執筆者:水口貴博

緊張対策に役立つ30の基本知識

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緊張すると、げっぷが出やすくなる原因とは。

緊張すると、げっぷが出やすくなる原因とは。 | 緊張対策に役立つ30の基本知識

緊張したときの反応は、人によってさまざまです。

汗が出る人、赤面する人、手足が震える人。

なかでもユニークな反応があります。

げっぷです。

人によっては緊張したときにかぎって普段よりげっぷが出やすくなり、困ることがあります。

緊張すると、げっぷが出やすくなる原因は何でしょうか。

緊張によるげっぷは「空気嚥下症えんげしょう」を疑う

最も考えられる原因は「空気嚥下症」です。

別名「呑気症どんきしょう」とも呼ばれます。

無意識のうちに空気を飲み込むことで、胃が空気で満たされ、げっぷが出やすくなる症状です。

私たちが緊張したとき、無意識のうちに唾液を飲み込むことがあります。

ストレスを感じたときの唾液の出方は個人差があります。

唾液の分泌が減る人もいれば、増える人もいます。

口の中にたまった唾液を飲み込んだとき、一緒に空気も飲み込んでしまい、胃や腸に空気がたまります。

ここまでは誰でもある現象ですが、これが過度に繰り返されると大量の空気が胃や腸にたまり、げっぷになるのです。

空気嚥下症の主な原因

空気嚥下症の主な原因は「ストレス」とされています。

緊張したとき、一緒に空気を飲む癖がないか振り返ってみてください。

心当たりがあるなら、空気を飲み込まないよう意識するだけでも改善する可能性があります。

軽微なら、重大な病気に発展することはありません。

ストレスを感じる場面が過ぎれば、自然と治るのが一般的です。

ただし、げっぷが慢性的に続いたり腹部に痛みを感じたりする場合、放置せず、医療機関の受診をおすすめします。

空気嚥下症が深刻になると、胃腸が膨らんで頭痛や肩こりを引き起こすことがあります。

問題は、小さな芽のうちに取っておくことが大切です。

緊張対策に役立つ基本知識(11)
  • 緊張したときに限って、頻繁にげっぷが出るなら「空気嚥下症」を疑う。
緊張は、遺伝が関係しているのか。

緊張対策に役立つ30の基本知識

  1. 私たちは、緊張の意味や価値を学び忘れている。
  2. 緊張は、私たちの生活と切っても切れない関係。
    むやみに緊張を避けようとすると、生活の質の低下を招く。
  3. なぜ人は、緊張するのか。
  4. 緊張の判断は、自分の気持ちより体の反応のほうが正確。
  5. 緊張を2種類に分けて考える。
    「適度な緊張」と「過度の緊張」。
  6. 緊張する場面の、7つの代表例。
  7. 緊張がもたらす4つの効果。
  8. なぜ極度に緊張すると、涙が出るのか。
  9. なぜ緊張すると、手足が冷えるのか。
  10. なぜ緊張したとき、あくびが出るのか。
  11. 緊張すると、げっぷが出やすくなる原因とは。
  12. 緊張は、遺伝が関係しているのか。
  13. 緊張に強くなるための3つの精神。
    「前向きの精神」「割り切りの精神」「開き直りの精神」。
  14. 緊張対策になる食べ物。
  15. 緊張する原因を把握しないと、正しい対策も立てられない。
  16. 十分な睡眠を取っておかないと、緊張しやすくなる。
  17. 仕事を後回しにする癖は、過度の緊張を招く原因。
  18. 気合と緊張の違いは紙一重。
    違いを分ける要素とは。
  19. 緊張が過度になる原因は、エゴイズム。
  20. 適度の範囲は、状況に応じて変化する。
    変化をもたらす3つの要因とは。
  21. 原稿の棒読みは、緊張した態度より、印象が悪い。
  22. 緊張で口が渇いたとき、唾液の分泌を促す3つの対処法。
  23. 緊張と緊張感を、きちんと区別する。
  24. リハーサルの意味は、慣れるだけではない。
    自分の弱点をあぶり出す意味もある。
  25. お酒で緊張をほぐすのは誤った対処法。
  26. 緊張による不眠を、お酒や睡眠薬で解消させるのは要注意。
  27. 聴衆が明るい表情に見えてきたら、あなたが緊張に慣れてきた証拠。
  28. すべての緊張を「性格上の問題」と片付けない。
    緊張の中には病気が関係しているものもある。
  29. 緊張から解放された後こそ要注意。
  30. 「緊張したくない」と思っているうちは、まだメンタルが弱い。
    「緊張してもいい」と思うようになれば、本当に強くなった証拠。

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