執筆者:水口貴博

アイデアを出す30の方法

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ひたすら新しい組み合わせを試し続けるだけでいい。

ひたすら新しい組み合わせを試し続けるだけでいい。 | アイデアを出す30の方法

アイデアを考える基本の1つ。

それは「新しい組み合わせ」です。

既存要素に、別の要素を組み合わせてみましょう。

素晴らしいかどうかは別として、ひとまずこれだけで新しいものが生まれます。

「これだけでいいの?」と思いますが、これだけでいいのです。

そもそもアイデアとは、既存要素の新しい組み合わせにすぎません。

つまり、既存要素に別の要素を組み合わせれば、新しいアイデアを生み出せます。

世の中にある商品・サービスも、既存要素に別の要素を組み合わせたことで誕生しました。

たとえば、鳥と乗り物を組み合わせて「飛行機」が誕生しました。

ベッドと列車を組み合わせて「寝台列車」が誕生しました。

電話とテレビを組み合わせることで「テレビ電話」が誕生しました。

ラジオとテープレコーダーを組み合わせて「ラジカセ」が誕生しました。

紙コップとインスタントラーメンを組み合わせると「カップ麺」が誕生しました。

パソコンと携帯電話を組み合わせて「スマートフォン」が誕生しました。

時計とスマートフォンを組み合わせて「スマートウォッチ」が誕生しました。

2つの要素を組み合わせるのではなく、同時に3つの要素を組み合わせる方法もあります。

たとえば、パンと卵と肉を組み合わせて「ハンバーガー」が誕生しました。

こう考えると、組み合わせ方は無限に存在することがわかるでしょう。

まさしく無限の可能性が広がっているのです。

アイデア発想を極論すれば「ひたすら新しい組み合わせを試していくだけでいい」と言っても過言ではありません。

10パターンでも100パターンでも、新しい組み合わせを試し続けましょう。

ひたすら新しい組み合わせを試していけば、いつか偶然の一致によって「しっくりくる組み合わせ」と出会えます。

違和感がなく、調和した組み合わせです。

そのアイデアを大きく発展させて、形にしていけばいいのです。

アイデアとは、既存要素の新しい組み合わせにすぎないのですから、愚直に新しい組み合わせを試していくことが大切です。

組み合わせ方は自由です。

組み合わせに、意味も根拠も必要ありません。

目星をつけて組み合わせてもいいですが、無作為でもOKです。

適当な組み合わせでもいいので、既存要素に別の要素を組み合わせてみましょう。

適当に辞書を開いて、目に飛び込んできた言葉を使って試す方法でもかまいません。

意味も根拠も不要です。

センスも才能も不要です。

無作為でもかまわないので、ひたすら新しい組み合わせを試していくだけでいいのです。

努力は必要ですが、遅かれ早かれ、確実にアイデアを出せます。

アイデアを出す方法(18)
  • 理由も根拠もなくていいので、ひたすら新しい組み合わせを試し続ける。
制約は、アイデア発想の起爆剤。

アイデアを出す30の方法

  1. 「なんとなく」でアイデアは出ない。
    アイデアを出すには、方法論がある。
  2. アイデアに、センスや才能は必要ない。
    必要なのは、方法と努力。
  3. アイデアとは何か。
  4. アイデアとは、既存要素の新しい組み合わせにすぎない。
  5. アイデアを出す第1段階は、資料集め。
  6. アイデア発想には、基本の5段階がある。
  7. アイデアを出すなら「質」より「量」を意識しよう。
  8. 常識で考えているかぎり、平凡なアイデアは生まれても、斬新なアイデアは生まれない。
  9. アイデアには、好奇心と遊び心が必要。
    ばかになって考えよう。
  10. 「変わり者」と言われることを恐れるな。
  11. 逆に考えるのを習慣にすれば、斬新なアイデアが出やすくなる。
  12. アイデアに必要なのは、記憶力より記録力。
    常に書き留める準備をしておき、最速で書き留めよう。
  13. 最初から根拠を考えない。
    根拠は後から考えよう。
  14. インターネットに依存した情報収集には要注意。
  15. 部屋にこもってばかりでは、よいアイデアは出ない。
    本当のヒントは、外にある。
  16. 明確な目標を決めておこう。
    カラーバス効果によって、アイデアのヒントが見つかりやすくなる。
  17. 何でもヒントにする。
    何でもヒントになる。
  18. ひたすら新しい組み合わせを試し続けるだけでいい。
  19. 制約は、アイデア発想の起爆剤。
  20. アイデアを探すなら、熟読の必要はない。
    見出しやまとめを読むだけで十分。
  21. アイデア発想では、アナログとデジタルのどちらが有利か。
  22. 気分転換やリフレッシュによって、アイデアが促される。
  23. 小さなひらめきを軽視しない。
  24. 1つのアイデアには、100万円の価値がある。
  25. アイデア発想は、苦しむものではなく、楽しむもの。
  26. 最初の形にこだわると、アイデアの発展を妨げる。
  27. 自分の頭だけで考えていると、狭い世界にとらわれる。
  28. アイデアパーソンになったつもりで考えよう。
  29. アイデアがひらめきやすい環境「4B」とは。
  30. アイデアは、実行してこそ意味がある。

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