執筆者:水口貴博

初心に返る30の方法

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自分の顔を3分間じっと見つめてみよう。いつもと違った顔に見えてくる。

自分の顔を3分間じっと見つめてみよう。いつもと違った顔に見えてくる。 | 初心に返る30の方法

あなたは自分の顔をよくわかっているでしょう。

毎日鏡で自分の顔を見ることになります。

これまで何千回・何万回と見ていて、すっかり見慣れているでしょう。

どんな顔をしているか、目をつぶってもイメージできるに違いありません。

さて、ここで面白い実験があります。

鏡で自分の顔を3分間じっと見続けてください。

ちらっと見るのではなく「見続ける」のがポイントです。

私たちが普段、鏡で自分の顔を見るとき、じっと見続けることはありません。

洗顔のときもファッションチェックのときも、鏡で自分をちらっと見る程度でしょう。

メイクやひげそりで自分の顔をじっと見るときもありますが、それでもせいぜい30秒か1分程度のはずです。

鏡で自分の顔を見ることはあっても、目をそらさずじっと見続けることはないのではないでしょうか。

だからこそやってみるのです。

その気になればいつでもできることですが、一度もやったことがない人が大半です。

自分の顔を3分間じっと見つめてみよう

じっと自分の目を見続けてください。

目安は3分間です。

愛する人を見つめるかのように、自分をじっと見つめてみましょう。

3分間は目を一切そらしません。

目をそらしたくなっても、ぐっと我慢です。

自分の目を、穴があくほどまじまじ見つめましょう。

他人をじっと見続けるのは抵抗があっても、自分をじっと見続けるならできるはずです。

焦点は目に合わせつつ、周辺視野で顔全体を見ていきましょう。

すると、面白いことが起こります。

1分を過ぎたあたりから、だんだん不思議な感覚を覚えてくるでしょう。

「だんだん自分の顔が違って見えてきたぞ」

「私はこんな顔だったかな?」

「まるで別人の顔に見えてきた」

見慣れているはずの自分の顔が、なぜか新鮮に見えてくるでしょう。

同じものを見続けていても、違って見えてくるから不思議です。

自分の顔なのに、他人の顔のように見えてくる。

そして3分後には、はっきりした違和感を覚えているはずです。

自分の顔にもかかわらず「お前は誰だ!」と叫びたくなるほど、違った顔に見えてくることもあります。

ユニークな光景は、あなたの顔にある

じっと見続けていると、自分の顔の意外な特徴に気づくこともあります。

眉の形の変わった特徴に気づくかもしれません。

今まで気づかなかったほくろがあることに気づくかもしれません。

肌の質感の特徴に気づくこともあるでしょう。

あなたの顔は、どんな顔に見えてくるでしょうか。

鏡で自分の顔を3分間じっと見続けるだけですから、簡単ですね。

あなたには「もうひとつの顔」があります。

この世は不思議な世界です。

たった3分間で、不思議な光景を見ることができます。

ユニークな光景は、あなたの顔にあるのです。

初心に返る方法(19)
  • 3分間じっと鏡で自分を見続けて、自分の不思議な顔つきに気づく。
軽々しく人におすすめを聞かない。
自分で探して選ぶことも、勉強の1つ。

初心に返る30の方法

  1. 誰でも初心に返ることができる。
  2. 初心に返る第一歩は「気づくこと」から始まる。
  3. 初心に返るための大切な下準備は「時間」。
  4. 初期に使っていたものを取り出そう。
  5. 初心に返るためには「意識的な努力」が必要。
  6. 写真とは、記憶の引き出しを開ける鍵。
    当時の写真を振り返ると、初心に返ることができる。
  7. 卒業アルバムを眺めると、初心に返ることができる。
  8. もらった贈り物のお返しを、忘れていませんか。
  9. 切羽詰まった状況のときは、焦って行動するのではなく、まず落ち着く。
  10. ブランコは、大人が童心を思い出すための遊具。
  11. 暗い人は「減点法」で生きている。
    明るい人は「加点法」で生きている。
  12. 初心者は、初心を思い出させてくれる先生。
  13. 明るい話し方をすると、普通のネタも面白く聞こえてくる。
  14. 仕事のフォームは、知らず知らずのうちに崩れる。
  15. 稼いでいたころと比較するから、落ち込む。
    経済力ゼロのころと比較すれば、落ち込まない。
  16. 人は、生きているうちに生まれ変われる。
  17. あなたはいつの間にか、人に影響を与えている。
  18. 相手の話をたっぷり聞くことも、愛情表現の1つ。
  19. 自分の顔を3分間じっと見つめてみよう。
    いつもと違った顔に見えてくる。
  20. 軽々しく人におすすめを聞かない。
    自分で探して選ぶことも、勉強の1つ。
  21. 共感したときは、きちんと本人に共感したことを伝えよう。
  22. どれだけ都会でも、必ず自然がある。
  23. 相手が話したいテーマは、宝探しの感覚で、楽しく探す。
  24. 前から一度やってみたかったことを、これ以上先延ばしにしない。
  25. 「ありがたい」が口癖の人に、悪い人はいない。
  26. 昔住んでいたアパートを見に行くと、初心に返ることができる。
  27. 体験は、しっかり記憶に残る。
    感情が伴った体験は、もっと記憶に残る。
  28. 新しい発見は「家電製品の説明書」にある。
  29. 自分より経験が浅い人に意見を求めよう。
    経験ゼロの人に意見を求めることも悪くない。
  30. 本当にやりたいことなら「やる、やらない」の相談は必要ないはずだ。

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