執筆者:水口貴博

食べることを楽しむ30の方法

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なぜたくさん食べても太らない人がいるのか。

なぜたくさん食べても太らない人がいるのか。 | 食べることを楽しむ30の方法

たくさん食べているのに太らない人がいます。

毎日3回の食事をがっつり食べています。

午後にはおやつも欠かさずぱくぱく食べています。

時には1日4食や5食になることも少なくありません。

にもかかわらず、まったく太っていなくて、それどころかスリムな体型の人がいるものです。

たくさん食べても太らない人を「体質の問題」で片付けていませんか。

ここが大切なポイントです。

もちろん大食いタレントのように、特異な体質を持っている人もいるでしょう。

褐色脂肪細胞が発達した人の場合、基礎代謝量が通常より高いため、太りにくいことが判明しています。

また、胃腸の動きや構造が特異のため、結果として太らない体質に関係しているケースもあります。

もともと太りにくい体質を持つ人がいるのも事実です。

しかし、それはあくまで一部の人に限った話です。

まれなケースであり、人口割合では極めて少数です。

一部の例外を除けば、やはりたくさん食べれば、普通は太ります。

たくさん食べても太らないことを「体質の問題」という一言で片付けないことです。

それを言ったら進歩がありません。

「あの人は特別なんだ」を言ったらおしまいです。

では、なぜ特異な体質でもないのに、たくさん食べても太らないのか。

それは、見えないところで運動に励んでいるからです。

必ずその人は、見えないところで運動に励んでいる

その人は、必ず見えないところで運動に励んでいます。

あなたが知らないだけです。

その人が運動しているところを見ていないだけです。

職場や学校では普通の様子に見えても、それ以外の場所では運動で汗を流しているはずです。

筋トレに励んだりランニングを頑張ったりです。

日頃から運動の習慣があれば、たくさん食べても太りません。

たくさん食べても太らないということは、それだけたくさん運動をしている可能性があります。

たくさん食べてカロリーを摂取しても、しっかり体を動かしてカロリーを消費していれば、バランスが整います。

見えないところで運動をして、カロリーを消費しているから太らないだけです。

「特に何もしていないよ」という返事が返ってきても、うのみにしないこと

たくさん食べても太らない相手がいると「何か特別なことをしているの?」と聞くことがあるでしょう。

「特に何もしていないよ」という返事が返ってきても、うのみにしないことです。

その人は普段から運動が習慣になっていて、特別なことだと思っていないだけです。

普段から歩くのが好きで「散歩が趣味」というケースもあるでしょう。

ひとたび習慣になれば、自然と体を動かすことになります。

激しい運動ですら、習慣になれば普通のことになります。

そのため「特に何もしていない」という返事になるのです。

「羨ましい」の一言で終わらせない

たくさん食べても太らない人を見て「羨ましい」の一言で終わらせないことです。

羨ましがるだけでは進歩がありません。

相手の見えない努力を察してください。

「見えないところで運動を心がけているのだろう」とわかれば、その努力と向上心を見習うことです。

筋トレをして、筋肉をつけ、基礎代謝を上げましょう。

ウォーキングやランニングをして、有酸素運動を心がけましょう。

運動を続けるコツは「頑張ること」より「楽しむこと」です。

運動の習慣を身につければ、あなたも「たくさん食べても太らない人」になれます。

食べることを楽しむ方法(14)
  • たくさん食べても太らない人を「体質の問題」で片付けない。
  • その人が、見えないところで心がけている運動習慣を見習う。
「味音痴」と思ったら、濃い味付けをやめてみる。

食べることを楽しむ30の方法

  1. 食欲が湧いたから食べるのではない。
    食べるから食欲が湧く。
  2. おいしいものを食べた人が幸せになるのではない。
    おいしく味わった人が幸せになる。
  3. 忙しくて外食できないときは、生活の中に組み込めばいい。
  4. 食べたいものから食べよう。
    後回しにしていると、ろくなことにならない。
  5. なぜ「おいしそう」と思うだけで、おいしく感じやすくなるのか。
  6. 高級なものが贅沢な食事とは限らない。
    贅沢は「値段」ではなく「満足感」で決まる。
  7. 料理の写真を撮る人は多くても、食べている写真を撮る人は少ない。
  8. 食事をいただくときは、まず外観を楽しもう。
  9. たくさん食を楽しみたいなら、たくさん体を動かすこと。
  10. 「ご飯少なめ」は恥ずかしいことなのか。
  11. 小食にコンプレックスを持つ必要はない。
  12. 歯を大切にしてしすぎることはない。
    おいしく食事を楽しめるのは、健康な歯があってこそ。
  13. 甘いものに興味がないふりをしないでください。
  14. なぜたくさん食べても太らない人がいるのか。
  15. 「味音痴」と思ったら、濃い味付けをやめてみる。
  16. お箸の正しい持ち方ができていますか。
  17. 組み合わせの数だけ、食の楽しみもある。
  18. あなたは食のレポーター。
    コメントしながら食べてみよう。
  19. 食事中のときくらい、カロリーのことは忘れてください。
  20. 食事を取らないことが、ミスを増やす原因。
    きちんと食事を取るだけで、ミスが大幅に減る。
  21. 食事中にため息をつくのは、マナー違反。
  22. 飲食店や高級レストランに詳しくないからといって、焦る必要はない。
  23. うっかりまずいものを口にしたとき、飲み込むか吐き出すか。
    それが問題だ。
  24. 便秘になっていると、スムーズに食を楽しめない。
  25. 食べることで、楽しめるようになる。
  26. 苦手な食べ物も、本気でおいしいと思い込んで食べてみよう。
    奇跡が起こるかもしれない。
  27. デスクで食事を取る際、ちょっと華やかな雰囲気を演出する工夫とは。
  28. 食後の余韻を長持ちさせるコツは「思い出すこと」にある。
  29. その食べ物は、あなたに食べてもらうのを待っている。
    だからあなたは、それを食べる。
  30. 私たちは「空腹感との出会いと別れ」を繰り返している。

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