執筆者:水口貴博

緊張対策に役立つ30の基本知識

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緊張から解放された後こそ要注意。

緊張から解放された後こそ要注意。 | 緊張対策に役立つ30の基本知識

スピーチ・プレゼン・面接。

緊張する場面を乗り越えたらほっと安心するでしょう。

「ようやく終わった。もう自由にしていいよね」

緊張から解放されたときの自由と心地よさは、何とも言えません。

しかし、油断するのはまだ早い。

緊張から解放された後こそ要注意です。

緊張から解放された後は、普段より油断が発生しがちです。

緊張する場面で心身が張り詰めていた分だけ、終わった直後、一気にたるみが押し寄せます。

ほっとしたとき、大事故が発生します。

緊張から解放された直後は、落とし穴にはまりやすい。

いつもなら気づける落とし穴さえ見落としがちです。

今まで努力してきたことが、緊張から解放された直後の油断で、一気に無駄になることがあります。

たとえば、面接が終わった直後です。

面接が終わった帰り道でマナーの悪い態度を見せていると、面接を受けた会社の社員が見ているかもしれません。

悪い話ほど、伝わるのが早いもの。

人事に話が伝わり、不採用を招く恐れがあります。

面接が終わっても、家に帰るまで緊張感を保っておくのが正解です。

緊張から解放されても、しばらく油断しないことです。

重要な局面を乗り越えたら、すぐ緊張を緩めるのではなく、じわじわ緩めるのがいいでしょう。

「念のため注意しておこう」と考えながら、しばらく油断しない状態を続けておきましょう。

緊張対策に役立つ基本知識(29)
  • 緊張から解放されても、しばらく油断しない。
「緊張したくない」と思っているうちは、まだメンタルが弱い。
「緊張してもいい」と思うようになれば、本当に強くなった証拠。

緊張対策に役立つ30の基本知識

  1. 私たちは、緊張の意味や価値を学び忘れている。
  2. 緊張は、私たちの生活と切っても切れない関係。
    むやみに緊張を避けようとすると、生活の質の低下を招く。
  3. なぜ人は、緊張するのか。
  4. 緊張の判断は、自分の気持ちより体の反応のほうが正確。
  5. 緊張を2種類に分けて考える。
    「適度な緊張」と「過度の緊張」。
  6. 緊張する場面の、7つの代表例。
  7. 緊張がもたらす4つの効果。
  8. なぜ極度に緊張すると、涙が出るのか。
  9. なぜ緊張すると、手足が冷えるのか。
  10. なぜ緊張したとき、あくびが出るのか。
  11. 緊張すると、げっぷが出やすくなる原因とは。
  12. 緊張は、遺伝が関係しているのか。
  13. 緊張に強くなるための3つの精神。
    「前向きの精神」「割り切りの精神」「開き直りの精神」。
  14. 緊張対策になる食べ物。
  15. 緊張する原因を把握しないと、正しい対策も立てられない。
  16. 十分な睡眠を取っておかないと、緊張しやすくなる。
  17. 仕事を後回しにする癖は、過度の緊張を招く原因。
  18. 気合と緊張の違いは紙一重。
    違いを分ける要素とは。
  19. 緊張が過度になる原因は、エゴイズム。
  20. 適度の範囲は、状況に応じて変化する。
    変化をもたらす3つの要因とは。
  21. 原稿の棒読みは、緊張した態度より、印象が悪い。
  22. 緊張で口が渇いたとき、唾液の分泌を促す3つの対処法。
  23. 緊張と緊張感を、きちんと区別する。
  24. リハーサルの意味は、慣れるだけではない。
    自分の弱点をあぶり出す意味もある。
  25. お酒で緊張をほぐすのは誤った対処法。
  26. 緊張による不眠を、お酒や睡眠薬で解消させるのは要注意。
  27. 聴衆が明るい表情に見えてきたら、あなたが緊張に慣れてきた証拠。
  28. すべての緊張を「性格上の問題」と片付けない。
    緊張の中には病気が関係しているものもある。
  29. 緊張から解放された後こそ要注意。
  30. 「緊張したくない」と思っているうちは、まだメンタルが弱い。
    「緊張してもいい」と思うようになれば、本当に強くなった証拠。

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