執筆者:水口貴博

成績が上がる30の勉強法

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勉強には、王道の5段階がある。

勉強には、王道の5段階がある。 | 成績が上がる30の勉強法

勉強には、王道の5段階があります。

次の5つの段階順に勉強を進めるのが、一番効率よく、合格率も高くなります。

ここで紹介するのは、私が今まで研究して見つけた実績のある方法です。

事実、このやり方でたくさんの資格を取ってきました。

一挙公開します。

まず(1)から順を追って説明します。

教科書を読み進めるコツは、最初に全ページを一気に読み切ってしまうことです。

細かい内容の理解や記憶は、しなくてかまいません。

初めにしなければならないのは「全体像の把握」です。

「こうした内容、こうした問題、こうした流れで内容が進んでいくのか」という教科書の全体像を把握します。

目次も利用しながら、スピードを持って、最初から最後まで一気に読み進めます。

1段階目は、これで十分です。

内容の理解や記憶は、後回しで結構です。

1段階目の勉強は、あくまでも「全体像を把握するため」に、一気に読みます。

短くて1日で、長くても3日以内で、教科書全体を、スピードを出して一気に読み切ってください。

多少なりとも無限と思えた勉強の全体像が確認でき、精神的に楽になるでしょう。

全体像の把握は、2段階目に続く土台になります。

さて、次に、2段階目の勉強です。

1段階目の勉強は「全体像の把握」に重点を置いた勉強でしたが、2段階目の勉強は「理解」に重点を置きます。

時間をかけていいですから、各章、各項目をじっくり読み進めます。

とにかく内容の理解を心がけましょう。

2段階目には、1段階目とは違い、スピードはありません。

内容を理解するために、時間をかけていいですから、じっくり読み進めましょう。

わからないところがあれば、先生や友人に積極的に聞きます。

検索してウェブサイトで調べたり、辞書を使ったり、先輩に聞いてみたりします。

とにかく、理解に努めましょう。

続いて、3段階目の勉強です。

3段階目の勉強は「記憶」に重点を置きます。

1段階目の勉強では「全体像の把握」して、2段階目の勉強で「理解」に重点を置いた勉強でした。

次こそ「記憶」です。

今まで細かく覚えていなかった「名前」「年号」「場所」「特徴」などを細かく正確に記憶します。

「なぜ、3度目に記憶なのか」

ここが大切な点です。

理解と結びつけて勉強するためです。

2段階目の勉強で、きちんと理解できていれば、3段階目の記憶は効率がよくなります。

人間は暗記を苦手とし、覚えにくく、そのうえすぐ忘れます。

しかし、理解を伴った記憶は、覚えやすく、忘れにくくなります。

最初に理解をしておけば、記憶作業は効率よく進みます。

2段階目に「理解」、3段階目に「記憶」という順です。

この順は、最重要です。

「名前」「年号」「場所」「特徴」を理解に結びつけて、覚えていきましょう。

4段階目は、折り返し地点になります「復習」です。

2段階目の勉強で「抜けていた理解」や、3段階目の勉強で「抜けていた記憶」を復習して、穴埋め勉強をします。

記憶は、復習すればするほど、定着します。

短期記憶から、長期記憶へと変化します。

何度も復習を重ねて、抜けていた穴を徹底的に埋めましょう。

「完璧だ」と言えるほど何度も復習を重ねて、最後に5段階目の「テスト」です。

本番そっくりの模擬試験を受けて、ショックを受けてください。

あなたが完璧と思っても、模擬試験を受けると、意外な問題で点を落としてしまうでしょう。

自分でも気づかなかった穴を見つければ、2、3、4段階目に戻り、理解・記憶・復習をやり直します。

このサイクルを繰り返し、模擬試験でのスコアが80~90点を安定して取れるようになれば、試験勉強は完了です。

「本試験」を受けて、合格をつかみ取りましょう。

成績が上がる勉強法(5)
  • 勉強の王道5段階で、試験に合格する。
歴史は、漫画を読んで流れをつかむ。

成績が上がる30の勉強法

