執筆者:水口貴博

未来が待ち遠しくなる30の言葉

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コミュニケーションで大切なのは、何を言ったかではなく、相手にどう伝わったか。

コミュニケーションで大切なのは、何を言ったかではなく、相手にどう伝わったか。 | 未来が待ち遠しくなる30の言葉

コミュニケーションで最初に注意が向くのは「自分が発する言葉」でしょう。

どう言えばいいか。

どんな話し方をすればいいか。

言葉も話し方も相手に影響を与えるものであり、慎重になるところでしょう。

もちろん言葉や話し方も大切ですが、それ以上に大切なことがあります。

私たちが見落としがちなポイントがあります。

コミュニケーションで大切なのは「何を言ったか」ではありません。

「相手にどう伝わったか」です。

言葉や話し方に注意を向けるのもいいですが、それ以上に、相手に伝わった内容に注意を向けてください。

相手にきちんと伝わっているか

「正しい内容ならOK」

「きちんと話ができればOK」

そうした考え方があるなら注意したほうがいいでしょう。

コミュニケーションで大切なのは「何を言ったか」ではなく「相手にどう伝わったか」です。

自分の発言内容だけではなく、相手に伝わった内容に注意してください。

すなわち「相手にきちんと伝わっているか」です。

正しい言葉を発しても、正しく相手に伝わっていなければ意味がありません。

間違って伝わってしまえば、逆効果になることもあります。

たとえば、難しい言葉を使って話をしたとしましょう。

話の内容は正しいものだとしても油断は禁物です。

自分は知っている言葉であっても、相手は知っているとは限りません。

難しい言葉はなじみが薄く、理解されないことが多い。

「きちんと言ったよ。正しいことを話しているよ」と主張したところで、相手が理解していなければ無意味です。

専門用語や学術用語には注意することです。

言葉を理解できなければ、きちんと伝わっていないことになります。

意味が通じていなければ、コミュニケーションは成立していないことになります。

難しい話をした自分に非があります。

コミュニケーションとは、言語と非言語がある

コミュニケーションとは「言語」だけではありません。

態度や表情といった「非言語」も、コミュニケーションの一部です。

コミュニケーションは「言語」と「非言語」の両方があることを留意してください。

たとえば、謝罪をする場面があるとします。

腕を組みながら偉そうな態度で「申し訳ない」の一言だけでは謝ったことにならないでしょう。

言葉は謝罪であっても、態度や表情は謝罪になっていません。

相手は「きちんと謝っていない」と理解するでしょう。

ますます怒らせることにもなりかねません。

きちんと頭を下げて、反省の態度を見せることで、謝罪が伝わったことになります。

謝罪の場面に限りません。

感謝を伝える場面、敬意を伝える場面、愛を伝える場面。

励ましを伝える場面、歓迎を伝える場面、優しさを伝える場面。

お願いを伝える場面、お祝いを伝える場面、喜びや悲しみを伝える場面。

心がけることは、すべて同じです。

大切なのは「何を言ったか」ではなく「相手にどう伝わったか」です。

正しい言葉を言うのはもちろんですが、きちんと相手に意味が伝わるようにしてください。

「言えばいい」「話せばいい」と考えるのではなく「きちんと意味が伝わっているだろうか」に注意を向けてください。

正しく意味が伝わって、初めてコミュニケーションが成立します。

未来が待ち遠しくなる言葉(11)
  • コミュニケーションでは「自分の発言内容」より「相手に伝わった内容」に注意する。
私たちは「取り返しのつかない毎日」を送っている。

未来が待ち遠しくなる30の言葉

  1. あなたは、未来を言い当てる占い師。
    自分で自分の未来を予言しよう。
  2. 将来への不安にくよくよするのではない。
    モチベーションに変えるのだ。
  3. 8時台にやってきた宅配便さんに感謝しよう。
    「早起きができた。
    ありがとう、宅配便さん」
  4. 休むとサボるは意味が違う。
    休むのはいいが、サボるのはいけない。
  5. 仕事ができない人は、やり直しを嫌がる。
    仕事ができる人は、快く受け入れる。
  6. どんなに落ち込んでいても腹は減る。
    空腹は、体からの励まし。
  7. 仕事がスムーズに進まないときもある。
    「たまにはこういうこともある」でいい。
  8. 「ほかの人にも優しくしているんでしょ」と言う人は、いずれ優しくされなくなる。
  9. レールを外れたのではない。
    自分の意思で選んだ道なのだ。
  10. ぴったり準備をするのがアマチュア。
    十分な準備をするのがプロ。
  11. コミュニケーションで大切なのは、何を言ったかではなく、相手にどう伝わったか。
  12. 私たちは「取り返しのつかない毎日」を送っている。
  13. ありのままの自分をさらけ出すことは、勇気を鍛えることになる。
  14. 頑張る節約は、たかが知れている。
    本当に節約効果があるのは、頑張らないこと。
  15. 指示される前に動くことを「ゲーム」と考えてみる。
  16. ため息が止まらないのは、体からの拒否サイン。
  17. 夢に向かって努力することを夢にする。
  18. 自分から「頑張る」「努力する」と言ってはいけない。
    自分から言うものではなく、人から言われるもの。
  19. くだらない質問をしてはいけない。
    ただし、されたときは、真剣に答える。
  20. 小さな趣味も、10年続ければ、偉大な結果になっている。
  21. もしものことを考えすぎてはいけない。
    限度を超えると、かえって毒になる。
  22. さあ、立ち上がれ!買ったまま読んでいない本を、今から読もう。
  23. 夢に未来の日付を加えるだけで、実現しやすくなる。
  24. 当たり前と思わないことを、当たり前にする。
  25. 上司の大事な本番直前に、トラブルを報告しない。
  26. 曖昧な発言をしていると、曖昧な人生になる。
    はっきりした発言をしていかないと、人生は切り開けない。
  27. 1位になって満足しない。
    次はぶっちぎりの1位を目指そう。
  28. 「隠れ家」のある人は、人生に強くなる。
  29. 年末には、きちんと来年の目標を立てよう。
    目標の有無は、人生の質に関わる。
  30. 10年前の10年後は、今日。
    10年後の10年前も、今日。

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