執筆者:水口貴博

説得力を高める30の方法

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「事実だけを述べる話し方」より「イメージのできる話し方」。

「事実だけを述べる話し方」より「イメージのできる話し方」。 | 説得力を高める30の方法

感動は、事実だけを述べた内容にはありません。

事実だけを述べている話し方は「説明書」です。

間違ってはいませんが、面白くありません。

面白い内容になるのは、イメージができる話し方のときです。

たとえば、次の2つの表現では、いかがでしょう。

どちらも「男性が苦手であることを表現したい内容」です。

印象を強く感じるほうを、あなたが感じ取りましょう。

  1. 「彼女は男性に苦手意識がある」
  1. 「男性が現れた瞬間に、彼女の笑顔が突然消えた」

一番のほうは、事実をありのまま並べているだけです。

「彼女は男性が苦手である」という事実を、そのまま表現しています。

意味はわかりますが、そっけなく、つまらない内容です。

「そうですか」と白けてしまい、それ以上の印象は残りません。

しかし、2番のほうは、イメージができる話し方に変えています。

「男性が現れた瞬間に、彼女の笑顔が突然消えた」という文を読みながら、そのシチュエーションを想像したことでしょう。

イメージができると、不思議なことに、人間特有の「感情」が含まれるようになります。

彼女の笑顔が突然消えるところを想像できると、頭の中で描いた場面を見て「本当に男性が苦手なんだな」と感じます。

感じることができるようになると、感動が含まれる内容になるのです。

実際には、その現場が見えるわけではありません。

文章を読んで想像して、そういうふうに感じただけです。

しかし、イメージができるだけで、印象が本当に変わります。

説得力のある話し方とは、イメージができる話し方です。

想像ができる話し方ということです。

具体的なイメージができるほうが、説得力があります。

あなたの単調な話し方を、読者が想像しやすい話し方に変えましょう。

そのほうが、シチュエーションを具体的にイメージできます。

聞いている人の「感情」を揺さぶることができるのです。

説得力を高める方法(3)
  • イメージのできる語りをする。
体験談は、何でも面白い。

説得力を高める30の方法

  1. 説得力があると、話を聞いてもらえるようになる。
  2. 話の面白さは、話す内容より話し方。
  3. 「事実だけを述べる話し方」より「イメージのできる話し方」。
  4. 体験談は、何でも面白い。
  5. 表情は、言葉より語る。
  6. わかりやすい例を挙げると、説得力が増す。
  7. 相手の話を3度受け入れてから、Butで反論。
  8. 相手の心に突き刺さる話し方のほうが、メッセージ性は高くなる。
  9. 説得力のある言葉は、短い。
  10. 説得力のある人は、経験が豊富な人。
  11. 納得させるために、わかりやすい例を出そう。
  12. あらゆる話に、善も悪もない。
    説得しだいの話である。
  13. 比べると、説得力が生まれる。
  14. 逃げ道があると、逃げたくなくなるのが人間。
  15. 精神論で語らない。
    方法論で説得する。
  16. 「ここだけ」「今だけ」限定を設けると説得できる。
  17. 相手を認める表現を使うと、説得ができる。
  18. 褒められて、悪い気分になる人はいない。
  19. 相手のところへ出向くと、お願いも通りやすくなる。
  20. 説得するときの服装は、重要。
  21. 丁寧な言葉を使う人のお願いを、聞きたくなる。
  22. 「あなたじゃないといけない!」
  23. お世話をする側に立つから、お世話をされるようになる。
  24. 元気という燃料で、今日も明るく突っ走る。
  25. 説得させるために、まず自分が元気であるところを見てもらおう。
  26. 大事な話・お願い・説得ほど、直接会うのがベター。
  27. 説得は、午前10時前にしよう。
  28. 人の数が説得力に変わる。
  29. 相手の目を見ないと、説得ができない。
  30. 「見つめる」「にらむ」「凝視」は、敵対のサイン。

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