成績が上がる30の勉強法
  1. 「ノートに書く1時間」と「記憶に集中する1時間」は、まったく別物。
    「ノートに書く1時間」と「記憶に集中する1時間」は、まったく別物。
  2. アウトプットは、インプットが大前提。
    アウトプットは、インプットが大前提。
  3. まず1冊の教科書を使って、徹底的に勉強する。
    まず1冊の教科書を使って、徹底的に勉強する。
  4. どんなに古臭い本でも「王道」と言われる本を1冊は持っておくこと。
    どんなに古臭い本でも「王道」と言われる本を1冊は持っておくこと。
  5. 勉強には、王道の5段階がある。
    勉強には、王道の5段階がある。
  6. 歴史は、漫画を読んで流れをつかむ。
    歴史は、漫画を読んで流れをつかむ。
  7. 100点を目指さない。<br>90点も取れれば十二分。
    100点を目指さない。
    90点も取れれば十二分。
  8. 基本5科目「英国理数社」より、はるかに重要な「自分」という科目がある。
    基本5科目「英国理数社」より、はるかに重要な「自分」という科目がある。
  9. 勉強は、夜より、朝する。
    勉強は、夜より、朝する。
  10. 本当に勉強ができる人は、ノートを取らず、教科書に書き込む。
    本当に勉強ができる人は、ノートを取らず、教科書に書き込む。
  11. ノートオタクにならないこと。
    ノートオタクにならないこと。
  12. 勉強に、生理現象の我慢は禁物。
    勉強に、生理現象の我慢は禁物。
  13. 効果的な勉強に「音読」は当たり前。<br>勉強の達人は「立って音読」をする。
    効果的な勉強に「音読」は当たり前。
    勉強の達人は「立って音読」をする。
  14. トイレ・お風呂・自室の壁を、最大限に活用する。
    トイレ・お風呂・自室の壁を、最大限に活用する。
  15. 区切りや制限時間を作ると、頭がしゃきっとする。
    区切りや制限時間を作ると、頭がしゃきっとする。
  16. 試験日は、最初に決めてしまう。
    試験日は、最初に決めてしまう。
  17. 勉強にお金を惜しむと、成績が伸びない。
    勉強にお金を惜しむと、成績が伸びない。
  18. 予習より、復習に力を入れよう。
    予習より、復習に力を入れよう。
  19. 重要な情報は、もったいぶらずに共有する。
    重要な情報は、もったいぶらずに共有する。
  20. 質を求めた勉強は失敗する。<br>スピードのある勉強が成功する。
    質を求めた勉強は失敗する。
    スピードのある勉強が成功する。
  21. 復習効果を倍増させるには「1人授業」が効果的。
    復習効果を倍増させるには「1人授業」が効果的。
  22. 睡眠時間を削ってまで、勉強をしない。
    睡眠時間を削ってまで、勉強をしない。
  23. 勉強のできる人は、パンよりご飯を食べる。
    勉強のできる人は、パンよりご飯を食べる。
  24. ガムを噛めば、頭の回転がよくなる。
    ガムを噛めば、頭の回転がよくなる。
  25. テストの復習をする最もよいタイミングは、受け終わった直後。
    テストの復習をする最もよいタイミングは、受け終わった直後。
  26. 必要な科目が決まったら、必要ない教科は徹底的に捨てること。
    必要な科目が決まったら、必要ない教科は徹底的に捨てること。
  27. 疲れにくく継続ができる勉強は、耳からしよう。
    疲れにくく継続ができる勉強は、耳からしよう。
  28. 「鉛筆とノート」より「ボールペンと紙」のほうがいい。
    「鉛筆とノート」より「ボールペンと紙」のほうがいい。
  29. 音楽を聴きながらする勉強は、効果的なのか。
    音楽を聴きながらする勉強は、効果的なのか。
  30. 合格した後の自分を想像しながら、勉強する。
    合格した後の自分を想像しながら、勉強する。

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