執筆者:水口貴博

洋食フルコースで心がけたい30のテーブルマナー

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なぜ、パンにパン皿がない場合があるのか。

なぜ、パンにパン皿がない場合があるのか。 | 洋食フルコースで心がけたい30のテーブルマナー

通常、パンが出てくるときには、パン皿も出てくるものです。

しかし、レストランによってはパン皿が登場しないことがあります。

特に「ビストロ」と呼ばれる、小さな居酒屋風のレストランでは、そういう場合が多いようです。

「パン皿がないなんて、サービスの悪いレストランなのだろう」

いえ、そうとは限りません。

意外にもフォーマルなレストランでさえ、パン皿が用意されない場合があります。

なぜパンにパン皿が用意されていないのでしょうか。

不思議ですね。

これには、テーブルマナーの歴史が関係するようです。

17世紀のイタリアやフランスでは、純白のテーブルクロスにパンを直接置くのは、上級階級の証しであり、特権とされていました。

その昔の名残がいまだに残っているようです。

また、パン皿を置いていないと、テーブルクロスに注意がむきます。

「パンが直接置けるくらい美しく高級なテーブルクロスです」という、テーブルクロスの美しさをアピールする意味もあります。

現在でもその名残が残っていて、高級レストランでもパン皿が用意されていないことが多いのです。

パン皿を置いていないのは、昔からの名残やテーブルクロスの美しさをアピールする意味などが込められているのです。

洋食フルコースで心がけたいテーブルマナー(27)
  • パン皿がない意味に、歴史を感じる。
パンくずは、自分で掃除をしない。

洋食フルコースで心がけたい30のテーブルマナー

  1. フルコース料理は、必要とされるテーブルマナーもフルコース。
  2. フルコースをオーダーする前に、気をつけておきたいこと。
  3. フランス料理の一般的なフルコースメニューの順番と意味。
  4. イタリア料理の一般的なフルコースメニューの順番と意味。
  5. なぜ、イタリア料理よりフランス料理のほうが、品目が多いのか。
  6. どんな料理でも、基本的に左側から切っていく。
    その理由とは。
  7. フルコースをスムーズに食べられる人は、絶対にモテる。
  8. コース料理は、同席者とランクを合わせてオーダーすること。
  9. スープで、音を立てないように飲む上手な方法。
  10. スープを飲むときのスプーンの正しい使い方。
  11. パンを食べながらスープを飲まない。
    パンを食べてからスープを飲まない。
  12. 左利きの人のナイフとフォークの適切な持ち方。
  13. エビの上手な食べ方。
  14. 魚料理の上手な食べ方。
  15. 熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに食べ始めよう。
  16. 同席者の話が長く、なかなか料理が食べ始められないときの対処法。
  17. 遅刻やキャンセルは、わかった時点で早めに連絡する。
  18. テイクアウトができないレストランほど、実はサービスのレベルが高い。
  19. カトラリーを使うときに注意したい、3つのNG。
  20. ブロシェット(串焼き料理)の上手な食べ方。
  21. 骨付き肉(Tボーンステーキ)の上手な食べ方。
  22. エスカルゴの上手な食べ方。
  23. レモンと粉チーズを振りかけるときに心がけること。
  24. 牡蠣を上手に食べる、2つのステップ。
  25. 大きなパンに、直接かぶりつかない。
  26. コース料理でパンを食べるときに陥りやすい罠。
  27. なぜ、パンにパン皿がない場合があるのか。
  28. パンくずは、自分で掃除をしない。
  29. ガス入りの水のメリットとデメリット。
  30. カップ型スープにも、食事休めのサインがある。

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