執筆者:水口貴博

人の才能を伸ばす30の褒め方

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褒めてくれる人と付き合っていると、能力が伸びる。

褒めてくれる人と付き合っていると、能力が伸びる。 | 人の才能を伸ばす30の褒め方

良い人生を送るためには、人間関係が重要です。

自分にとって居心地の良い人間関係が築きあげられている人は、いろいろな幸せを感じる機会があります。

寂しさは半減し、楽しいことは倍増し、困ったときは助けてもらえます。

嬉しさや喜びを共有できる仲間がいると、それだけで幸せを感じます。

「人は1人では生きていけない」と言いますが、自分にとって心地よい人間関係の中であることが前提です。

自分が不快と感じる人間関係の中では、いくら人がいてもつらい毎日になってしまいとてもやっていけません。

たとえば、虐待をする親に育てられている子どもには、毎日の生活はまさに地獄のようになります。

自分を傷つける人がいるなら、逃げ出したくなります。

はたまた毎日いじめられていれば、学校へ登校するのもおっくうになります。

自分からアリ地獄の中に突きすすんでいるようなものです。

こんな人間関係なんてまっぴらです。

ただ人がいればいいわけではなく、自分にとって居心地のいい人間関係があることが前提なのです。

つらい人間関係の中で生まれる学びもありますが、一時的なことであって、ずっと続くとなると大変です。

地獄のおりの中から抜け出せず、もがきあがくばかりの人生になってしまうのです。

だからこそやはり自分と付き合う人は、慎重に選ばなければなりません。

どんな人と付き合えば一番自分にとってよいのかというと「褒めてくれる人」です。

一般的に言うと、褒める習慣を持っている人は前向きで性格が明るい人です。

いつも明るいことを考えていますから、人の悪いところよりいいところを見つけることができるのです。

そんな褒める人と付き合っていると、あなたの良いところを見つけてくれて褒めてくれます。

自分でも気づかなかったいいところを教えてくれたり、やる気や元気をもらったりできます。

すると、つられて自分の能力も上がります。

ピアノが上手だねと褒められれば嬉しくなり、ピアノをもっとうまくひけるようになろうと努力するようになります。

人と話すのが上手だねと言われれば、もっと期待に応えたいなと、さらに上手に話せるようにと考えるようになります。

私も「文章が上手」と言われて、文章の能力が上がった1人です。

親しい友人に褒めるのが上手な人がいて、たくさんの行動を促してくれました。

ただ褒めてくれる人と付き合っていただけですが「もっと期待に応えたい」という気持ちが強くなりました。

そしてさらに文章力を上げる努力をしたのです。

私は友人からの影響を大きく受けて、今の自分が存在しています。

それほどまでに、どんな友人と付き合うのかは重要だということです。

自分にとってよい影響のある人と悪い影響のある人を、選んで付き合うことは、自分のコントロールすることでもあるのです。

人の才能を伸ばす褒め方(16)
  • 褒める人と付き合う。
不幸そうな人の言うことを聞いてはいけない。
自分もそうなってしまうから。

人の才能を伸ばす30の褒め方

  1. 褒め言葉は、人間関係を活性化させる言葉だ。
  2. うまくいった瞬間に褒めること。
  3. 朝のニュースは、ネガティブな情報であふれている。
  4. 話題をコントロールすれば、感情もコントロールできる。
  5. おいしくない食事は「まずい」とは言わず「変わった味ですね」と褒めてしまう。
  6. 日常は褒めることであふれている。
    「当たり前のこと」も、褒める機会にしよう。
  7. 「言葉」も褒めることができる人は、感性が豊かな人。
  8. 褒める人を、好きになる。
  9. 褒め言葉は、完了形や進行形を使う。
    過去形は、できるだけ控える。
  10. 褒め言葉には、人生を変える力がある。
  11. 褒め言葉が、勉強を楽しくさせる。
  12. 陰でこそこそすると、言葉の効力が大きくなる。
  13. 「褒め言葉」と「おだて」の一番の違いは、気持ちに嘘があるかどうか。
  14. 「感謝される文章」より「感動できる文章」のほうが、心に残る。
  15. 叱るときには、2人のほうがいい。
    褒めるときには、みんなの前のほうがいい。
  16. 褒めてくれる人と付き合っていると、能力が伸びる。
  17. 不幸そうな人の言うことを聞いてはいけない。
    自分もそうなってしまうから。
  18. 「この人は違う!」と思われる人は、人とは違うところを褒めている。
  19. もう少し言葉を付け加え、具体的な表現にする。
  20. せっかくの褒め言葉を、ごみ箱へぽいと捨てないこと。
  21. 「言葉」ほど、素晴らしいコミュニケーションの道具はない。
  22. 1日1回は、誰かを褒めよう。
  23. 知らない人にも、褒め言葉で話しかければいい。
  24. 性格の良い人は、よいことを口にする。
    性格の悪い人は、悪いことを口にする。
  25. 心がこもっていないと、すぐ見抜かれる。
  26. 恋愛の下手な人ほど、相手をけなして振り向かせようとする。
  27. 「欠点」は、褒めてもいい。
  28. みんなと同じことをしない。
    みんながしない方法でアピールすること。
  29. 成長するということは、新しい「色」を取り入れるということ。
  30. あなたの努力は、あなたが一番よく知っている。

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