執筆者:水口貴博

人の才能を伸ばす30の褒め方

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褒める人を、好きになる。

褒める人を、好きになる。 | 人の才能を伸ばす30の褒め方

私は小中学校のころ「ミナタカ」というニックネームで呼ばれていました。

水口貴博(ミナクチ・タカヒロ)の始めの文字を取って「ミナタカ」と呼ばれていました。

中学生のとき、同じクラスに「ミナタカはすごい」と言っている女の子がいました。

私は小学校中学校では校内で一番足が速かったため、一番になるたびに「すごいすごい」と褒めてくれる女の子がいました。

不思議なことに何度も言われると、だんだんその子のことが好きになってくるという不思議な現象が起こりました。

特にかわいいわけでも好きでも何でもなかった普通の女の子でした。

しかし、だんだん自分のことを褒めてくれると、その子に対して印象がよくなり好きになってしまったのです。

恋愛心理学では「褒める人を好きになる」という恋の法則があります。

人間には自分のことを認めてほしいという自分に対して価値を求める欲求があります。

「自分のことを理解してほしい」

「内側までわかってほしい」

「価値のある人間だと認められたい」

こうした「認めてわかってほしい」という認知欲求があるのです。

人が誰かに恋をするのは、好きだからという理由だけでなく、自分に対して理解をしてくれている人に恋をすることもあります。

「あなたは素晴らしい、すてき」と褒められると、誰でも嬉しくなります。

ほかの人より、自分のことを理解して褒めてくれて、価値を感じさせてくれる人には好印象を持ち、もっと一緒にいたくなります。

一緒にいて楽しかったり嬉しかったりするのは、自分のことを褒めてくれ、自分の欲求を満足させてくれるからです。

恋のアタックをするときには、相手を褒めることが一番効果のある方法です。

私が当時、その女の子のことを好きになってしまったのもこうした理由があったからです。

人の才能を伸ばす褒め方(8)
  • 褒める人になり、印象アップにつなげる。
褒め言葉は、完了形や進行形を使う。
過去形は、できるだけ控える。

人の才能を伸ばす30の褒め方

  1. 褒め言葉は、人間関係を活性化させる言葉だ。
  2. うまくいった瞬間に褒めること。
  3. 朝のニュースは、ネガティブな情報であふれている。
  4. 話題をコントロールすれば、感情もコントロールできる。
  5. おいしくない食事は「まずい」とは言わず「変わった味ですね」と褒めてしまう。
  6. 日常は褒めることであふれている。
    「当たり前のこと」も、褒める機会にしよう。
  7. 「言葉」も褒めることができる人は、感性が豊かな人。
  8. 褒める人を、好きになる。
  9. 褒め言葉は、完了形や進行形を使う。
    過去形は、できるだけ控える。
  10. 褒め言葉には、人生を変える力がある。
  11. 褒め言葉が、勉強を楽しくさせる。
  12. 陰でこそこそすると、言葉の効力が大きくなる。
  13. 「褒め言葉」と「おだて」の一番の違いは、気持ちに嘘があるかどうか。
  14. 「感謝される文章」より「感動できる文章」のほうが、心に残る。
  15. 叱るときには、2人のほうがいい。
    褒めるときには、みんなの前のほうがいい。
  16. 褒めてくれる人と付き合っていると、能力が伸びる。
  17. 不幸そうな人の言うことを聞いてはいけない。
    自分もそうなってしまうから。
  18. 「この人は違う!」と思われる人は、人とは違うところを褒めている。
  19. もう少し言葉を付け加え、具体的な表現にする。
  20. せっかくの褒め言葉を、ごみ箱へぽいと捨てないこと。
  21. 「言葉」ほど、素晴らしいコミュニケーションの道具はない。
  22. 1日1回は、誰かを褒めよう。
  23. 知らない人にも、褒め言葉で話しかければいい。
  24. 性格の良い人は、よいことを口にする。
    性格の悪い人は、悪いことを口にする。
  25. 心がこもっていないと、すぐ見抜かれる。
  26. 恋愛の下手な人ほど、相手をけなして振り向かせようとする。
  27. 「欠点」は、褒めてもいい。
  28. みんなと同じことをしない。
    みんながしない方法でアピールすること。
  29. 成長するということは、新しい「色」を取り入れるということ。
  30. あなたの努力は、あなたが一番よく知っている。

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