執筆者:水口貴博

人の才能を伸ばす30の褒め方

19

もう少し言葉を付け加え、具体的な表現にする。

もう少し言葉を付け加え、具体的な表現にする。 | 人の才能を伸ばす30の褒め方

褒めるのが下手な人は「抽象的」に褒めています。

「かわいいね」「きれいだね」「上手だね」「すごいね」という抽象的な言い方で、もやもやした表現を使います。

褒め言葉ではありますが、曖昧です。

言われた側は「どこがすごいの?」「どこがきれいなの?」「もっとはっきり言ってよ」と思っています。

曖昧に濁して適当に褒めているということは、真剣に相手のことを見ていないことであり、抽象的に伝わってしまいます。

「そのくらいいいじゃないか」と思っていませんか。

抽象的に褒めるくらいなら、誰にでもできます。

手当たり次第に「すごいね」「かわいいね」「かっこいいね」と、とりあえず言えばいいだけです。

あなたがほかの人より前進するためにも、この殻を破ってほしい。

面倒なことと思われるかもしれませんが、褒めるときには常に真剣になりましょう。

全体的な一般論より、個人のキャラクターに的を絞った言い方でないと、相手の心には響いてくれないのです。

褒め方を「抽象的」から「具体的」へと変えるだけでかまいません。

今まで「きれいだね」ともやもや褒めていたのを「耳たぶがきれいだね」と具体的な表現にして変えればいいのです。

「上手だね」という言い方を「塩加減が合っているよ。料理を作るの上手だね」と何が上手なのかをはっきりさせることです。

「すごいね」と誰もが口にする表現を「難しい漢字を知っていてすごいね」と余分に褒め言葉を付け加えるだけでかまいません。

ちょっと余分に付け加える褒め言葉が、具体性を生み、何がすごいのかという焦点を絞れます。

焦点は絞って1つにしたほうが、聞く側に感動を伝えるのです。

人の才能を伸ばす褒め方(19)
  • 言葉をちょっと付け加えて、具体的に褒めるようにする。
せっかくの褒め言葉を、ごみ箱へぽいと捨てないこと。

人の才能を伸ばす30の褒め方

  1. 褒め言葉は、人間関係を活性化させる言葉だ。
  2. うまくいった瞬間に褒めること。
  3. 朝のニュースは、ネガティブな情報であふれている。
  4. 話題をコントロールすれば、感情もコントロールできる。
  5. おいしくない食事は「まずい」とは言わず「変わった味ですね」と褒めてしまう。
  6. 日常は褒めることであふれている。
    「当たり前のこと」も、褒める機会にしよう。
  7. 「言葉」も褒めることができる人は、感性が豊かな人。
  8. 褒める人を、好きになる。
  9. 褒め言葉は、完了形や進行形を使う。
    過去形は、できるだけ控える。
  10. 褒め言葉には、人生を変える力がある。
  11. 褒め言葉が、勉強を楽しくさせる。
  12. 陰でこそこそすると、言葉の効力が大きくなる。
  13. 「褒め言葉」と「おだて」の一番の違いは、気持ちに嘘があるかどうか。
  14. 「感謝される文章」より「感動できる文章」のほうが、心に残る。
  15. 叱るときには、2人のほうがいい。
    褒めるときには、みんなの前のほうがいい。
  16. 褒めてくれる人と付き合っていると、能力が伸びる。
  17. 不幸そうな人の言うことを聞いてはいけない。
    自分もそうなってしまうから。
  18. 「この人は違う!」と思われる人は、人とは違うところを褒めている。
  19. もう少し言葉を付け加え、具体的な表現にする。
  20. せっかくの褒め言葉を、ごみ箱へぽいと捨てないこと。
  21. 「言葉」ほど、素晴らしいコミュニケーションの道具はない。
  22. 1日1回は、誰かを褒めよう。
  23. 知らない人にも、褒め言葉で話しかければいい。
  24. 性格の良い人は、よいことを口にする。
    性格の悪い人は、悪いことを口にする。
  25. 心がこもっていないと、すぐ見抜かれる。
  26. 恋愛の下手な人ほど、相手をけなして振り向かせようとする。
  27. 「欠点」は、褒めてもいい。
  28. みんなと同じことをしない。
    みんながしない方法でアピールすること。
  29. 成長するということは、新しい「色」を取り入れるということ。
  30. あなたの努力は、あなたが一番よく知っている。

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