執筆者:水口貴博

上品な人になる30の方法

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片手で十分より、両手で十二分。

片手で十分より、両手で十二分。 | 上品な人になる30の方法

上品を身につけるには、片手より両手を意識しましょう。

片手で物を渡したり受け取ったりしていないでしょうか。

片手でグラスや食器を持っていないでしょうか。

「片手で十分ではないか」という意見もあるでしょう。

もちろんちょっとしたときなら、片手によるやりとりも悪くありません。

片手のほうが素早く動けて簡単です。

「片手で持てるのなら片手で十分」という気持ちもわかります。

しかし、上品な人になりたいなら何でも片手で扱うのは注意したほうがいいでしょう。

名刺交換をイメージしてみてください。

名刺交換は、両手で行うのが基本です。

仮に名刺交換を片手だけで行おうとすると、ぞんざいな印象を受けるでしょう。

両手で名刺交換を行うから丁寧な印象があり、上品に映ります。

名刺交換のときに限らず、物の受け渡しは、基本的に両手を心がけましょう。

上品な人には、両手で丁寧に扱う動作があります。

品物を手渡すときや、お金を受け取るときは、両手です。

プレゼントは、渡すときも受け取るときも、片手ではなく両手です。

少し大げさな動作に感じるかもしれませんが、誤解です。

両手で包み込むような形になる。

言葉に出して言わなくても、優雅な動作から「丁寧に渡したい」「丁寧に受け取りたい」というメッセージが感じられます。

両手でやりとりをすると、丁寧な印象が漂い、上品に映るのです。

普段の動作を少し意識するだけですから難しくないはずです。

「いちいち両手は面倒くさい。片手で十分」と思う人もいるかもしれませんが、上品の実現には大切なポイントです。

自分のためではなく、相手が受ける印象を考えましょう。

片手で済むところを、きちんと両手で行うから好印象があります。

両手でする様子から「大切に扱いたい」という丁寧な気持ちが感じられます。

それが、上品へと変わっていくのです。

片手による所作に心当たりがあるなら、さっそく両手を心がけてください。

片手でしかできない状況もありますが、できるだけ両手による動作のほうが気品が漂います。

片手で十分より両手で十二分を心がけたほうが、上品なのです。

上品な人になる方法(22)
  • 物を扱うときは、片手より両手を心がける。
普段から読書をしている人は、自然と顔に表れる。

上品な人になる30の方法

  1. 品格は、生まれや育ちで決まるものではない。
    個人の努力によって身につけるもの。
  2. 挨拶ができない人に、上品な人はいない。
  3. 上品な人は、3つの余裕を心がけている。
    時間の余裕、お金の余裕、心の余裕。
  4. 上品な人には「落ち着いた動作」がある。
  5. 上品な人には「清潔感」がある。
    清潔感を出すための、6つのポイント。
  6. 上品な人になるために注意したい3つのファッション。
  7. 安易な露出は、品格を落とす。
  8. アクセサリーで大切なのは「動き」ではなく「輝き」。
    控えめな主張のほうが、長く印象に残る。
  9. 上品な人は、常に謙虚で腰が低い。
  10. 上品な人は、落ち着いた声で話す。
  11. 上品な人は、感情のコントロールができる。
    感情のコントロールは、最初からあるものではなく、鍛えていくもの。
  12. 上品な人は、基本的なマナーが身についている。
  13. 上品な人には「強い芯」がある。
  14. 大口を開けて「あはは」と笑うと、上品に見えない。
    口元を手で隠して「おほほ」と笑うと、上品に見える。
  15. 上品な人は、感謝の習慣を大切にしている。
  16. 上品な人は、社会常識が身についている。
  17. ネガティブキーワードは、品格を下げる言葉。
    ポジティブキーワードは、品格を上げる言葉。
  18. 上品な人は、余計な音を立てない。
  19. きれいな字が書けるだけで、上品な印象を与えることができる。
  20. 自慢や軽蔑をする人に、上品な人はいない。
  21. 上品な人は「そろえること」を大切にしている。
  22. 片手で十分より、両手で十二分。
  23. 普段から読書をしている人は、自然と顔に表れる。
  24. 上品な人は、さりげない気遣いができる。
  25. 上品な人は、精神的に自立している。
  26. 品格に欠かせないのは「自立心」と「独立心」。
    上品な人は、1人で行動することができる。
  27. 下品な人は、激しい情熱を燃やしている。
    上品な人は、静かな情熱を燃やしている。
  28. 上品な人は、いざというとき、速やかに行動できる。
  29. 上品だから与えるのではない。
    与えるから上品になっていく。
  30. 上品な人は、去り際が美しい。

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