執筆者:水口貴博

子どもの才能を伸ばす30の習慣

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失敗は、成功の対義語ではなく同義語であると、子どもに教えてあげる。

失敗は、成功の対義語ではなく同義語であると、子どもに教えてあげる。 | 子どもの才能を伸ばす30の習慣

突然ですが、あなたに1つ問題です。

成功の対義語は何か、ご存じですか。

おそらくほとんどの人は「失敗」と答えることでしょう。

言語として考えれば、たしかにそうなります。

しかし、実は違います。

成功の対義語は「何もしないこと」です。

何もしなければ、絶対に成功はあり得ません。

成功とはたくさんの行動をした結果です。

多くの行動が山のように積み重なった結果です。

では、肝心の失敗は何かというと、実は「成功の類義語」です。

失敗も成功と同じ意味です。

「え? 同じ意味?」

失敗すれば、欠点や弱点などが見つかりますね。

その悪い点をきちんと反省や改善などすれば、その結果、成功に近づくからです。

まったく悪いことではない。

むしろ喜ばしいことです。

失敗も成功と同じと考えることができます。

エジソンの母ナンシーは、息子が発明でうまくいかなくても、上手に励ましたそうです。

「うまくいかなかったけど、これで『できない』という発見があったね。あなたは前進しているのよ」

すると息子エジソンは、はっとしてまた発明にいそしんだそうです。

これはプラス思考とか、そういう問題ではありません。

失敗は成功につながるというのは、紛れもない事実です。

たくさん失敗している人は、実は将来有望な人です。

たくさんの失敗をしている人が、将来大物にならないわけがない。

誰より早い失敗が、誰より早く成長できる要因です。

親はこのことを、子どもに伝えてあげましょう。

失敗をして喜んでいいのだと。

むしろたくさんの失敗をして、大きな成長に変えるのです。

子どもの才能を伸ばす習慣(20)
  • 失敗は成功の類義語であると、教えてあげる。
「やりたいことをやる」という教育方針を貫く。

子どもの才能を伸ばす30の習慣

  1. 子どもの才能発揮は、マズローの5段階欲求説が鍵を握る。
  2. 愛情の注がれた子どもは、自然と才能を伸ばしていく。
  3. 子どもに約束を守りなさいという前に、親がきちんと約束を守る。
  4. 子どもに完璧を求めすぎない。
  5. 子どもの悪いところではなく、いいところを見る。
  6. 子どもの成長を喜ぶと、子どもの伸びはもっとよくなる。
  7. 子育て上手な親は演技がうまい。
    見ていないふりをしながら、しっかり見る。
  8. 社会のルール・マナー・常識などの勉強を、すべて学校任せにしない。
  9. 子どもの「やってみたい」という言動を、親はできるだけ支える。
  10. 夢中になって本を読むとき、その先に才能の可能性があるのかもしれない。
  11. 成功した親に育てられると、子どもも成功しやすくなる。
  12. 単に否定するしつけで終わらせない。
    代替案を与えながらしつける。
  13. 子どもの見方や感じ方を、最大限尊重する。
  14. 子どもの才能を伸ばすとき、親はエジソンの母を見習うべし!
  15. さまざまな経験を積むことは、自分の向き・不向きを知るきっかけになる。
  16. 心より技能を重視すると、才能は伸び悩む。
  17. 何事も「楽しさ」から教えることが肝心。
  18. 特定分野で、親より秀でた子どもに嫉妬しない。
  19. 子どもの「旺盛な好奇心」を、学校の勉強以上に重視する。
  20. 失敗は、成功の対義語ではなく同義語であると、子どもに教えてあげる。
  21. 「やりたいことをやる」という教育方針を貫く。
  22. 親がプラス発想だと、子どももプラス発想になる。
  23. 子どもが親を理解するのではなく、親が子どもを理解してあげないといけない。
  24. 私たちの元をたどれば、同じ親にたどり着く。
  25. 短所があるから、子どもは伸びる。
  26. わが子はわが子。
    他人の子と比べる必要はない。
  27. 才能に制限時間を設けないほうが、伸びやすくなる。
  28. 子どもは、親が思いもしない方向へ育っていくもの。
  29. 勉強ができない分野があってもいい。
    大切なことは「得意分野」があること。
  30. 「学ぶ楽しさ」から「生かす楽しさ」へスイッチを促す。

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