執筆者:水口貴博

逃げ癖を直す30の方法

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記録をつける習慣は、逃げ癖の改善につながる。

記録をつける習慣は、逃げ癖の改善につながる。 | 逃げ癖を直す30の方法

逃げ癖の改善に役立つのが、記録をつける習慣です。

「記録をつけるなんて面倒くさい」

そう思う人も多いのではないでしょうか。

たしかにわざわざ記録をつけなくても普通に仕事ができるでしょう。

仕事も勉強もスポーツも、あくまで取り組むことが重要です。

きちんと取り組んで、前に進めることができていれば、まったく問題ありません。

しかし、努力の結果が自分でわからないと、曖昧な状況に悩まされることがあります。

人の記憶は曖昧です。

努力をしたつもりでも、しばらく時間が経てば忘れてしまいます。

進んでいるような感覚が得られないと、途中で諦めやすくなります。

いつの間にか逃げ癖につながっていることが少なくありません。

逃げ癖を直したいなら、記録をつけるようにしましょう。

仕事の結果や進捗しんちょく状況を、アナログでもデジタルでもいいので記録するだけです。

文字でも数字でもいいので、何らかの記録をつけることが大切です。

記録をつけることは、足跡を残すことと同じです。

「歩んできた道のり」「努力の結果」が目に見えるようになります。

つまり、努力の視覚化が可能になるのです。

記録を振り返るたびに「これだけ前に進んだ、頑張った、成長した」と実感が湧き、達成感が得られます。

さらなる達成感を得るために「もっと頑張りたい」「もっと進めたい」という気持ちになります。

前向きなモチベーションが生まれたときには、すでに逃げ癖は消えているはずです。

たとえば、勉強であれば「勉強時間」「解いた問題数」などを記録するといいでしょう。

もちろん勉強時間や問題数も、学力と比例するわけではありませんが、少なくともモチベーションは高まるでしょう。

記事を書く仕事なら「文字数」「記事数」を記録するといいでしょう。

記録をつけるたびに達成感が得られ、自分の努力が誇らしくなるでしょう。

スポーツであれば「練習時間」「練習量」を記録します。

水泳なら泳いだ距離であり、ランニングなら走った距離です。

筋トレなら「ダンベルの重さ」「持ち上げた回数」です。

できるだけ数字として記録するのがポイントです。

数字にすることで、具体性と客観性が増して、達成感が得やすくなります。

記録に残すことは、ゲーム感覚を取り入れることに相当します。

1時間や1キロメートルを1ポイントとして、スコア形式にするのも面白い工夫です。

経験値が上がっていくような快感が得られ、もっと頑張りたくなります。

客観的に努力が確認できるようになることで、やりがいが生まれ、逃げ癖がなくなっていくのです。

気が向いたときに記録をつけるのではなく、きちんと習慣にしておくことが大切です。

記録をつけるのに手間暇がかかって面倒くさく感じても、それを上回るメリットがあります。

仕事でも勉強でもスポーツでも、具体的な記録をつけましょう。

記録をつける習慣は、逃げ癖の改善につながるのです。

逃げ癖を直す方法(5)
  • 記録をつけて、努力を視覚化させる。
逃げ癖は、すぐ直さなくていい。
少しずつ直していけばいい。

逃げ癖を直す30の方法

  1. 逃げ癖がついているなら、逃げない癖をつけることもできるはずだ。
  2. なぜ逃げ癖は悪いのか。
    逃げ癖の悪影響とは何か。
  3. 逃げ癖が出やすい場面を把握しておこう。
  4. 仕事リストを作成するだけで、逃げ癖の改善に一歩近づける。
  5. 記録をつける習慣は、逃げ癖の改善につながる。
  6. 逃げ癖は、すぐ直さなくていい。
    少しずつ直していけばいい。
  7. 目標を作ると、逃げ癖が半減する。
  8. 目標に期限を作ると、逃げ癖が直る。
  9. 高い目標は、低くしよう。
    大きな課題は、小さく分けよう。
  10. 悪いほうに考えない。
    何事も良いほうに考える癖をつけよう。
  11. マイナス面を見ているから、逃げたくなる。
    プラス面を見れば、追いかけたくなる。
  12. 自ら逃げ道を断つことで、逃げられなくする。
  13. 逃げたときのリスクやデメリットを考えると、逃げ癖を抑制できる。
  14. やる気や元気がなくても取りかかる癖をつければ、逃げ癖が直るのは時間の問題。
  15. 慎重になっても、なりすぎないこと。
    逃げ癖があるからこそ、早く取りかかろう。
  16. 決意表明をしておけば、逃げたくても逃げられなくなる。
  17. 逃げ癖と生活習慣には、深いつながりがある。
  18. 逃げたくなるのは、意志やメンタルが弱いせいとは限らない。
    本当の原因を探ってみる。
  19. 「逃げたら負け」という言葉で、自分を奮い立たせよう。
  20. できなかったところをばかり見ていると、逃げたくなる。
    できたところを見ていると、もっと頑張りたくなる。
  21. 嫌いなことは、逃げたくなるのが自然の摂理。
    好きなことは、追いかけたくなるのが自然の摂理。
  22. 逃げたい気持ちは、ためるものではなく、吐き出すもの。
  23. 憧れのキャラクターと自分とを重ね合わせよう。
    逃げないで立ち向かう力がみなぎってくる。
  24. 「身銭を切った」という経済的な痛みが、逃げ癖の抑止力になる。
  25. 正当な言い訳はOK。
    余計な言い訳はNG。
  26. 逃げるべき場面では、素直に逃げよう。
  27. 逃げずに頑張り抜くことで、喜ぶ人たちをイメージしよう。
  28. 逃げるくらいなら、弱音を吐いてでも誰かに手伝ってもらったほうがいい。
  29. 強い願望こそ、逃げ癖を直す最高のメソッド。
  30. あなたは自分を誤解している。
    本当は逃げ癖なんてない。

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