執筆者:水口貴博

強く生きる30の言葉

15

「嫌われたくない」と思うから、苦しくなる。「嫌われてもいい」と思えば、楽になる。

「嫌われたくない」と思うから、苦しくなる。「嫌われてもいい」と思えば、楽になる。 | 強く生きる30の言葉

「嫌われたくない」

ほとんどの人が持つ気持ちでしょう。

できるだけ人に嫌われるのを避けつつ、できるだけ多くの人から好かれたいと思うはずです。

相手に嫌われると、自分の存在価値を否定されたように感じます。

ストレスを感じ、気持ちが落ち込みます。

誰でも自分の存在価値を否定されるのは嫌です。

相手を不快にさせるようなことは避けようとするでしょう。

もちろん不快を与えない言動は大切です。

人間関係ではマナーが欠かせません。

言葉や態度に注意することで、できるだけ余計な摩擦を抑えることができます。

良好な人間関係を実現するにも、できるだけ配慮や気遣いといったマナーを心がけることが大切です。

嫌われないようにするために、自分なりにできることはしておいたほうがいいでしょう。

しかし、嫌われたくない気持ちにも限度があります。

「嫌われたくない」と思うと、いつも相手の顔色をうかがわなければいけません。

これは大きなストレスが伴います。

「不快を与えていないだろうか」

「相手に嫌われていないだろうか」

「自分はどう思われているだろうか」

常に不安や恐怖を感じることになるため、なかなか落ち着けず、そわそわします。

配慮が大切とはいえ、嫌われたくない気持ちがエスカレートすると、過剰なストレスが発生します。

ましてや、すべての人の価値観に合わせるのは困難です。

世の中には多種多様な人が存在します。

特定の人の価値観に合わせることはできても、すべての人の価値観に合わせるのは難しい。

いろいろな人の都合に合わせると、身も心も振り回され、八方美人になってしまいます。

度が過ぎると、自分らしさが出せなくなり、つらくなります。

誰にも嫌われたくないという気持ちは素晴らしいですが、現実として不可能です。

「嫌われたくない」と思うから、苦しくなるのです。

「嫌われたくない」という気持ちから解放されましょう。

むしろ逆を考えるのです。

それが「嫌われてもいい」という考え方です。

自分と合う人もいれば、合わない人もいます。

中にはあなたに反抗心や嫌悪感を持つ人がいるでしょう。

それは、珍しいことではなく、よくあることです。

「嫌われてもいい」と思えば、あなたを嫌う人がいても「仕方ない」と割り切れるようになります。

前向きに開き直ってしまいましょう。

「私を嫌いになりたいなら、どうぞ嫌いになってください」と思えばいい。

どうしても価値観の合わない人とは、最低限の接触で済ませればいいこと。

仕事の都合で接しないといけないなら、最低限のやりとりで済ませばいいこと。

挨拶・笑顔・マナーさえ心がけていれば、大きなトラブルに発展することはありません。

「自分を嫌っている人もいる」という現実を肯定したほうが、かえって気持ちが楽になります。

ストレスが増えそうに思えますが、開き直ると、相手の顔色をうかがわずに済むので楽になります。

自分のやりたいようにやれるので、自分らしく生きることができるようになります。

わざわざ嫌われている人に迎合する必要もありません。

自分と合う人とだけ、仲良くなればOKです。

「嫌われてもいい」と思えば、楽になるのです。

強く生きる言葉(15)
  • 「嫌われたくない」から「嫌われてもいい」という生き方・考え方にスイッチする。
自分を信じる人は、いざというときに強い。

強く生きる30の言葉

  1. よく笑われた人が、一番出世する。
  2. 新人の気持ちは、常に持ち続けなければいけない。
  3. 能力は、最初からあるものではない。
    鍛えて身につけていくもの。
  4. 義務感でしていることは、長続きしない。
    使命感でしていることは、ずっと続く。
  5. 調子が悪くても、落ち込まない。
    調子がよくても、思い上がらない。
  6. 仕事をしないと、調子も出ない。
    調子は、仕事をしながら少しずつ出していくもの。
  7. 笑って話す行為には、負の記憶を昇華させる力がある。
  8. 体の傷は、消したくても、一生残る。
    心の傷は、諦めなければ、いつか消える。
  9. 雑草は、単なる草ではない。
    生命力を教える教科書。
  10. 夢は、行動することでのみ、叶えることができる。
  11. 本当に個性のある人は「人と違うように見られたい」と考えない。
  12. かまってもらおうとすると嫌われる。
    かまってあげようとすると好かれる。
  13. 自信がない人ほど、威張る。
    自信がある人ほど、威張らせる。
  14. 無理をしても、翌日の調子が悪くなるだけ。
    無理をしないマイペースが、一番結果を出せる。
  15. 「嫌われたくない」と思うから、苦しくなる。
    「嫌われてもいい」と思えば、楽になる。
  16. 自分を信じる人は、いざというときに強い。
  17. 怖いのは初めの1歩だけ。
  18. 叱られるのは幸せなこと。
    期待されている証拠だから。
  19. エリートコースは、レールの上ばかりではない。
    レールから外れたエリートコースもある。
  20. 怒鳴りたくなったら、上を向いて深呼吸しよう。
  21. 丁寧なお金の受け渡しは、金銭感覚を養う基本。
  22. 自分の影は、もう1人の自分。
    いらいらしたら、地面に映った自分の影を見つめよう。
  23. スポーツをしている人はぼけない。
    スポーツを見てばかりの人がぼける。
  24. 明るい1日は、誰かを褒めることから始めよう。
  25. 働いて疲れたら、素直に休もう。
    働いて元気でも、素直に休もう。
  26. 価値観や考え方が、変わることもあっていい。
    主張や信念が変わることもあっていい。
  27. 主役も素晴らしいが、脇役も素晴らしい。
    引っ張るのが才能なら、陰で支えるのも才能。
  28. 立派な社会人になる必要はない。
    普通の社会人で十分素晴らしい。
  29. 「話せばわかる」ではなく「会って話せばわかる」。
  30. 強い心は大切。
    柔らかい心はもっと大切。

同じカテゴリーの作品

プラス思考」の人気記事

1
プラス思考
ポジティブになれない原因は、行動しないから。
ポジティブ思考になる30の方法
2
プラス思考
ネガティブな人は、複雑に考える。
ポジティブな人は、シンプルに考える。
ポジティブ思考になる30の方法
3
プラス思考
気持ちはなくていいから、とにかく癖にしてしまう。
ポジティブ思考になる30の方法
4
プラス思考
「どうせできない」はネガティブになるおまじない。
「何とかなる」はポジティブになるおまじない。
ポジティブ思考になる30の方法
5
プラス思考
嫌なことがあったときは、意味のあることと考える。
明るい性格になる30の方法
6
プラス思考
足りないのは、自分を褒める習慣。
暗い気持ちがぱっと明るくなる30の方法
7
プラス思考
相手を変えようとすると、うまくいかない。
自分を変えようとすると、うまくいく。
ポジティブ思考になる30の方法
8
プラス思考
「積極的な人間関係」でポジティブになる。
ポジティブ思考になる30の方法
9
プラス思考
「明るい人」になりたければ「行動する人」になればいい。
明るい性格になる30の方法
10
プラス思考
すべてうまくいかないときは、神様からの「休憩しろ」というメッセージ。
暗い気持ちがぱっと明るくなる30の方法

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION