執筆者:水口貴博

悪い癖を直す30の方法

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「癖を直す、やめる」と公言する。自ら逃げ道を断つ人が、目的を達成する。

「癖を直す、やめる」と公言する。自ら逃げ道を断つ人が、目的を達成する。 | 悪い癖を直す30の方法

悪い癖を直すなら、あらかじめ公言しておきましょう。

「○○の癖を直します。きっぱりやめます」

断言口調で、はっきり公言しましょう。

家族や友人など、身近な人に決意表明をします。

「直したい」「やめたい」ではなく「直す」「やめる」と断言します。

きちんと断言口調で言い切ることが大切です。

照れや恥ずかしさがあるかもしれませんが、だからこそいいのです。

公言した後に癖の改善をサボると、周りから指摘されたりがっかりされたり笑われたりするでしょう。

公言したからには、達成しないと示しがつかなくなります。

公言すると、後に引き下がれなくなり、責任感が出てきます。

逃げ道を断つことになり、自分を追い込ませることができる。

気合が入って、心も引き締まって、緊張感が増します。

癖を直す気持ちが強くなり、モチベーションが上がるのです。

プロ野球選手がシーズン前、ファンに向けて結果を公言するシーンがあります。

ファンとの約束という意味だけでなく、自分を奮い立たせる意味もあります。

こそこそ1人で癖を直すのも悪くありませんが、きちんと癖を直したいなら、公言したほうがいいでしょう。

逃げ道がなくなること、やるしかない状況になり、自分を奮い立たせることができます。

ダイエットの達成でも、公言することが有効であるように、口癖を直すときも公言が有効です。

「公言するのは恥ずかしい」と思ったなら、自分の弱気に気づいてください。

心のどこかに「別に失敗してもいい」「嫌になれば逃げればいい」という甘い考えがあるのではないでしょうか。

癖を直す気持ちが本気なら、公言できるはずです。

公言ができないのは、言い換えると「本気で癖を直そうとしていない」とも言えます。

公言を遠慮することは、逃げることと同じ。

公言したからといって必ず直る保証はありませんが、少なくとも決意と覚悟が促されるのは間違いありません。

癖が直ってから公言しても意味がありません。

公言は、取り組む前だからこそ意味があります。

さあ、はっきり公言しましょう。

公言するだけならお金はかかりません。

たった一言でいいのです。

「ペン回しをやめる!」

「二度と爪を噛まない!」

「貧乏ゆすりの癖を直す!」

公言したら、有言実行に集中するのみ。

恥をかきたくないなら、なおさら頑張って癖を直すことです。

結果を出せばいいこと。

きちんと癖を直せばいいこと。

自ら逃げ道を断つ人が、目的を達成します。

悪い癖を直す方法(7)
  • 「癖を直す、やめる」と公言する。
決意が固まるから、宣言書を書くのではない。
宣言書を書くから、決意が固まる。

悪い癖を直す30の方法

  1. 癖が直らないのではない。
    癖の直し方を知らないだけだ。
  2. 癖に支配されるのではない。
    癖を支配するのだ。
  3. 癖も個性の1つ。
    ただし、悪影響があるなら、直しておくほうがいい。
  4. 悪い癖を書き出すことで、認識を促そう。
  5. 癖の現状を記録して、客観的な状況を把握する。
  6. 癖には、2種類ある。
    良い癖と悪い癖。
  7. 「癖を直す、やめる」と公言する。
    自ら逃げ道を断つ人が、目的を達成する。
  8. 決意が固まるから、宣言書を書くのではない。
    宣言書を書くから、決意が固まる。
  9. 悪い癖を直すことは、普通になるだけではない。
    スマートな自分に生まれ変わることでもある。
  10. 癖の原因は3つある。
    ストレス、快感、模倣。
  11. 「悪癖改善ノート」を作って、日々の結果を記録する。
  12. 疑うから、癖が直らない。
    信じるから、癖が直る。
  13. いきなり「完全」を目指す必要はない。
    最初の目標は「半分」で十分。
  14. 物理的に不可能な状態にしておけば、癖が直るのも早くなる。
  15. 見られている意識を持つ。
  16. 「癖の置き換え」で、無意識の癖を直す。
  17. 癖をやめているのではない。
    「癖をやめる」という癖をつけているのだ。
  18. 癖が出そうになったときの2つの代替行動。
    腕組み、握り拳。
  19. 「絶対直らない」と思う癖ほど、あっさり直る。
  20. 素早く動いていると、なかなか癖が直らない。
    ゆっくり動いていると、きちんと癖が直る。
  21. 悪い癖を直すなら、多忙な時期は避けておく。
  22. 癖を直すには、どのくらいの時間が必要か。
  23. 「特訓期間」のありなしで、癖の直り方が変わる。
  24. 自分を甘やかしていると、なかなか癖をやめられない。
    自分に厳しくなると、きちんと癖をやめられる。
  25. 癖を我慢できたら、きちんと自分を褒めよう。
  26. 癖を放置したときの悪影響を書いて、危機感・緊張感を高めよう。
  27. うっかり癖が出たとき、いらいらするのではない。
    反省するのだ。
  28. 癖を直すことを癖にすることも、自己管理の1つ。
  29. 悪癖に悩んでいるうちは、まだ大丈夫。
    悪癖に悩まなくなったら、本当に終わり。
  30. 悪い癖を直すことは本来、面白いこと。
    面白がったら、簡単に悪い癖は直る。

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