執筆者:水口貴博

本を読む力が強くなる30の方法

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読書の魅力は、連鎖させていくこと。

読書の魅力は、連鎖させていくこと。 | 本を読む力が強くなる30の方法

読書の魅力は、連鎖させていくことです。

興味や関心を軸にして、次から次へと読書を連鎖させていくところに読書の魅力があります。

読書の連鎖には、次の2種類があります。

  1. 興味や関心を軸にした連鎖
  1. 著者を軸にした連鎖

まず(1)の「興味や関心を軸にした連鎖」は、一番メジャーな読書のつなげかたです。

もともと人生について興味のある人が、まず人生についての本を読み始めます。

人生に興味関心が深まると同時に、興味関心が波及して、人間についても興味が出てくるようになります。

次に、人間心理についての本を読み始めます。

すると、次は人間が構成する社会について、興味が出てくるようになります。

社会の本を読み始めると、法律に関して興味が出てくるようになります。

法律の本も読み始めるようになります。

そういう興味関心を軸に、次々と読書をするジャンルを広げていきます。

知識や教養の幅が広がると同時に、知識や教養の偏りを防げます。

次に(2)の「著者を軸にした連鎖」です。

1人の著者が出版している本をすべて読み干してしまう、という読み方です。

自分にとってわかりやすい文章を書く著者と出会えば、ジャンルは関係なく、その著者が出版している本すべてを注文して読みます。

たいてい、著者の文章の書き方は、ほかの本を書かせても大きく変わることはありません。

読みやすい文章を書く著者が、ほかの本を書いても、やはり読みやすいです。

文章には、癖、習慣、考え方が大きく左右されるため、人が変わらないかぎり、文章の読みやすさが変化することはありません。

また文章には、著者の経験、体験が盛り込まれているものです。

1人の著者を徹底的に追及して、恩師のようについていきます。

著者のすべてを知ろうというくらいに吸収するほうが、身につくのも速くなります。

「興味や関心を軸にした連鎖」「著者を軸にした連鎖」のどちらでもいい。

そのときの自分の気持ちに合わせて、たくさんの読書をすればいいでしょう。

読書の魅力は、連鎖させていくことです。

オリンピックの聖火をつなげるように、興味関心という心の火を、次の読書へとつなげてください。

火を絶やさず、次へとつなげることに意味があるのです。

本を読む力が強くなる方法(25)
  • 興味関心という心の火を、次の読書へとつなげる。
読書の達人は、1ページ目から読まない。
目次から読み始める。

本を読む力が強くなる30の方法

  1. 興味のある本から読まないと、眠くなる。
  2. 買ってきた日に読み始めるのが、読書のマナー。
  3. あなたが読みたい本だけ買えばいい。
  4. 気になる部分は、蛍光ペンでラインを引く。
  5. 蛍光ペンで線を引くときは、3種類の色を活用しよう。
  6. ラインが引くのが面倒なときは、ページを破って抜き出そう。
  7. 初めから読み始める必要はない。
    気になるところから読み始めていい。
  8. 初めから読まないと理解できない本は、内容も大したことがない。
  9. 自分のお金で本を買うから、自分のためになる。
  10. 社会的に弱い人は、お金も時間もない。
    そういう人のために、無料にしている。
  11. 無理をして、本を最後まで読み切る必要はない。
  12. 読書をして共感できたとき、潜在的思考が表面化する。
  13. 読書とは、言葉探しだ。
  14. 待ち時間に本を読む習慣があれば、待つことが嬉しくなる。
  15. 気に入った著者の全作品を読もう。
  16. 文字が大きな本ほど、得るものは大きい。
  17. 本を読むのは、知識を得るためではない。
    意識を変えること。
  18. 本を買って読むのは「消費」ではなく「自己投資」だ。
  19. 海外旅行ほど、待ち時間の多い旅はない。
  20. 本は、借りるより買うほうが、身につきやすい。
  21. 本で読んだことを現実で活用して、初めて「わかった」と言える。
  22. 読書は、座ってするものとは限らない。
    読書は、歩きながらできる。
  23. 古典には「普遍的内容」が含まれている。
  24. 読書はすべて、一期一会。
  25. 読書の魅力は、連鎖させていくこと。
  26. 読書の達人は、1ページ目から読まない。
    目次から読み始める。
  27. 忙しいときほど、読書をする絶好のチャンス。
  28. 気に入ったキーワード・キーフレーズが1つでもあれば、買う価値はある。
  29. 下克上を実現する一番の近道は、読書。
  30. 読書(インプット)→経験(消化)→教える(アウトプット)。

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