執筆者:水口貴博

世渡り上手になる30の方法

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世渡りには、カンニングが必要不可欠。

世渡りには、カンニングが必要不可欠。 | 世渡り上手になる30の方法

私が世渡りを意識し始めたのは、留学時代の男友達の影響です。

当時私が20歳のときに、すでに彼は世渡り上手な人でした。

彼は、今まで私が苦労してやっていたことを、いとも簡単にやり遂げてしまう、世渡りの達人でした。

私と彼は、韓国語のクラスで一緒でした。

韓国語のクラスは、難しい授業でした。

最初の障害は、文字です。

韓国語は「ハングル文字」と言って、縦棒や横棒などでできた変わった形の文字です。

初めて勉強をする人は、読み方がまったくわかりません。

そんなときに限って、さっそくテストです。

韓国語の初心者である私も彼も、もちろん読めません。

しかし、テストがあります。

私は必死に真面目に勉強して、何とか読めるようになりました。

彼はというと、カンニングをしていました。

彼はカンニングのおかげで、私より良い成績を取ってしまいました。

彼はこう言いました。

「毎日忙しくて時間がないなかで、うまく点数を取っていくには、時にはカンニングが必要なのさ」と、言っていました。

実は、彼はとても忙しい人でした。

そのほか、学校の勉強、音楽の練習、友人との付き合いなど、時間を最大限に活用しています。

そもそも人間には、時間が無限にあるわけではありません。

限られた時間内で好成績を得るには、策が必要です。

彼は、学校、友人との付き合い、音楽など、それぞれをうまくこなしていました。

彼と仲がよかったこともあり、いつも一緒に行動していました。

彼が困難をあっさり乗り越えてしまう様子を目撃でき、だんだん仕組みがわかってきました。

要領がいいのです。

困難をうまく乗り越えるための、コツをつかんでいました。

カンニングに限らず、時間の使い方や生活リズムなどが、正確で的確なのです。

そのおかげで、彼は私より学校での進み方が早かったのです。

仕事でも、同じです。

早く昇進するためには、必ずしも努力と比例するとは限りません。

正直に努力しても、報われない現実があるのもたしかです。

本当に必要なのは、要領の良さです。

そもそも社会では、カンニングをしないと、うまくやっていけません。

わからないところがあれば、自分一人で考えず、人に聞くことです。

学校でカンニングはいけませんが、社会では正当な手段です。

むしろ、カンニングできるようにならないと、社会ではうまくやっていくことができません。

このことを、学校では教えてくれないのです。

世渡り上手になる方法(3)
  • 社会では、カンニングを意識する。
すべてを1人で抱え込まない。
人と協力をして、分業する。

世渡り上手になる30の方法

  1. 「世渡り上手な人」にならないと、本当の実力が発揮できない。
  2. すでに経験した人の話を聞く。
    これこそ一番の世渡り術。
  3. 世渡りには、カンニングが必要不可欠。
  4. すべてを1人で抱え込まない。
    人と協力をして、分業する。
  5. 世渡り上手な人は、おだて上手。
  6. 面白くないことでも、面白がってあげる。
  7. 世渡り下手は、1つの手段に執着する。
    世渡り上手な人は、たくさんの手段を活用する。
  8. 完璧は目指さない。
    今ある手持ちの駒で、何とかやりくりする。
  9. 朝は、ゴールデンタイム。
  10. 「夜遅くまで」より「朝早くから」のほうが、評価が高い。
  11. 人によって自分が変わることは、世渡り上手である証拠。
  12. できることでも、できないふりをすると、助けてもらうことができる。
  13. 雰囲気を読み取る力があれば、言いにくいことも言えてしまう。
  14. どうせ叱られるなら、1回にまとめてしまえばいい。
  15. 仕事ができる人は、1週間のメリハリができている人だ。
  16. 純粋な気持ちで、サービスをする。
  17. 自分も他人も人気者にできる人が、本当の人気者。
  18. 友人に見せてもらうと、時間と労力が節約できる。
  19. 人生を上手に歩くコツは「助けてください」と言えるようになること。
  20. 明るい人になるためには、明るいことを考えていればいい。
  21. 世渡り上手な人は、逃げるのが上手。
  22. いくら本を読んでも、実際の経験にはかなわない。
  23. 天才は、想像力を最大限に活用している。
  24. 根回しすると、話がスムーズに進んでいく。
  25. 心から相談できる友を持つ。
  26. 方法は簡単。
    思いきりやればいい。
  27. 芝居ができると、手に入らない物が手に入るようになる。
  28. 健康あっての幸せ。
  29. 雑に間違えるくらいなら、丁寧に間違えたほうがいい。
  30. 世の中では、フライングスタートしたもの勝ち。

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