生きている。
    「昼の世界」と「夜の世界」。
  11. 昔の遊びには、テレビゲームでは味わえない刺激がある。
  12. 考えてもわからないことに悩んでも、仕方ない。
  13. 「緩」も「急」も、どちらも必要不可欠。
  14. ほのかな朝日で、自然に目覚める。
  15. ウサギにはウサギのよさがある。
    カメにはカメのよさがある。
  16. 入院は、人生の夏休みと思う。
  17. 「まあ何とかなるだろう」と、根拠なく気軽に構える。
  18. 言いたいことは、次の日に言うくらいでいい。
  19. 100パーセントを感じさせる言葉は使わない。
  20. おもちゃには、童心に返る力がある。
  21. 成功するためには3つの目が必要。
    鳥の目、虫の目、魚の目。
  22. 仕事の予定が入る前に、休暇の予定を先に入れる。
  23. 弱みを隠しているうちは、一生克服できない。
  24. 規則正しい生活を送っている人が少ない時代になってしまった。
  25. 迷わない。
    直感に従う。
  26. ゆっくり話すことは「落ち着き」と「品」を醸し出す。
  27. 完璧を求めると、読書が間違い探しになってしまう。
  28. どうしてもリラックスできないときには、お酒の力を借りればいい。
  29. 服からくるストレスは、大きい。
  30. 約束の数をできるかぎり少なくする。

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