執筆者:水口貴博

明るい未来を切り開く30の勉強法

22

知性を磨いて「必要」「必要ではない」と区別する。

知性を磨いて「必要」「必要ではない」と区別する。 | 明るい未来を切り開く30の勉強法

私たちは、ついたくさん語ってしまおうとします。

たとえば、雑談で話をするときです。

たくさん話を語るほど、より多くのことを相手に伝えられると思っています。

しかし、実際は、たくさん語るほど相手は多くの情報に触れることになり、頭の整理が難しくなります。

「結局何が言いたいのか」と思い、頭が混乱してきます。

会話にしろ、文章にしろ、本当に大切なことを伝えるために「たくさん語る努力」をするのではありません。

いらない言葉をそぎ落とすことが必要です。

ここに知性が要求されます。

「必要」「必要ではない」と区別することを意識しましょう。

この2つは似ています。

必要は、欠かせないものです。

軸であり、芯であり、本質です。

しかし、必要ではないものは、あってもなくても問題ない部分です。

必要ではない部分を削るにつれて、言葉は短くなります。

文章が短くなることで、残った「必要」の部分が、より強調されます。

ことわざが印象に残るのは、言葉が短いからです。

いらない部分がそぎ落とされています。

だからすっと心に入ってきます。

語るために知性を磨くのではありません。

削るために知性を磨くのです。

明るい未来を切り開く勉強法(22)
  • 「必要ではない部分」を削る。
タクシーの運転手ほど、情報通はいない。

明るい未来を切り開く30の勉強法

  1. いついかなる状況でも、勉強できる装備が整っていますか。
  2. 「勉強をしている」と言っているうちは、まだ勉強不足である。
  3. 店員への意外な質問。
    「一番売れていない商品はどれですか」
  4. 勉強の半分はインプット。
    もう半分はアウトプット。
  5. タイムプレッシャーがあるから、時間の貴重さが勉強できる。
  6. 騙された経験は、セミナーだと思う。
    騙された金額は、授業料だと思う。
  7. こだわりのある人は、魅力的な人。
  8. テレビ番組に向かって突っ込みを入れると、雑談がうまくなる。
  9. 作家とは、文章を書く仕事ではない。
    読者を励ます仕事である。
  10. 人との出会いも一期一会。
    言葉との出会いも一期一会。
  11. 知識を操るためには、知恵が必要になる。
  12. あなたの頭の中には、望遠鏡がある。
  13. 勉強に、時期尚早はない。
  14. 今すぐ役立たない勉強ほど、後から大いに役立つ。
  15. 学ぼうという気持ちがあれば、平凡な瞬間も勉強になる。
  16. 高額のマンツーマンは、実は一番格安である。
  17. 鳥肌が立つような経験ができれば、いい勉強ができている証拠。
  18. 勉強をすれば、ストレスになるのは嘘。
    勉強をすれば、ストレスが減る。
  19. すぐ答えを求めないから、味わいは無限に広がる。
  20. 説明不足の言葉を想像するのは、素晴らしい脳のトレーニングになる。
  21. 嫌いな人を「先生」と呼べば、人間関係改善のきっかけが見つかる。
  22. 知性を磨いて「必要」「必要ではない」と区別する。
  23. タクシーの運転手ほど、情報通はいない。
  24. 勉強する時間がないのは知性がない証拠。
    勉強する時間を見つけられるのが知性だ。
  25. 学生は、勉強をして未来を切り開く。
    社会人は、習得した知識や技術をお金に換えて未来を切り開く。
  26. センスのいいファッションには、高い知性が要求される。
  27. あなたの体の中には、優秀な医者が存在する。
  28. 「楽しさに気づく力」が、本当の知性である。
  29. 自分をよく見ることはあっても、他人をよく見ることは少ない。
  30. 勉強した後、どうなるかではなく、勉強しているとき、どうであるか。

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