執筆者:水口貴博

顔のしみを消す30の方法

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しみには大きく分けて、6種類ある。

しみには大きく分けて、6種類ある。 | 顔のしみを消す30の方法

しみと一言で言っても、実は1種類ではありません。

そもそも「しみ」という言葉は、医学用語ではありません。

「しみ」という言葉は、服に付いた汚れの「染み」に似ていることからできた俗語といわれています。

顔にできた汚れのようなものを「しみ」と呼んでいますが、医学的には6種類に分けられます。

しみを改善したければ、まずしみの種類についての知識を深めることが大前提です。

  • 老人性色素斑

普段、私たちがしみと呼ぶのが、これに当たります。

紫外線の影響によってできるしみです。

初期の段階はとても薄いのですが、時間が経つにつれて濃くなったり広がったりする特徴があります。

初期の薄い段階なら、美白化粧品が有効です。

レーザーで除去することもできます。

  • 肝斑かんぱん

30代から40代にかけて、目尻の下あたりに、左右対称でできるしみのことです。

生理不順、妊娠、避妊薬などを使用した際、発症することが多く見られます。

普通のしみである老人性色素斑にそっくりであるため、見間違いもよくあります。

レーザーでは除去が難しいため、改善方法としては、美白化粧品より内服薬が勧められています。

トラネキサム酸が含まれる内服薬を数カ月間服用することで、改善されます。

  • 雀卵斑じゃくらんはん

遺伝的な要素で、生まれつき、頬に点状で広がったしみです。

いわゆる「そばかす」です。

美白化粧品によって、多少薄くすることはできても、完全に消し去ることはできません。

レーザー治療によって除去するのが一般的です。

ただし、遺伝的要素が強いため、再発しやすいのが特徴です。

  • 炎症性色素沈着

にきびが治ったり、虫に刺されたり、傷を負ったりした後、一時的にできるしみです。

傷やけがを負った際、炎症を起こし、その周辺の色素が一時的に濃くなることがあります。

ほうっておいても自然と消えるしみですが、時間がかかるのが特徴です。

早くて数カ月かかり、長ければ3年ほどかかる場合もあります。

美白化粧品でも有効ですが、ピーリングのほうが、即効性があります。

  • 脂漏性角化症

いぼのようにできるしみです。

老人性色素斑には、濃くなったり広がったりする特徴があります。

さらに数年にわたってほうっておくと皮脂が混ざり、平らだったしみが、いぼのような出っ張りができてします。

美白化粧品は、ほとんど効きません。

一般的な改善方法は、レーザーによる除去です。

  • 花弁状色素斑

アウトドアで紫外線を浴び続けたとき、肩から背中にかけて、広範囲にできる点状のしみです。

美白化粧品はほとんど効きません。

レーザーによる除去が一般的です。

顔のしみを消す方法(2)
  • しみの種類に合わせたケアや治療法を、押さえておく。
しみができるメカニズムとは。

顔のしみを消す30の方法

  1. しみができやすい体質かどうかを、客観的に確かめる方法。
  2. しみには大きく分けて、6種類ある。
  3. しみができるメカニズムとは。
  4. ビタミンCが肌に効く、5つの理由。
  5. しみへの効果を期待するなら、ビタミンCは1,500ミリグラム以上が目標。
  6. ビタミンCをたくさん取りすぎたときの副作用は?
  7. 美白化粧品の効果は、美白だけではない。
  8. ビタミンCとビタミンC誘導体の違いとは。
  9. できたばかりのしみは、1カ月を目安に、美白化粧品で徹底する。
  10. 速攻性を求めるなら、化粧品のグレードを上げるより、美容パック。
  11. しみができた直後こそ、美容パックの本当の出番。
  12. 日焼けの後、できるだけしみを作らない、3つの回復方法。
  13. 美白化粧品できれいになったら、次はしみが目立つようになった。
    どうすればいい?
  14. 美白化粧品は、できたばかりのしみに効く。
    古くからあるしみにはほとんど効果がない。
  15. ささいな外出のときに起こりやすい理想と現実のギャップ。
  16. むさ苦しい格好も、気の持ちようで、快感になる。
  17. レーザーによるしみの除去は万能ではない。
    レーザーで取れないしみ「肝斑」とは。
  18. ピーリングには、しみを薄くさせる効果もある。
  19. 擦り傷や虫刺されが治った後に残る黒いしみは、どうすればうまく除去できるの?
  20. いらいらしていると、しみもできやすい。
  21. 締めつけて圧迫させるタイプの下着は、美肌には悪影響。
  22. レモンパックは要注意。
    美白どころか、しみの原因になる。
  23. 生理前は、特に肌トラブルが多い時期であると気づく。
  24. 新しい化粧品は、生理が終わった後が、ベストタイミング。
  25. 子どもを産んでからは、しみができやすくなるのはなぜ?
  26. なぜしみは、1つできると、あっという間に増えてしまうのか。
  27. 昼用と夜用のクリームを反対に使うと、逆にしみの原因になりかねない。
  28. タバコは、美白を妨げる要因になる。
  29. 季節の変わり目は、肌の調子が狂いやすい。
  30. しみを消す一番の特効薬は、元気と笑い。

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