執筆者:水口貴博

子どもがすくすく育つ30の言葉

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「はきはき話をしましょう」

「はきはき話をしましょう」 | 子どもがすくすく育つ30の言葉

人間が受ける印象を表した、有名な法則があります。

アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した「メラビアンの法則」です。

  • 話の内容からの印象 7パーセント
  • 声からの印象 38パーセント
  • 見た目からの印象 55パーセント

この割合から、別名「7-38-55のルール」ともいわれています。

見かけが大きな割合を占めるのは、誰もが想像つくところです。

驚くべき点は「声からの印象」と「話の内容からの印象」です。

話の内容より、声そのものからの印象のほうが、なんと5倍以上も大きいです。

人の印象というのは、声が大きな割合を決めているということです。

アナウンサーがなぜ頭が良さそうに見えるのかというと、はきはき話をしているからです。

たとえば、仕事で上司に仕事の話をするとき、次の2通りでは印象がまったく異なります。

もぞもぞした小さな声で「私にやらせてください」と言うと「本当にできるのか?」と不安になります。

一方、はきはき大きな声で「私にやらせてください」と言うと「この人ならやってくれそうだ」と思います。

口にした言葉はまったく同じです。

しかし、相手に受ける印象は違います。

はきはき話をしたほうが、絶対に得をするということです。

親は子どもに、幼いころからはきはき話をする習慣をつけましょう。

話の内容は、勉強をする必要がありますが、はきはき話をするなら、幼いころからでも練習ができます。

話し方というのは、子どものときこそ重要です。

幼いときに癖をつけておくと、そういう大人へと育つことでしょう。

もぞもぞした話し方なら「はきはき話しましょう」と伝えます。

「何を口にするのか」も大切ですが、それ以上に「どれだけ明確に言葉を発するか」のほうが重要なのです。

子どもがすくすく育つ言葉(29)
  • はきはき話をさせる。
「お誕生日、おめでとう」

子どもがすくすく育つ30の言葉

  1. 「自分の好きな道を選びなさい」
  2. 「自分がされたら、どんな気持ちになる?」
  3. 「まず簡単なことから始めましょう」
  4. 「簡単だよ」
  5. 「よく頑張ったね。
    偉い!」
  6. 「後悔しない生き方をしなさい」
  7. 「(失敗したとき)いい経験をしたね」
  8. 「失敗してもいいから、全力を尽くしなさい」
  9. 「自分のことは自分でしなさい」
  10. 「愛しているよ」
  11. 「お父さんはすごいね」「お母さんはすごいね」
  12. 「いい子だね」
  13. 「人は人。
    自分は自分」
  14. 「あなたの話を聞かせて」
  15. 「それからどうなったの」
  16. 「自信がないときほど、胸を張りなさい」
  17. 子どもの名前をきちんと呼ぶ。
  18. 「将来は何がしたい?」
  19. 「よく我慢したね。
    偉い!」
  20. 「お礼を言われると、気持ちいいね」
  21. 「初めからうまくできる人はいない」
  22. 「たまには休憩もしなさい」
  23. 「もったいない」
  24. 「勉強するときは勉強する。
    遊ぶときは遊ぶ」
  25. 「楽しいね」「嬉しいね」「面白いね」
  26. 「なぜそんなことをするの」
  27. 「もう少しでうまくいくね」
  28. 「やればできる」
  29. 「はきはき話をしましょう」
  30. 「お誕生日、おめでとう」

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