執筆者:水口貴博

情報を見極める力がつく30の方法

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現場で一生懸命仕事をしていれば、お金に騙されることはない。

現場で一生懸命仕事をしていれば、お金に騙されることはない。 | 情報を見極める力がつく30の方法

いきなりある人から「1万円あげるよ」と言われると、どう感じますか。

「やった」と喜ぶ人は、社会に出てから訪問販売に引っかかり、金銭的に苦しい経験をする人です。

特に社会に出て働いた経験のない学生は、こうした話によく引っかかります。

「怪しいな」と疑う人が、社会に出てから自立でき、世の中の本質を見抜くことができる人です。

社会に出て仕事をしている人は「うますぎる話には何か裏がある」ということを、直感的に気づけます。

「1万円あげるよ」といきなり言われるのは「話がうますぎる」と思うことが大切です。

世の中、そんなうまい話があれば、誰も苦労はしません。

その不自然さは、誰も教えてくれません。

苦労もせずに、大金を手に入れてしまうことに違和感を持つ勘を養うことです。

勘を養うためには、本を読んでも身につきません。

どう身につけるのかというと、自分が一生懸命に働くしかないのです。

自分が一生懸命に働いて「お金を手に入れるためには努力と苦労が伴う」という事実を体感することです。

働く行為が、どんなものでもかまいません。

工事現場で働く「肉体的労働」斬新なアイデアを生み出す「知的生産」、いずれにせよお金を稼ぐには努力、苦労、時間を伴います。

一生懸命に仕事をすることで、ようやくお金を手に入れることができます。

これが、お金を稼ぐ、本来の姿です。

一生懸命に働くと「お金を稼ぐとはどういうことなのか」を、体が覚えます。

体が覚えることで、うまい話には「怪しいぞ」という不自然さに気づくことができるようになります。

それを知らない人は、ある日、騙されてしまい、スッカラカンになってしまうのです。

働くことは、お金に対する直感を養う勉強です。

そもそも、現場で一生懸命仕事をしていれば、お金に騙されることはありません。

うますぎる話、出来すぎた話に、必ず「怪しいな」と気づきます。

仕事を通して、生きるための大事なお金の勉強をしているのです。

情報を見極める力がつく方法(28)
  • 頭と体を使い、一生懸命働いて、お金を手に入れる大変さを体感する。
不満や愚痴を言って、初めて本当の改善がなされる。

情報を見極める力がつく30の方法

  1. 多くの情報に、溺れていませんか。
  2. 目的意識を持てば、情報に流されることはない。
  3. 世の中の大切なことは、人それぞれ。
  4. 五感を通じて得られた情報が、一番頼りになる。
  5. 資本家は、動物的本能を逆手に取って、消費活動を促している。
  6. 「残り続けているもの」に手を出せば、間違いない。
  7. 世界展開しているものには、外れがない。
  8. 落ち着いた心を取り戻すためには、深呼吸をすればいい。
  9. 大切なことは、失敗しないと見えてこない。
  10. 「早すぎる行動」をする人が、その他大勢から抜きんでる。
  11. いい子ちゃんをやめれば、自分らしい生き方ができる。
  12. 人間は「限定」に弱い生き物である。
  13. 「欲しい」と思ったら、3日間、時間を空けて考える。
  14. 数字のトリックに、騙されない。
  15. 行動をした後悔より、行動をしなかった後悔のほうが強い。
  16. 時代の変化は、テレビを見るより、町へ出かけることでわかる。
  17. 褒められたい気持ちを捨てれば、大切なことが見えてくる。
  18. 人付き合いも、過剰になれば、浪費になる。
  19. 本に限っては、値段なんて気にしなくていい。
  20. 変化する時代に対応できる姿勢とは、謙虚である。
  21. 枯れた技術こそ、安定する。
  22. マスメディアに出ている情報は、すでに時代遅れになっている。
  23. ロボットは、暗記が得意。
    人間は、理解が得意。
  24. 本を読むより、行動するほうが、はるかに重要。
  25. 睡眠時間は、記憶の定着と整理整頓の時間。
  26. 賢くなって、できるだけ安く商品を手に入れる。
  27. 本質は、時代が変化しても、変わらない。
  28. 現場で一生懸命仕事をしていれば、お金に騙されることはない。
  29. 不満や愚痴を言って、初めて本当の改善がなされる。
  30. 本質は、丸印ではなく、ペケ印にある。

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