執筆者:水口貴博

日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ30の対策

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日焼け止めを使っているほとんどの人が、実は塗り足りない状態である。

日焼け止めを使っているほとんどの人が、実は塗り足りない状態である。 | 日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ30の対策

日焼け止めは、発売前、実際に人体を使って効果を測定しています。

特にUV-Bを防ぐSPFは、日焼けを始めるまでの時間であるため、かなり正確な数値を確かめることが可能です。

この際、面白い裏話を耳にしました。

メーカーが実験の際、日焼け止めを塗る量は、しっかり塗られた状態です。

隙間なく、均一に、分厚く塗っています。

当然ですね。

ここで、面白いデータがあります。

化粧品メーカーの調査データによると、日焼け止めを使っているほとんどの人が「塗り足りない状態」とのことです。

この結果は、どの化粧品メーカーが、どの年齢層の男女に確かめても、同じだそうです。

普段使っている日焼け止めを見てみましょう。

日焼け止めの裏に書かれている説明をよく読んでみましょう。

普段、あなたが塗っている量と比べてどうでしょうか。

実際のところ、塗り足りない状態が多いのではないでしょうか。

やはりできるだけ肌に負担をかけたくない思いがあるためか、液を薄く伸ばして、自然と量が少なめになる傾向があります。

一般的に日焼け止めに表示されているSPFは、1平方センチメートルにつき、2ミリグラムを塗ったときの数字です。

私たちの普通の感覚からすると、少し量が多めです。

SPF30を書かれた日焼け止めは、しっかり塗られていてこそ、SPF30の効果があります。

塗り足りなければ、実際はSPF20にもSPF10にも、効果が下がってしまうのです。

この機会に、日焼け止めを塗る量を再確認しましょう。

日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ対策(19)
  • 日焼け止めは、しっかり塗る。
なぜ、日焼け止めには「チタン」や「亜鉛」という金属が含まれているのか。

日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ30の対策

  1. しみは、年を取れば勝手にできるものではない。
  2. 肌に問題がないなら、今こそ対策を始める、ベストタイミング。
  3. なぜ、日に当たり続けると、肌は黒くなるのか。
  4. 紫外線「UV-A」「UV-B」「UV-C」のそれぞれの特徴と違い。
  5. UV-AとUV-B。
    肌に、より悪い影響を及ぼすのはどちら?
  6. 日焼けには2種類ある。
    「サンタン」と「サンバーン」の違いとは。
  7. 日焼け止めは、SPFが20もあれば、十分に効果があると考えていい。
  8. 日焼け止めで見かける、SPFの数字の意味とは。
  9. 高いSPFの日焼け止めを塗っていても、塗り直しは必要。
  10. 日焼け止めを重ね塗りすれば、SPFの効果は足し算で計算できるの?
  11. どうしても塗る手間を減らしたければ、耐水性の日焼け止めを選ぶ。
  12. 状況に応じて使い分けたい、日焼け止めのSPFとPAの目安。
  13. SPFの数字は細かく表示されているのに、PAはなぜ3段階しか表示がないの?
  14. 塗っているのが日焼け止めだけでも、クレンジングは必要。
  15. 日差しが入るなら、部屋の中でも日焼け止めが必要。
  16. 日焼け止めに、時期が早すぎることはない。
  17. うっかり日焼けをしてしまいやすい5つのパターン。
  18. 日焼け防止をするなら、色に注意する。
    白い服より黒い服のほうが、紫外線を防ぎやすい。
  19. 日焼け止めを使っているほとんどの人が、実は塗り足りない状態である。
  20. なぜ、日焼け止めには「チタン」や「亜鉛」という金属が含まれているのか。
  21. 「ノンケミカル」の日焼け止めは、普通の日焼け止めとどう違うの?
  22. 日焼け止めを塗るのは面倒。
    こんなとき、しておけばいい対策は?
  23. 日焼け止めは、年中、必要。
  24. 朝や夕方にも紫外線対策が必要である、本当の理由。
  25. 赤ちゃんにも、日焼け止めは必要。
  26. 体の部分に応じた、上手な日焼け止めの落とし方。
  27. 生理中や妊娠中は、しみができやすい。
  28. 雨の日の傘は、黒を選べ!
  29. 男が日焼け止めをしても、まったく変ではない。
  30. 日焼け止めのコストパフォーマンスの悪さに悩んだときの工夫。

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