執筆者:水口貴博

先入観をなくす30の方法

20

「先入観をなくそう」と意識するのではない。「物事を正しく理解しよう」と意識しよう。

「先入観をなくそう」と意識するのではない。「物事を正しく理解しよう」と意識しよう。 | 先入観をなくす30の方法

先入観をなくすには、意識が大切です。

先入観をなくそうとするとき、どんな意識を心がけますか。

普通に考えると「先入観をなくしたい」と意識することが多いのではないでしょうか。

もちろん当然の意識であり、間違ってもいません。

しかし、ここが落とし穴です。

「先入観をなくそう」と思うだけで先入観がなくなるなら、誰も苦労しません。

思うように先入観・偏見・固定観念がなくならないから、私たちは苦悩しています。

実のところ「先入観をなくそう」という意識では、効果が不十分です。

そもそも先入観は、自分で気づきにくい性質があります。

認識がゆがんでいても、自分が正しいと思い込んでいるため、気づきたくても気づきにくい。

鋭い人や慎重な人なら気づけるかもしれませんが、そうでないなら難しいはずです。

気づけなければ、なくしようもありません。

「先入観をなくそう」という意識は、ベストと言い切れないのです。

では、どんな意識を心がけるべきか。

「先入観をなくそう」と意識するのではありません。

「物事を正しく理解しよう」と意識するのです。

物事を正しく理解しようと意識すると、公平・中立的な立場から物事を見ようとする姿勢になります。

物事の見方が主観から客観に切り替わるため、より正しい現実を把握しやすくなります。

自分の考えが偏っていたり固定的な観念があったりすれば「おかしいな」と感じるでしょう。

結果として、先入観をなくしていくことにつながるのです。

この意識は、先入観だけでなく、偏見や固定観念をなくしたいときにも有効です。

「先入観をなくそう」ではなく「物事を正しく理解しよう」と意識しましょう。

「物事を正しく理解しよう」と意識することは「先入観・偏見・固定観念をなくそう」と同じ意味になるのです。

先入観をなくす方法(20)
  • 「先入観をなくそう」ではなく「物事を正しく理解しよう」と意識する。
先入観が出てきそうでも、何も考えない。
徹底的に「無」を意識する。

先入観をなくす30の方法

  1. 先入観をなくすことは、人生の可能性を切り開く力になる。
  2. 先入観をなくすには、疑問を持つことから始まる。
  3. 先入観・偏見・固定観念の違いとは。
  4. 知識が問題なのではない。
    偏った知識が問題。
  5. たくさん本を読んで、幅広く知識を吸収する。
  6. 情報源が偏ると、知識も偏る。
  7. 「先入観はすべて悪い」と考えるのも、先入観。
  8. 「自分は正しい」と思い始めたら、失敗の始まり。
  9. 反発心や嫌悪感のあることこそ、学びの対象。
  10. 嫌いな人の良いところを見つけて、褒めてみよう。
  11. 価値観の違う人は、先入観をなくす助っ人。
  12. 相手の意見は何であれ、まず受け入れよう。
  13. 外国人の友人を作ることは、新しい自分と出会うことになる。
  14. 交友関係が広がるにつれて、あなたの見識や世界観も広がっていく。
  15. 実際に経験することで、先入観を解消できる。
  16. アルバイトを始めて、提供する側を経験してみる。
  17. ドキュメンタリー番組のストレートな内容は、正しい現実を知るのに役立つ。
  18. 一部で全部を決め付ける癖があると、現実を正しく認識できなくなる。
  19. 「すべき」「しなければならない」と思うところに、先入観が隠れている。
  20. 「先入観をなくそう」と意識するのではない。
    「物事を正しく理解しよう」と意識しよう。
  21. 先入観が出てきそうでも、何も考えない。
    徹底的に「無」を意識する。
  22. ネガティブ思考ほど、先入観をなくす邪魔になるものはない。
  23. アウトプットは、先入観に気づき、改善するチャンス。
  24. 練習だけで、先入観はなくせない。
  25. 過去のものを捨てることで、先入観をなくす。
  26. 裁判の傍聴をしてみよう。
  27. 恋愛をして、とことん人を好きになってみる。
  28. 海外旅行や海外生活は、あなたを変える出会いがたくさん待っている。
  29. 先入観のない人が素晴らしいのではない。
    先入観をなくしていこうとする人が素晴らしいのだ。
  30. あなたが先入観を持つことがあるように、あなたが先入観を持たれたときも、腹を立てないこと。

同じカテゴリーの作品

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION