執筆者:水口貴博

外食で心がけたい30のマナー

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お客さんの立場でも「サービス精神」は必要。

お客さんの立場でも「サービス精神」は必要。 | 外食で心がけたい30のマナー

ほとんどの人が「外食はサービスをされるもの」と思っています。

「こちらがお金を払っている。お客さんの立場なのだからサービスを受けるのは当然」

これは半分正しいですが、半分は間違っています。

たしかにお金を払う側がサービスを受けるのは基本です。

だからといって、1ミリの謙虚もなく「外食はサービスをされるもの」と思っているなら注意したほうがいいでしょう。

知らず知らずのうちに傲慢ごうまんな気持ちが生まれています。

相手を見下した態度になっています。

「お金を払っているのはこちらだ。お客さまは神様だろ? さあ、おもてなしを見せてくれ!」

外食はサービスをされるものだと思っているのは、ふんぞり返っているのと同じです。

偉そうな態度を見せると、店員さんもむっとします。

そこにあるのは「人と人とのコミュニケーション」

お客さんの立場であっても、サービスする心がけは大切です。

立場が逆に思えますが、そんなことはありません。

サービスをする側であれされる側であれ、そこにあるのは「人と人とのコミュニケーション」です。

コミュニケーションが交わされる場面では、自分がお客さんの立場であろうと、店員さんにサービスをするつもりになりたい。

店員さんに、にっこりとした笑顔を見せましょう。

注文するときは「○○をお願いします」と丁寧な注文をしましょう。

お店を去るときは「ごちそうさまでした。おいしかったです」とお礼を言って去りましょう。

自分がお客さんの立場であっても、サービスをしているつもりで接することです。

お客さんであるこちらが、店員さんにサービスをするような接し方を心がけましょう。

これが、上品な大人の振る舞いです。

お互いがサービスをし合う状態になって、よい雰囲気が漂います。

相乗効果が生まれることで、ますます外食を楽しめるようになります。

お客さんの立場でも「サービス精神」を心がけよう

お客さんの立場であっても、店員さんにサービスをするような感覚になりましょう。

難しいかもしれませんが、心を大きくするつもりで取り組んでみてください。

「さあ、今日も店員さんに気持ちのいいサービスをしよう」

そう心がけるだけでも、外食の楽しみ方が向上します。

わくわくする気持ちが高まって、お店に入るときの足取りも軽くなります。

自然と心が躍り始め、笑顔の数も増えます。

店員さんとの接し方も柔らかくなります。

お客さんの立場でも「サービス精神」は必要です。

サービス精神を心がけることで、楽しみ方の幅が広がって、外食で濃い時間を送れます。

こちらの態度が丁寧になることで、店員さんの態度もますます丁寧になるでしょう。

結果として、自分のためになります。

「こちらもサービスする立場」と思えば、ますます外食体験が素晴らしくなります。

外食で心がけたいマナー(1)
  • お客さんの立場であっても、サービス精神を大切にしながら外食を楽しむ。
予約ができるお店なら、きちんと予約をしていく。
当日であっても、できるだけ予約していくほうがいい。

外食で心がけたい30のマナー

  1. お客さんの立場でも「サービス精神」は必要。
  2. 予約ができるお店なら、きちんと予約をしていく。
    当日であっても、できるだけ予約していくほうがいい。
  3. 食券機のボタンを押すとき、乱暴になっていないか。
    食券を手渡すとき、がさつになっていないか。
  4. ドレスコードで入店拒否されても、喧嘩腰にならない。
  5. 相席になっても嫌な顔をしない。
    笑顔で快諾する人になろう。
  6. メニューを開くやいなや、値段を見ていませんか。
  7. 呼び出しボタンを押してスルーされても、むっとしない。
    こういうときこそ、想像力の出番。
  8. 単語で注文する人は、お店の人からも食の神様からも嫌われる。
  9. 満席は怖くない。
    待ち時間にメニューを見れば、時間を有効に活用できる。
  10. 「少々お時間をいただきますが」と言われてむっとしない。
    「教えてくださってありがとうございます」と感謝する。
  11. 「大盛り無料」と言われて、食べきれる自信もないのにお願いしない。
  12. 注文を言い終えたら、合図の一言を言おう。
    「以上です」
  13. 注文内容を変更したくても、事情がないかぎり申し出ない。
  14. 外で買ってきたものを、店内でこっそり食べない。
  15. おかわり自由のドリンクバーだからといって、飲み散らかさない。
  16. 注文した料理を忘れられていても、むっとしない。
  17. 少しくらい接客態度が悪くても、いらいらしない。
    店員さんも、1人の人間。
  18. 飲食店であっても、席を譲る配慮は大切。
    声がけするあなたは、優しい人。
  19. ほかのお客さんと提供順が前後しても、いらいらしない。
  20. あらゆる料理は生もの。
    提供されたら、1分1秒でも早く食べ始めよう。
  21. カトラリーを落とすのが恥ずかしいのではない。
    ちょっとした不注意で騒ぐのが恥ずかしいのだ。
  22. 店員さんとため口で話すお客さんは嫌われる。
    店員さんと丁寧語で話すお客さんが愛される。
  23. テーブルマナーが身についていなくても落ち込まない。
    これから身につける楽しみがあるということ。
  24. 手が届きにくいものは、無理に手を伸ばしても見苦しいだけ。
    近くの人に一声かければ済む話。
  25. ストローをかじる癖ほど見苦しいものはない。
  26. フォーマルなレストランでは、料理に調味料を加えないのがマナー。
  27. 自分たちが寄せた席を、そのままにして退店していないか。
  28. 「ラストオーダーです」と言われても焦らない。
  29. カードの渡し方・受け取り方が、雑になっていないか。
  30. どれだけ最悪の外食でも、よかったところが1つくらいあるはずだ。

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